第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクは次のとおりです。

 

(財務制限条項への抵触の見込みについて)

2019年8月期第3四半期連結累計期間の業績不振を理由として、当社が複数の金融機関と締結しているシンジケートローン契約等に規定する財務制限条項に抵触する見込みとなりました。関係金融機関に対しては、期限の利益の喪失に関わる条項を適用することなく、当該契約を継続するよう申し入れております。また、手許資金も十分確保しており、当面の資金状況は安定的に推移する見通しです。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当第3四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績の状況の概要は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2018年8月21日~2019年5月20日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復傾向にありました。先行きに関しましては、通商問題の動向が世界経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動による影響等が懸念される状況にあります。

このような状況の中、当社グループ(当社及び連結子会社)は、売上の伸長、収益性の改善を図るために商品力・売場提案力の向上による値引きに頼らない販売に努めると同時に、EC事業の強化、SCM(サプライチェーンマネジメント)の推進や在庫適正化への取り組みを進め、お客様に選ばれるジーンズセレクトショップとしての企業価値向上に努めてまいりました。

商品面におきましては、ジーンズをコアアイテムにアメリカンカジュアルのセレクトショップとしてのMDの再構築をすすめ、ナショナルブランドとのパートナーシップ強化のもと、シーズン商品においても創業40周年記念モデルを多数展開するなど、魅力ある商品の品揃えに努めてまいりました。

販売促進活動におきましては、SNS・デジタルメディア・自社ECサイト等を通じて、主力の打ち出し商品の価値・魅力を積極的に情報発信し、来店客数の向上に努めてまいりました。

国内店舗展開におきましては、ららぽーと名古屋みなとアクルス店(愛知県名古屋市港区)をはじめ、6店舗を出店、10店舗を閉鎖し、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は491店舗となりました。既存店舗におきましては、お客様にとってより選びやすい売場を実現するための改装や陳列什器の入れ替え、商品1つひとつの特長を訴求・演出する売場への変革を行ってまいりました。

連結子会社の台灣萊特昂股份有限公司は、1店舗を閉鎖し、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は2店舗となり、グループ全体での新規出店は6店舗、退店数は11店舗、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は493店舗となりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

a.財政状態の分析

資産

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて4,691百万円減少し、53,092百万円となりました。

流動資産は、前連結会計年度末に比べて2,539百万円減少し、33,413百万円となりました。これは主に現金及び預金が3,501百万円減少し、売掛金が643百万円増加したことによるものであります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて2,152百万円減少し、19,678百万円となりました。これは主に有形固定資産が1,949百万円、投資その他の資産が213百万円それぞれ減少したことによるものであります。

負債

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,801百万円減少し、26,622百万円となりました。

流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,055百万円増加し、18,102百万円となりました。これは主に、電子記録債務が176百万円、支払手形及び買掛金が2,097百万円がそれぞれ増加し、未払法人税等が488百万円、1年内返済予定の長期借入金が250百万円それぞれ減少したことによるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて2,856百万円減少し、8,519百万円となりました。これは主に長期借入金が2,870百万円減少したことによるものであります。

 

純資産

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,890百万円減少し、26,470百万円となりました。これは主に利益剰余金の減少があったことによるものであり、総資産に占める自己資本比率は49.7%となりました。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

b.経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間は、上半期9月のシーズンの立ち上がりにおいては秋物商品が堅調に推移しましたが、10月以降は例年に比べ気温の高い日が多く、打ち出しを強化した冬素材ボトムスやアウターなどの防寒商品の動向が鈍く、年末年始商戦においても客数が伸び悩み、販売は苦戦しました。また、下半期最大の商戦であるゴールデンウイークにおいても販売の苦戦は続き、売上高は57,109百万円となりました。

部門別では、ボトムス部門の売上高は18,728百万円、カットソー・ニット部門の売上高は17,516百万円、シャツ・アウター部門の売上高は10,731百万円となりました。

販売不振品に関する値下げの実施により売上総利益率が悪化し、販売動向を踏まえた在庫コントロールにより、当第3四半期連結会計期間末の在庫はさらに削減を図ることができたものの(単体比較:前年同期比18.3%減)、利益面につきましては、営業損失は483百万円、経常損失は436百万円となりました。

最終損益は、店舗改装に伴う固定資産除却損に加え、退店店舗及び収益性の厳しい店舗について減損損失を計上するなど特別損失を1,755百万円計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純損失は2,334百万円となりました。

なお、前連結会計年度末より連結財務諸表を作成しているため、当第3四半期連結累計期間は前四半期連結累計期間との比較は行っておりません。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。