第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国の関税政策や中国経済の先行き懸念、物価上昇の継続による個人消費の減速懸念等、先行きは不透明な状態が続いております。
 ホームセンター業界におきましては、依然として激しい競争環境の中、物価上昇を背景とした商品仕入れ価格の高騰、販売費及び一般管理費の増加等があり、厳しい経営環境が続いております。
 このような状況のもと、当社は、ホームセンター事業に参入してから、2025年で50周年を迎えることとなり、<「感謝」~これまでに感謝。これからに感謝~>を当事業年度のテーマに掲げました。地域のお客様やお取引先、株主様、従業員の皆様に感謝を伝える1年にしたいと考え、地域貢献事業や周年セール等を実施するとともに、これからも地域のお客様に支持していただける品揃えとサービスを提供できるよう、全従業員一丸となって取り組んでまいります。

以上の結果、当中間会計期間の営業収益は160億9千4百万円(前年同期比2.8%増)となりました。営業利益は5億2千3百万円(同22.7%増)、経常利益は5億3千万円(同17.0%増)、中間純利益は3億2千8百万円(同6.7%減少)となりました。

 

 なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。

[ホームセンター事業]

ホームセンター事業につきましては、売上高は概ね好調に推移し、増収となりました。セグメント利益につきましては、人件費等の増加がありましたが、売上総利益の増加でこれを吸収し、前年同期を上回る結果となりました。

この結果、売上高は156億7千4百万円(前年同期比2.3%増)、セグメント利益は3億1百万円(同8.8%増)となりました。

 

[不動産賃貸事業]

不動産賃貸事業につきましては、新たなテナント誘致を積極的に進めた結果、営業収入、セグメント利益とも増加となりました。営業収入は4億2千万円(前年同期比25.7%増)、セグメント利益は2億2千2百万円(同48.5%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

流動資産は、前事業年度末と比べ4億2千1百万円増加し、102億7千8百万円となりました。これは主に、売掛金及び契約資産が3億2千7百万円、棚卸資産が1億4千3百万円増加したこと等によります。

固定資産は、前事業年度末と比べ5千2百万円減少し、136億6百万円となりました。これは主に、投資有価証券が1億5千8百万円増加しましたが、差入保証金が1億4千9百万円、有形固定資産が主に減価償却により6千1百万円減少したこと等によります。

この結果、資産合計は、前事業年度末と比べて3億6千9百万円増加し、238億8千4百万円となりました。

(負債)

流動負債は、前事業年度末と比べ4億4百万円増加し、74億8千5百万円となりました。これは主に、短期借入金が2億円減少しましたが、買掛金が2億4千7百万円、未払法人税等が1億3千6百万円増加したこと等によります。

固定負債は、前事業年度末と比べ3億3千2百万円減少し、45億7千万円となりました。これは主に、長期借入金が3億2千1百万円減少したこと等によります。

この結果、負債合計は、前事業年度末と比べ7千2百万円増加し、120億5千5百万円となりました。

(純資産)

純資産合計は、前事業年度末と比べ2億9千6百万円増加し、118億2千8百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1億9百万円、その他有価証券評価差額金が1億3百万円増加したこと等によります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比べ7千6百万円減少し8億7千2百万円となりました。当中間会計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は、6億6千3百万円(前中間会計期間は、3億6千7百万円の獲得)となりました。これは主に、売上債権及び契約資産の増加額が3億2千7百万円、棚卸資産の増加額が1億4千3百万円ありましたが、税引前中間純利益が4億7千3百万円、減価償却費が2億2千4百万円あったこと等によります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、7千8百万円(前中間会計期間は、13億1千3百万円の使用)となりました。これは主に、差入保証金の回収による収入が9千7百万円ありましたが、有形固定資産の取得による支出が1億5千9百万円あったこと等によります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、6億6千1百万円(前中間会計期間は、9億4千1百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純減額が2億円、長期借入金の返済による支出が3億2千6百万円、配当金の支払額が2億1千8百万円あったこと等によります。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社の事業上及び財政上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の当社が会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は行われておりません。