当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
特記すべき事項はありません。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(2017年9月1日~2018年2月28日)の連結業績は、売上収益が1兆1,867億円(前年同期比16.6%増)、営業利益が1,704億円(同30.5%増)と、増収増益になりました。売上総利益率は前年同期比で0.7ポイント改善し、売上販管費比率は同1.9ポイント改善しました。その結果、売上高営業利益率は1.6ポイント改善し、14.4パーセントとなりました。その他収益費用には、為替差損17億円、減損損失99億円を計上しています。2月末の為替レートが期初に比べて円高になったことから、金融損益はネットで52億円のマイナスとなっています。この結果、税引前四半期利益は1,651億円(同11.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,041億円(同7.1%増)となりました。セグメント別の業績としては、海外ユニクロ事業が大幅な増収増益となったのに加え、国内ユニクロ事業、ジーユー事業も増収増益を達成しました。グローバルブランド事業は増収減益の結果となっています。
当社グループは、「情報製造小売業」として世界No.1のアパレル小売企業となることを中期ビジョンに掲げ、なかでも海外ユニクロ事業、ジーユー事業の拡大に注力しています。各国において、ユニクロの出店を継続すると同時に、世界主要都市にグローバル旗艦店、大型店を出店し、ユニクロブランドの更なるグローバル化を図っています。海外ユニクロ事業では、グレーターチャイナ、東南アジア、韓国が事業の柱として成長ステージに突入しています。また、米国ユニクロ事業の赤字幅が大幅に縮小し、黒字化に向けて着実に前進しています。ジーユー事業は、国内市場の出店に加え、グレーターチャイナを中心とした海外市場での事業の拡大も図っていきます。
なお、ジーユー事業は従来グローバルブランド事業に含まれていましたが、連結業績に与える影響が大きくなったことから、第1四半期連結会計期間より独立した報告セグメントとして開示しています。また、前四半期連結累計期間との比較については、変更後の報告セグメントに基づいています。
[国内ユニクロ事業]
国内ユニクロ事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は4,936億円(前年同期比8.5%増)、営業利益は887億円(同29.0%増)と、増収増益になりました。Eコマース販売を含む既存店売上高は同8.4%増でした。Eコマースの売上は同31.6%の増収で、売上構成比は7.5%へと上昇しています。
例年以上の寒さにより、ヒートテック、ダウン、フリース、スウェット、暖パンといった防寒衣料の販売が好調だったこと、また、生産・物流・販売が連動した精緻な販売計画を策定し、状況に応じて売れ筋商品の在庫をしっかり持ちつつ、動きの悪い商品は、早めの売価変更を行うなどタイムリーな修正が功を奏したことから、今期の秋冬商戦は好調な販売トレンドが継続しました。為替の社内レートの円安傾向が続いていることで、原価率の上昇は継続していますが、冬物商品の販売が好調だったことから、在庫処分による値引きロスが減少し、上期の値引率は前年同期比で大幅に改善しました。その結果、売上総利益率は、前年同期比で0.8ポイント改善しました。売上高販管費率は、特に物流費、広告宣伝費の大幅な削減が寄与し、同1.9ポイント改善しました。
[海外ユニクロ事業]
海外ユニクロ事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は5,074億円(前年同期比29.2%増)、営業利益は807億円(同65.6%増)と、大幅な増収増益を達成しました。商品構成の見直し、数値計画の精度の向上、値引きに頼らない商売への転換といった経営改革がグローバルで進んだことにより、売上高営業利益率は15.9%と、同3.5ポイント改善しました。地域別では、全エリアで計画を上回る業績を達成し、特に北米、グレーターチャイナ、韓国で収益性が改善しました。グレーターチャイナ、韓国はヒートテック、ダウンといった冬物商品の販売が好調で、大幅な増収増益となりました。東南アジア・オセアニアも引き続き業績が好調に推移しました。夏物商品が好調だったことに加え、トラベル需要を捉えた冬物商品の販売も堅調に推移し、大幅な増収増益となりました。また、米国は地域別での商品構成の見直し、販売計画の精度の改善によりコア商品の販売が拡大したことから、赤字幅が大幅に縮小しました。欧州も好調なロシア、フランス、英国を中心に欧州全体で既存店売上高は増収となり、大幅な増益となりました。2017年9月に初出店したスペインは11月に2店舗目をオープンし、好調なスタートとなっています。
[ジーユー事業]
ジーユー事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は1,058億円(前年同期比8.3%増)、営業利益は91億円(同23.3%増)と、増収増益になりました。防寒衣料のアイテム数が少なく、実需を取り込めなかったことにより、既存店売上高は、若干の減収となりましたが、出店により、期末の店舗数が前年同期比で26店舗純増となったことから、上期の売上収益は同8.3%の増収となりました。また、収益面では、売上総利益率が改善したことから、営業利益は増益となりました。
[グローバルブランド事業]
