(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策等の効果もあって、弱さがみられるものの景気の緩やかな回復基調が続いております。個人消費につきましては、消費者マインドに足踏みがみられるなか、おおむね横ばいとなっております。
一方、海外では、中国を始めとする新興国や資源国等の景気減速に加え、英国のEU離脱などもあって先行きの不確実性が高まっており、一層の円高の進行等による国内景気への影響が懸念されております。
家電販売市場につきましては、エアコン、冷蔵庫、洗濯機が前年をやや上回って推移する一方、デジタルカメラやPC本体は厳しい状況が続き、市場全体では前年を下回って推移しております。
携帯電話等販売市場につきましては、総務省からの「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」等の影響による移動体通信キャリアの販売戦略の変化や、端末の性能・品質の向上に伴う買い替えサイクルの長期化による販売台数の減少がみられる一方、MVNOの増加や格安スマートフォンの普及拡大等があり、市場全体では前年をやや下回る程度で推移しております。
このような状況下におきまして、当社グループは「デジタル一番星」、「お客様満足度No.1」を常に追求し、その実現のために「選びやすい売場」及び「お客様の立場に立った接客」を心がけ、コンサルティングセールスのレベルアップやお客様のニーズに合致したサービスの充実に取り組んでまいりました。
デジタル家電専門店運営事業では、変化するお客様のライフスタイルに応えるため、勉強会や研修をとおして知識・経験の共有及び深化を図り、コンサルティングセールスのレベルアップやお客様のニーズに合致した新しい商品・サービスの充実に取り組んでおります。
キャリアショップ運営事業では、当社グループにおける経営方針の共有、教育・研修の推進をとおして、グループとしての一体感を醸成するとともに一層の店舗品質の向上に努めております。
店舗展開につきましては、デジタル家電専門店運営事業では、スクラップアンドビルドを含め、デジタル家電専門店9店舗を新規出店、2店舗を閉店し141店舗となり、通信専門店を合わせて158店舗となりました。
キャリアショップ運営事業では、直営店・FC店を合わせて、スクラップアンドビルドを含め、5店舗を新規出店・新規獲得し、3店舗を閉店・休業したため、622店舗となりました。
以上の結果、当第1四半期連結会計期間末における店舗数は、次のとおりとなりました。
運営店舗の状況
区分 | 直営店 | FC店 | 計 | |
デジタル家電専門店運営事業 | 158店舗 | - | 158店舗 | |
| デジタル家電専門店 | 141店舗 | - | 141店舗 |
| 通信専門店 | 17店舗 | - | 17店舗 |
キャリアショップ運営事業 | 388店舗 | 234店舗 | 622店舗 | |
| キャリアショップ | 383店舗 | 234店舗 | 617店舗 |
その他 | 5店舗 | - | 5店舗 | |
合計 | 546店舗 | 234店舗 | 780店舗 | |
(注)海外子会社の運営する直営店1店舗は含んでおりません。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は962億12百万円(前年同四半期比97.3%)、営業利益は13億70百万円(前年同四半期比89.0%)、経常利益は15億99百万円(前年同四半期比96.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億8百万円(前年同四半期比65.3%)となりました。
また、当社グループの経営指標として重要視しておりますEBITDA(※)は、38億6百万円(前年同四半期比96.9%)となりました。
(※)EBITDA=経常利益+支払利息+減価償却費+のれん償却額
のれん償却前四半期純利益=親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額+契約関連無形資産償却額
セグメントの業績は次のとおりであります。
(デジタル家電専門店運営事業)
デジタル家電専門店運営事業は、エアコン及び4K対応テレビが好調に推移し、調理家電や理美容家電も堅調に推移しました。
また、当社の得意とするコンサルティングセールスが、「質」を求めるお客様のニーズと相まって新商品および白物家電の比率が向上し、売上総利益が伸長しました。
この結果、売上高は419億36百万円(前年同四半期比102.7%)、セグメント利益は11億26百万円(前年同四半期比112.8%)、のれん償却前セグメント利益は11億27百万円(前年同四半期比112.9%)となりました。
(キャリアショップ運営事業)
キャリアショップ運営事業は、将来を見据えた「質」への移行の対応として、人材育成への投資として教育・研修等を充実させることにより、価格から価値、モノからコトへの提案力を高め携帯電話の販売台数の減少に対応してまいりました。
この結果、売上高は540億52百万円(前年同四半期比93.5%)、セグメント利益は4億17百万円(前年同四半期比71.6%)、のれん償却前セグメント利益は18億71百万円(前年同四半期比91.3%)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、151億29百万円(前年同四半期は139億38百万円)となりました。
各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は33億23百万円(前年同四半期比60.4%)となりました。
これは主に、仕入債務の減少額148億12百万円及び法人税等の支払額40億3百万円等があったものの、売上債権の減少額200億12百万円、減価償却費16億76百万円及び税金等調整前四半期純利益15億80百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は18億73百万円(前年同四半期比55.5%)となりました。
これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出15億17百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は9億33百万円(前年同四半期比66.8%)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出13億90百万円等があったものの、短期借入金の純増額27億90百万円等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題の重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、新規出店計画等を見据え、また、よりお客様の立場に立ったコンサルティングセールスを行っていくために新卒採用を積極的に行いました。
そのため、臨時雇用者数(契約社員、パートタイマーを含む。)が480名減少し3,147名となったものの、正社員が471名増加し5,125名となりました。
なお、従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は当第1四半期連結累計期間の平均人員であります。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画に著しい変更はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①資金需要
当社グループの資金需要のうち主なものは、仕入債務の支払いによる運転資金及び新規出店のための設備投資資金であります。
②契約債務
平成28年6月末現在の契約債務の概要は次のとおりであります。
区分 | 合計 | 年度別要支払額 | ||||
1年以内 | 1年超 | 2年超 | 3年超 | 4年超 | ||
短期借入金 | 4,350 | 4,350 | ― | ― | ― | ― |
1年内返済予定の長期借入金 | 9,696 | 9,696 | ― | ― | ― | ― |
長期借入金(1年内返済予定のものを除く) | 71,637 | ― | 8,713 | 7,505 | 6,230 | 49,189 |
③財務政策
当社グループは現在、運転資金及び設備投資資金については、自己資金及び金融機関からの借入金により資金調達することとしております。
また、当社グループは、運転資金の機動的かつ安定的な調達を可能にするため、主要取引金融機関と総額31,000百万円の当座貸越契約及び貸出コミットメントライン契約を締結しております。