第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 なお、当第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間における世界経済は、2016年5月26日から27日に日本で開催された先進国首脳会議(G7伊勢志摩サミット)で、「回復は続いているが、成長は引き続き緩やかでばらつきがあり」「下方リスクが高まってきている」と認識されました。アメリカ、欧州では内需中心に景気回復が続いているものの、新興国では、中国が過剰投資の調整を主因に減速を続けており、各国においても成長率は低迷しております。

一方、わが国経済は、2016年1~3月期の実質GDP成長率は、前期比+0.5%(年率換算+1.9%)となりましたが、うるう年効果などが成長率の押し上げ要因となり、実態としては景気は踊り場にとどまっていると見られております。消費増税再延期、雇用・所得情勢の改善などから、ゆるやかな景気の持ち直しが期待される反面、熊本地震や英国の欧州連合(EU)離脱の決定などから不透明感の強い状況が続くと見込まれます。

このような状況の中、当社グループは“「感じ良いくらし」を実現する企業”として、『ムダをなくす』『天然資源の保全』『安心・安全』『絆を大切にする』『温暖化への配慮』をテーマに、より良い商品の開発、店舗数の拡大に努めてまいりました。

当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、次のとおりであります。

営業収益              875億36百万円(前年同期比 13.0%増)

売上高               874億8百万円(前年同期比 13.0%増)

営業利益              114億23百万円(前年同期比 19.6%増)

経常利益              114億27百万円(前年同期比 16.6%増)

親会社株主に帰属する四半期純利益   76億71百万円(前年同期比 27.2%増)

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

① 国内事業

国内事業の当第1四半期連結累計期間の営業収益は591億86百万円(前年同期比11.9%増)、セグメント利益は71億35百万円(同23.7%増)と増収増益になりました。

衣服・雑貨では、『綿』をテーマとしてカットソー、雑誌など媒体連動効果が大きかった裏毛パーカーやデニム商品が好調で、特にキャリーバッグや撥水加工スニーカーが売上高を大きく牽引いたしました。生活雑貨では「体にフィットするソファ」、「超音波うるおいアロマディフューザー」、「敏感肌シリーズ」が引き続き好調であったことが営業収益を押し上げる要因となりました。食品では「レトルトカレー」に新規メニューを投入するなど、調味加工関連商品を中心に堅調に推移いたしました。

直営店では、11店舗を新規出店し、売上高は前年同期比13.0%増と大きく伸長いたしました。2016年4月には、無印良品アトレ恵比寿を売場面積を倍増して移転改装いたしました。子供服やマタニティウエアの品揃えの拡大、関東で唯一のメイクカウンターを導入するなど、女性のニーズを訴求した空間創りを実現しております。同店は、国内で3店舗目の「MUJI BOOKS」設置店であり、無印良品のお店に足を運んで下さるお客様に足を運びたくなるお店として「感じ良いくらし」のヒントの発見機会を提供しております。また、免税販売サービス取扱店舗は引き続き拡大を続けており、売上高における一定シェアの貢献をしております。

加えて、ネットストアでは売上高が前年同期比19.0%増と好調であり、カフェ&ミールは同5.4%増と堅調に推移しております。

 

 

 

 

② 東アジア地域事業

東アジア地域事業の当第1四半期連結累計期間の営業収益は219億78百万円(同13.9%増)、セグメント利益は45億3百万円(同16.4%増)となりました。

東アジア地域は、中国、台湾、香港及び韓国と全地域で増収となり、景気減速が懸念される中国においても売上高は前年同期比19.0%増と堅調な成長を続けております。また、中国3店舗、台湾1店舗、韓国1店舗を新規に出店し、それぞれ好調に推移しております。さらに、中国及び台湾においては双方向グローバルコミュニケーションツールとして「MUJI passport」が徐々に浸透してきており、集客アップやファン獲得に貢献しております。

 

 

③ 欧米地域事業

欧米地域事業の当第1四半期連結累計期間の営業収益は40億29百万円(同15.4%増)、セグメント損失は4億17百万円(前年同期は1億88百万円の損失)となりました。

欧州は、再建計画が進行中のフランスにおいて、旗艦店ほか既存店は好調に推移いたしましたが、不採算店舗を3店舗閉鎖したことなどが影響して、総じて厳しい結果となりました。

米国は、重点商品の販売力やPR活動の強化が大きく寄与し、客数が増加し売上が伸長いたしました。東海岸、西海岸ともに好調トレンドに入っております。

また、カナダも、引き続き堅調な成長を続けております。

 

④ 西南アジア・オセアニア地域事業

西南アジア・オセアニア地域事業の当第1四半期連結累計期間の営業収益は23億38百万円(同29.8%増)、セグメント利益は35百万円(前年同期は82百万円の損失)になりました。

シンガポールでは、客数アップにより全店舗で売上が大きく伸長いたしました。春夏商品を中心として価格を維持するなど差益率をコントロールしたことにより、利益に貢献いたしました。

タイでは、営業オペレーションや在庫の見直し等が奏功し、売上が好調に推移いたしました。特に、生活雑貨で適時に在庫が確保できたことで、品切れが大きく削減したことが寄与いたしました。

オーストラリアは、昨年5月シドニーにオープンしたMUJI THE GALERIESが既存店2店舗を牽引する形で、順調に成長を続けております。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、2億30百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

当第1四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて、重要な変更はありません。

 

(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第1四半期連結会計期間末における当社グループの総資産は2,024億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ15億30百万円増加いたしました。これは現金及び預金の減少31億68百万円、受取手形及び売掛金の増加14億23百万円、商品の減少8億80百万円、未収入金の増加17億74百万円、のれんの減少5億53百万円及び投資有価証券の増加33億25百万円によるものです。

負債は554億29百万円と23億16百万円減少いたしました。これは主に、未払金の減少12億71百万円及び未払法人税等の減少17億81百万円によるものです。

純資産は1,470億20百万円と38億47百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上76億71百万円、配当の支払36億18百万円によるものです。

この結果、連結ベースの自己資本比率は、前連結会計年度末の69.4%から70.6%となりました。