第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

(事業全般の概況)

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、10月に入ってからGoToトラベルの対象地域に東京都が加わり、地域共通クーポンが発行されるようになって、盛り上がりを見せました。また、GoToイートのオンライン予約と、プレミアム付食事券は大好評となりました。しかし、一時沈静化していた、新型コロナウイルス感染症への警戒感は、11月下旬になって再増加し、GoToキャンペーンの見直しや、飲食店の一層の時短営業の要請もあって停滞しました。特に、忘年会をはじめとする宴会の需要はほぼなくなり、外食事業には大きな損失となりました。1月になると1都3県を対象に、新たな緊急事態宣言が発出され、対象地域は11都府県まで追加されるなど、非常に不透明な状況が続いております。

こうした状況において、当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)における当社グループ連結業績は、売上高1,174億41百万円(前年同期比10.2%減)、営業利益51百万円(前年同期比98.8%減)、経常利益13億21百万円(前年同期比69.1%減)となりました。また、当社の連結子会社であるチムニー㈱について、同感染症拡大等の外部環境の悪化を踏まえ、今後の計画を見直した結果、当初想定されていた収益が見込めなくなったため、当第3四半期連結累計期間において、同社に係るのれんの減損損失を64億2百万円計上したこと等により、合計で94億円の特別損失となりました。この結果、親会社株主に帰属する四半期純損失72億93百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益21億23百万円)となりました。

なお、こののれんの減損損失により、連結上の純資産は減少いたしますが、後述の通り、酒販事業における業績は良好であり、当社単体としての経営成績に及ぼす影響はございません。また、これにより、2022年3月期以降は、のれんの残償却期間である12年あまりに渡って、年間4億92百万円の償却負担がなくなります。

当第3四半期連結会計期間末において、酒販事業340店(前年同期比8店増)、外食事業809店(同168店減)、グループ合計店舗数1,149店(同160店減)を運営しています。

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

(酒販事業)

酒販事業における売上高は1,049億93百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は52億33百万円(同53.6%増)となりました。

本年度9月には、10月1日からのビール類新ジャンルの増税を前にして、仮需が生じました。10月はこの仮需の反動を受けましたが、前年度9月には、前年度10月1日の消費税増税前に酒類全般の仮需が生じていたため、前年度10月の反動よりも小さなものとなりました。

本年度初頭からの巣ごもり需要は、さらに定着が進みました。飲食店でしか楽しめなかったような本格的な商品が、家庭でも楽しまれるようになりました。家飲みにおけるプチ贅沢のニーズを満たすような、嗜好性の高い商品が求められるようになりました。こうした中で当社では、専門店としての品揃えの拡充に努めてきたことから、中価格帯の商品の販売強化につなげることができました。また、昨年末から「帰歳暮」と呼ばれ始めたギフト商品においても、お客様の要望にお応えできました。これらにより、当四半期においても大幅な増収増益となりました。

「ウィズコロナ」のフォーマットとして、インターネットで事前にご注文を承り、車でご来店していただいて、受け取りができる「やまやドライブ」を、全店舗に展開いたしました。今後もお客様のご意見を伺いながら、更なる改善に努めてまいります。

新規出店として、鶴岡大塚店(山形県)、古河店、日立滑川店(茨城県)、香芝五位堂店(奈良県)、三田対中店、伊丹瑞穂店(兵庫県)、福山木之庄店(広島県)の7店を開店しました。これにより、2020年12月末における酒販事業の総店舗数は340店(前年同期比8店増)となりました。

 

 

(外食事業)

外食事業における売上高は129億66百万円(前年同期比65.7%減)、営業損失は51億91百万円(前年同期は営業利益7億57百万円)となりました。

外食事業では、10月にはGoToイート事業の影響もあって、客数が回復しつつありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う外出自粛や、自治体からの度重なる営業時間短縮要請から、忘年会をはじめとする宴会の需要が消失し、極めて厳しい状況となりました。

こうした状況の中で、お客様の行動パターンの変化への対応として、従来の居酒屋スタイルから食事を中心とした業態の開発を進めております。「ウィズコロナ」のフォーマットとして、「焼肉 牛星」、「大衆食堂 安べゑ」、「和食旬菜 海鮮料理 はなの屋」といった業態の展開は順調に進捗しており、引き続き業績の回復を図ってまいります。

2020年12月末の飲食直営店は、428店(前年同期比99店減)、飲食FC店は、381店(同69店減)となり、飲食店の総店舗数は、809店(同168店減)となりました。

 

(2)財政状態

 

(資産)

総資産は、前連結会計年度末と比べて6億7百万円(△1.0%)減少し627億13百万円となりました。

流動資産は、現金及び預金が54億17百万円増加し、売掛金が21億82百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末と比べて84億26百万円(29.2%)増加し373億15百万円となりました。

固定資産は、のれんが主に減損により69億9百万円減少し、繰延税金資産が10億55百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べて90億33百万円(△26.2%)減少し253億98百万円となりました。

 

(負債)

総負債は、前連結会計年度末と比べて100億18百万円(37.6%)増加し366億79百万円となりました。

流動負債は、買掛金が55億37百万円増加し、短期借入金が33億50百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末と比べて96億63百万円(44.0%)増加し316億14百万円となりました。

固定負債は、前連結会計年度末と比べて3億55百万円(7.5%)増加し50億65百万円となりました。

 

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末と比べて106億25百万円(△29.0%)減少し260億34百万円となりました。

この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の50.4%から38.9%となりました。

 

(3)重要な会計方針及び見積り

当第3四半期連結累計期間において、新たな重要な会計方針の発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した重要な会計方針についての重要な変更はありません。また、重要な見積りについては、「第4 経理の状況、1 四半期連結財務諸表等 注記事項 追加情報」に記載されているとおりであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。