当第2四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」からの重要な変更があった事項は以下のとおりであります。
継続企業の前提に関する重要事象等について
当社グループは、前連結会計年度において新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う政府、自治体からの自粛要請による店舗休業等により、売上高が大幅に減少しました。前連結会計年度の有価証券報告書の(追加情報)において、新型コロナウイルス感染症の影響が、当連結会計年度を通じて継続するものの需要は徐々に回復し、当連結会計年度下期の売上高は感染拡大前の水準まで回復するものと仮定しておりましたが、3月21日に緊急事態宣言が全面的に解除された以降も、コロナ新規感染者は増加傾向が続いており、一部の地域ではまん延防止等重点措置が実施されるなど、その影響については長期化しており、翌連結会計年度前半まで続くとの仮定に変更し、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度末の見通しよりも大幅に減少すると見込んでおります。
これらの状況から、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しているものと認識しております。
このような状況下、当社グループは当該重要事象等を解消するために、ナショナルブランドとの取組みを強化するとともに、CAMP7などプライベートブランドの育成に注力し、リアルとネットを融合するOMO推進によって、来店客数の増加に努め、売上の回復を図ってまいります。また、商品計画の精度向上・短サイクル型の発注の運用を定着させることで仕入の適正化を図り、値下げロスの改善に努め、売上総利益率を向上してまいります。あわせて、現状の売上規模に見合った固定費の適正化、都心旗艦店を含め、コロナ禍後も視野に入れた店舗展開の見直し、その他不急案件の実施時期の見直し・コスト低減による収益改善により、持続的な黒字経営への体質転換を図ってまいります。
資金面では、当第2四半期連結会計期間の末日現在において、現金及び現金同等物(資金)11,530百万円となっており、当面の運転資金及び投資資金には問題ないこと、また取引金融機関との協議を継続して行い、今後の必要な運転資金を確保することで財務状況の安定化を図ってまいります。
以上により、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる状況が存在するものの、重要な不確実性は認められないものと判断しております。
当第2四半期連結累計期間(2020年9月1日~2021年2月28日)における当社グループの財政状態、経営成績の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年9月1日~2021年2月28日)におけるわが国経済は、一時的に緩やかな回復兆候が見られた時期があったものの、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありました。先行きについては感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要があり、また金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。
このような状況の中、当社グループは、「お客様起点に立った事業活動」を営業方針とし、CS活動によるサービスの向上と新商品開発に努め、顧客志向に基づいた経営基盤の強化を進めることで「持続的な黒字経営への体質転換」を目指してまいりました。
商品面におきましては、お客様ニーズに沿った商品開発のため、市場調査の強化、売れ筋への早急な対応を実施するとともに、ナショナルブランドとプライベートブランドのブランドミックスによる品揃えの最適化に努めてまいりました。加えて、コロナ禍における在宅ニーズにマッチした商品群の展開拡充も図ってまいりました。
オンラインショップの売上高増加に向けた施策としましては、中期経営計画においてEC化率10%の目標を掲げ、自社サイトの利便性の向上に努めるとともに、外部モールへの出店を積極的に進め、より多くのお客様にお買い物をしていただけるよう環境を整えてまいりました。また、この3月にはEC、実店舗のいずれも利用されるお客様の割合(クロスユース率)を高めるために、ライトオン公式アプリの全面リニューアルも実施し、これまで以上に利便性の高い、より魅力的なものへと改善いたしました。
販促面におきましては、お客様とライトオンをつなぐ双方向のコミュニケーションツールとしてSNSを積極的に活用し、Youtubeでの動画投稿やインスタグラムでのライブ配信、バイヤーや店舗スタッフによる商品紹介やコーディネート提案などを行い、新たなファン層の獲得に動いてまいりました。
店舗展開におきましては、国内に1店舗の出店と5店舗の退店を実施したことにより、グループ全体の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は426店舗となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態の分析
資産
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて2,474百万円増加し、42,192百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,548百万円増加し、26,956百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,326百万円、商品が2,435百万円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が73百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて1,073百万円減少し、15,236百万円となりました。これは主に有形固定資産が790百万円、無形固定資産が222百万円、投資その他の資産が60百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて2,868百万円増加し、25,615百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて3,966百万円増加し、21,667百万円となりました。これは主に、電子記録債務が3,041百万円、支払手形及び買掛金が770百万円、未払法人税等が226百万円がそれぞれ増加し、1年内返済予定の長期借入金が620百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて1,097百万円減少し、3,948百万円となりました。これは主に長期借入金が900百万円減少したことによるものであります。
純資産
