第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、2015年7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率+1.0%と2四半期ぶりにプラス成長となりました。緩やかな回復基調は続いているものの、景気にはまだ若干の弱さがみられ、個人消費は総じて底堅い動きとなっています。

また、世界経済は2015年7-9月期の実質GDP成長率は、米国が前期比年率+2.0%と、輸出やエネルギー関連投資の低迷が続いたことなどから、同4-6月期の同+3.9%から減速いたしました。一方、個人消費を中心とした内需は拡大基調を維持しております。ユーロ圏でも経済は緩やかな回復基調が続いており、7-9月期の実質GDP成長率は前期比+0.3%と前期並みの成長ペースを維持いたしました。しかし、11月にフランスで発生したパリ同時多発テロにより、今後の新たなリスク要因による不透明感も懸念されます。さらに、アジアでは多くの国で成長の鈍化傾向が見られます。特に中国は不動産市場の調整や過剰投資の抑制などを背景に減速傾向が続いております。

このような状況の中、当社グループは“「感じ良いくらし」を実現する企業”として、『ムダをなくす取組み(廃棄物削減)』『天然資源の保全』『安心・安全への配慮』『絆を大切にする活動』『温暖化への配慮』といったテーマを軸に、より良い商品の開発、店舗数の拡大に努めてまいりました。

当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、次のとおりであります。

営業収益    2,267億89百万円(前年同期比 19.0%増)

売上高     2,264億75百万円(前年同期比 19.2%増)

営業利益     258億85百万円 (前年同期比 45.2%増)

経常利益     259億72百万円 (前年同期比 27.7%増)

四半期純利益   171億39百万円 (前年同期比 37.4%増)

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

① 国内事業

国内事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は1,501億35百万円(前年同期比8.1%増)、セグメント利益は

  146億28百万円(同15.4%増)と増収増益になりました。

衣服・雑貨では「『綿』(オーガニック)」をテーマとした訴求効果により、特にフランネルシャツが好調で売上高に大きく貢献いたしました。また、インバウンド効果によりキャリーバックやスニーカーなども好調でした。

生活雑貨では「収納」を打ち出したことにより、「スチールユニットシェルフ」「スタッキングシェルフ」「体にフィットするソファ」などを中心とした家具関連の売上高が好調であったこと、またスキンケア関連商材も好調で売上高が伸長する要因となりました。

食品では「カレーなる無印良品」をテーマに、カレー関連商品や炊き込みご飯などの売上高が伸長したことにより、営業収益を押し上げる要因となりました。

直営店では34店舗を出店、7店舗を閉鎖し、売上高は前年同期比10.6%増と順調に推移いたしました。2015年3月に出店した「無印良品天神大名」や改装した「MUJIキャナルシティ博多」、同4月に移転改装した「無印良品名古屋名鉄百貨店」で感じ良いくらしを提案するとともに、同9月に世界最大の品揃えと最新のサービスを導入し、お客様との双方向でのコミュニケーションを強化することを目的として、「無印良品有楽町」を全面改装いたしました。さらに、全国の39店舗でスタートした免税販売サービスは、2015年10月より店舗数を54店舗に拡大し、継続的に売上高が伸長する要因となっております。

加えて、ネットストアは売上高が前年同期比16.0%増、また、カフェ&ミールは5店舗を出店、1店舗を閉鎖し、同15.2%増と好調に推移しております。

② 東アジア地域事業

東アジア地域事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は587億25百万円(同55.9%増)、セグメント利益は116億38百万円(同113.1%増)となりました。

中国では順調に出店を加速したことによる売上高の伸長とともに、適時に適量な在庫の確保により大幅な増収増益となりました。また、台湾における出店も好調に推移しており、出店関連費用の増加をカバーする売上高を確保することができました。韓国は、改装による効果が計画に届かず増収減益となりました。

 ③ 欧米地域事業

欧米地域事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は117億96百万円(同20.9%増)、セグメント損失は5億78百万円(前年同期は3億5百万円の損失)となりました。

厳しい業績が続くフランスにおいて2店舗を閉鎖する一方で、改装した1店舗と前期に新規出店した旗艦店1店舗は売上高を順調に伸ばしており、再建に貢献しております。また、米国では、2015年7月にMUJI STANFORD SHOPPING CENTERがオープンいたしました。売上高は順調に推移しているものの、出店にかかる費用の増加や、第4四半期にオープン予定の店舗に関する費用等の支出によりセグメント利益を押し下げる結果となりました。

 ④ 西南アジア・オセアニア地域事業

西南アジア・オセアニア地域事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は61億26百万円(同44.5%増)、セグメント利益は27百万円(前年同期は65百万円の損失)になりました。

タイでは、1店舗を新規出店し、既存店とともに売上高が継続的に増加いたしました。また、商品在庫ロスの改善も効果を発揮し増収増益となりました。

また、シンガポールでは1店舗を改装するとともに、初のカフェ&ミール店舗をオープンいたしました。このような中で商品在庫の適時消化を進めつつ売上高も好調に推移いたしましたが、出店や改装にかかる費用等の支出により増収減益となりました。

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は5億77百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて、重要な変更はありません。

 (5)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第3四半期連結会計期間末における当社グループの総資産は、1,976億51百万円となり、前連結会計年度末に比べ107億3百万円増加いたしました。これは主に、商品の増加54億75百万円、未収入金の増加21億58百万円、投資有価証券の増加8億48百万円によるものです。

負債は571億12百万円と11億64百万円減少いたしました。これは主に、買掛金の減少36億97百万円、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金の増加26億87百万円によるものです。

純資産は1,405億38百万円と118億67百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加114億22百万円によるものです。

この結果、連結ベースの自己資本比率は、前連結会計年度末の67.0%から69.5%となりました。