グローバルブランド事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は784億円(前年同期比11.4%増)、営業利益は56億円の赤字と、増収減益になりました。コントワー・デ・コトニエ事業に関わる減損損失を77億円、セオリー事業傘下のヘルムートラングブランドに関わる減損損失10億円を計上したため、営業利益は赤字となっています。セオリー事業では、セオリーブランドとPLST(プラステ)ブランドの売上が好調に推移し、上記の減損を除いた営業利益は増益となっています。プリンセス タム・タム事業は赤字が継続、J Brand事業は赤字が縮小しています。
[サステナビリティ(持続可能性)]
当社グループの事業活動が拡大し、グローバル化している中、長期的な視点から、地球環境や社会のサステナビリティ(持続可能性)の実現を前提とするビジネスを推進してまいります。当社グループのサステナビリティに向けた取り組みは、「サプライチェーン」「商品」「店舗とコミュニティ」「従業員」の4つの重点領域で構成しています。
2017年12月、サプライチェーンの透明性を高め、適正な労働環境の実現と人権問題に一層の責任を果たしていく目的で、ユニクロの主要取引先工場リストの公開に引き続き、ジーユーの主要取引先工場リストを公開いたしま
した。
2018年1月、「サステナビリティレポート2018」を発行いたしました。当社が優先課題として特定した、上述の4つの重点領域について、2017年8月期の活動報告や改善に向けた取り組みを特集しています。
当社は以前より、商品原料である綿花の栽培に必要な水資源の効率的な利用や農薬や肥料など化学物質の使用による環境負荷の軽減、また、児童労働や強制労働のもとに生産されたコットンが使われることがないよう、様々な取り組みを強化して参りました。この流れの中で2018年1月、当社はサステナブルなコットンの生産を目指す国際NGO「ベター・コットン・イニシアチブ(BCI)」に参加いたしました。WWF(世界自然保護基金)などのNGOや企業との協働によって創設されたBCIは、23カ国、160万人の綿農家を支援しています。
当社は今後とも、グローバル企業としての責任と義務を果たしながら、環境への負荷軽減につながる高品質な商品づくりを目指してまいります。
(2)財政状態の分析
資産は、前連結会計年度末に比べ2,330億円増加し、1兆6,215億円となりました。これは主として、現金及び現金同等物の増加1,648億円、その他の流動資産の増加594億円、繰延税金資産の増加153億円及び棚卸資産の減少201億円等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,602億円増加し、7,867億円となりました。これは主として、その他の短期金融負債の増加291億円、デリバティブ金融負債の増加387億円、その他の流動負債の増加1,716億円、買掛金及びその他の短期債務の減少688億円及び長期金融負債の減少307億円等によるものです。
資本は、前連結会計年度末に比べ727億円増加し、8,347億円となりました。これは主として、利益剰余金の増加863億円等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第2四半期連結会計期間末に比べ、2,787億円増加し、8,486億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による収入は、前第2四半期連結累計期間に比べ90億円増加し、2,202億円(前年同期比4.3%増)となりました。これは主として、税引前四半期利益1,651億円(前年同期比175億円増)、その他の負債の増加額1,761億円(前年同期比1,647億円増)、棚卸資産の減少額205億円(前年同期比240億円減)、その他の資産の
増加額658億円(前年同期比638億円減)及び仕入債務の減少額704億円(前年同期比830億円減)等によるもの
です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前第2四半期連結累計期間に比べ86億円増加し、251億円(前年同期比51.9%増)となりました。これは主として、定期預金の純増額15億円(前年同期比69億円増)、有形固定資産の取得による支出139億円(前年同期比34億円減)及び無形資産の取得による支出62億円(前年同期比13億円増)等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、前第2四半期連結累計期間に比べ32億円減少し、219億円(前年同期比12.8%減)となりました。これは主として、短期借入金の純増額5億円(前年同期比34億円減)等によるもの
です。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
① 国内子会社
該当事項はありません。
② 在外子会社
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会社名 |
設備内容 |
事業所名 |
所在地 |
完成年月 |
|
UNIQLO EUROPE LIMITED |
海外ユニクロ店舗 |
Paseo de Gracia 18 |
スペイン バルセロナ |
2017年9月 |
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UNIQLO CANADA INC. |
海外ユニクロ店舗 |
UNIQLO Metrotown |
カナダ バンクーバー |
2017年10月 |