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて394百万円減少し、16,577百万円となりました。これは主に利益剰余金の減少があったことによるものであり、総資産に占める自己資本比率は39.1%となりました。
b.経営成績の状況
以上の施策の結果といたしましては、秋物の立ち上がりの9月、10月におきましてはプライスの見直し効果に加え、今シーズンのトレンドを取り入れた商品群が堅調な販売動向を見せ、売上高は回復傾向にあったものの、11月末のブラックフライデー商戦以降は、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響による全国的な外出自粛や、年明けからの特定都府県での緊急事態宣言の発出により、大型ショッピングセンターを中心に客数が大幅に落ち込む結果となりました。また、このような社会背景の中、スウェットやイージーパンツなどコロナ禍における在宅ニーズにマッチし、販売が好調に推移した商品群もあったものの、冬物アウターを中心に外出着需要のアイテムの販売動向が著しく低下する等、買上げ点数の低下を招く結果となり、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期比12.8%減の27,277百万円となりました。
部門別売上高といたしましては、ボトムス部門8,528百万円(前年同四半期比14.3%減)、カットソー・ニット部門9,862百万円(前年同四半期比4.6%減)、シャツ・アウター部門4,809百万円(前年同四半期比21.6%減)となりました。
利益面につきましては、売上高の減少はあったものの、短サイクル型発注の運用定着により在庫を適正にコントロールし、値下げロスの改善に努めたことや販売費及び一般管理費を抑制したことで、営業利益572百万円(前年同四半期比294.5%増)、経常利益は622百万円(前年同四半期200.1%増)となりました。
最終損益につきましては、退店店舗及び収益性の厳しい店舗の減損損失430百万円、次期POSシステム内製化プロジェクトを中止したことによる減損損失374百万円及び解約違約金165百万円、希望退職者関連費用82百万円等を特別損失に計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、395百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失483百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,326百万円増加し、11,530百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3,068百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失332百万円、減価償却費408百万円、減損損失806百万円を計上したこと、たな卸資産の増加2,434百万円、仕入債務の増加4,063百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は222百万円となりました。これは主に、新規出店、リニューアル等に伴う有形固定資産の取得による支出14百万円、無形固定資産の取得による支出247百万円、敷金及び保証金の差入による支出35百万円があった一方で、退店に伴う敷金及び保証金の回収による収入が221百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,522百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,520百万円があったことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に著しい変動があったものは、次のとおりであります。
前連結会計年度末において計画中であった、次期POSシステム内製化プロジェクトにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、先行きが不透明な状況もあり、当面の間、大型投資案件につきましては凍結することが妥当であるとの判断に至り、プロジェクトの中止を決定いたしました。
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事業所名 (所在地) |
設備の内容 |
予算金額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
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HARAJUKU HEAD OFFICE (東京都渋谷区) |
ソフトウエア POS改修 |
1,770 |
374 |
- |
(注)次期POSシステム内製化プロジェクトを中止したことに伴い、上記の設備は当連結会計年度において減損損失を計上しており、帳簿価額は減損処理後の金額であります。
(7)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策
当社には、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しておりますが、当該重要事象等を解消、改善すべく、以下の対応策を講じております。
1.収益性の改善施策
①PBブランド売上の拡大・成長ブランドへの注力
・PBブランド「CAMP7」の育成・売上拡大
・NBとの取組み強化
・話題性のあるコンテンツとのコラボ
②リアルとネットを融合するOMO推進による集客力の改善
・SNSを活用したEC接客の深化
・自社アプリのリニューアルの実施・チラシのデジタル化推進
・全国の店舗網を活かしたクリック&コレクト
③売上総利益率の改善
・PB比率の拡大による値入率の改善
・直貿取引の拡大によるPBブランドの値入率改善
・短サイクル型発注の運用による値下げロスの削減
④経営効率化の推進
・事業規模に見合った固定費水準への転換(組織のスリム化)
・都心旗艦店を含む赤字店舗の更なる撤退による収益力の改善
2.財務状況の安定化施策
・仕入発注コントロールによる適正な仕入
・投資計画の見直し
上記改善策を実施することで、持続的な黒字経営への体質転換を図ってまいります。また、取引金融機関との協議を継続して行い、今後の必要な運転資金を確保することで財務状況の安定化を図ってまいります。
資金面では、当第2四半期連結会計期間の末日現在において、現金及び現金同等物(資金)11,530百万円となっており、当面の間、運転資金および投資資金を十分賄える状況であることから資金繰りにおいて重要な懸念はないと判断しております。
したがって当面の事業活動の継続性に懸念はなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断し、四半期財務諸表への注記は記載しておりません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。