文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、2016年4-6月期の実質GDPの成長率が、プラス0.2%(年率換算0.7%)となり、2四半期連続のプラス成長となりました。マイナス金利政策の影響から住宅投資が前期比プラス5.0%と前期から大きく増加したことや、個人消費が同プラス0.2%と2四半期連続のプラスとなったことが全体を下支えいたしました。
また、世界経済は、6月23日に行われた英国の国民投票でEU離脱が選択されたことにより、為替や株式市場に大きな影響を与えました。現在のところ欧州の実体経済への影響は、顕在化していないものの、英国とEUの離脱交渉の先行きは依然として不透明であり、欧州域内の投資や雇用の抑制が懸念されます。一方、強い経済指標を示す米国では、雇用の増加傾向に鈍化がみられるものの、ニューヨークダウが史上最高値を更新するなど、米国経済の先行きに対する期待は引き続き強まっております。今後については、米国の利上げのタイミングが、米国経済に限らず、主に新興国経済へ与える影響も懸念されることから、その時期について世界の注目を集めております。
このような状況の中、当社グループは“「感じ良いくらし」を実現する企業”として、『ムダをなくす取組み(廃棄物削減)』『天然資源の保全』『安心・安全への配慮』『絆を大切にする活動』『温暖化への配慮』といったテーマを軸に、より良い商品の開発、店舗数の拡大に努めてまいりました。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、次のとおりであります。
営業収益 1,617億17百万円(前年同期比 9.7%増)
売上高 1,613億53百万円(前年同期比 9.6%増)
営業利益 197億58百万円(前年同期比 22.9%増)
経常利益 173億93百万円(前年同期比 6.9%増)
親会社株主に帰属する四半期純利益 117億15百万円(前年同期比 12.9%増)
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
① 国内事業
国内事業の当第2四半期連結累計期間の営業収益は1,057億54百万円(前年同期比8.9%増)、セグメント利益は109億25百万円(同24.8%増)と増収増益となりました。
同連結会計期間末の無印良品店舗数は、418店舗(前年同期差10店舗増)。うち直営店323店舗(同27店舗増)、ライセンスドストア67店舗(同1店舗増)、西友28店舗(同18店舗減)となりました。
衣服・雑貨では「オーガニックコットン」「フレンチリネン」シリーズといった素材にフォーカスをあてたキャンペーンにより、紳士及び婦人ウェアが好調に推移いたしました。生活雑貨では「体にフィットするソファ」や「超音波うるおいアロマディフューザー」などの定番商品が売上を牽引いたしました。また、食品では「宮崎風冷や汁」などの「ごはんにかける」シリーズがマスメディアにも取り上げられ好調に推移いたしました。
② 東アジア地域事業
東アジア地域事業の当第2四半期連結累計期間の営業収益は432億19百万円(同10.8%増)、セグメント利益は92億77百万円(同18.3%増)となりました。
同連結会計期間末の無印良品店舗数は、246店舗(前年同期差49店舗増)となりました。
東アジア地域事業の約60%を占める中国において、新規出店を重ねる一方で既存店売上高前期実績も超過し、安定した業績を残しました。前期に上海にオープンした旗艦店が新たな顧客の開拓を推進し、中国全土に好影響を与えております。他の子会社3社とも既存店売上高前期実績を超過いたしております。
③ 欧米地域事業
欧米地域事業の当第2四半期連結累計期間の営業収益は79億67百万円(同8.2%増)、セグメント損失は7億65百万円(前年同期は4億82百万円の損失)となりました。
同連結会計期間末の無印良品店舗数は、69店舗(前年同期差1店舗減)となりました。
米国では、前期にオープンしたニューヨーク5番街の店舗において各種イベントを行った上でSNSを通じた情報発信を行うことにより、認知度が高まり、米国内のそれぞれの店舗で高い売上成長率を見せております。また、再建策を進める欧州地域では不採算店の整理を進める一方で、高収益の店舗をさらに伸ばすべく改装を進めており、当年度の業績は低迷しているものの、次年度に向けた準備を整えております。
④ 西南アジア・オセアニア地域事業
西南アジア・オセアニア地域事業の当第2四半期連結累計期間の営業収益は47億74百万円(同21.7%増)、セグメント利益は52百万円(前年同期は68百万円の損失)になりました。
同連結会計期間末の無印良品店舗数は、48店舗(前年同期差7店舗増)となりました。
子会社4社すべてにおいて、既存店売上高前期実績を10%以上超過し好調に推移いたしました。またライセンス展開企業においては、サウジアラビアにて新たに営業を開始いたしました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、306億93百万円となり、前連結会計年度末に比べ50億24百万円減少いたしました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果増加した資金は、95億12百万円(前年同期は120億57百万円の増加)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純利益172億15百万円、法人税等の支払額59億16百万円、減価償却費37億61百万円によるものです。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果支出した資金は、74億50百万円(前年同期は36億70百万円の支出)となりました。
これは主に、直営店の出店及び改装に伴う有形固定資産の取得による支出40億73百万円、有価証券の取得による支出17億7百万円、無形固定資産等の取得による支出10億77百万円によるものです。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果支出した資金は、90億47百万円(前年同期は35億77百万円の支出)となりました。
これは主に、長期借入金の返済57億12百万円、配当金の支払額36億15百万円によるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は5億84百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通しについて、重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 財政状態
当第2四半期連結会計期間末における当社グループの総資産は、1,945億10百万円となり、前連結会計年度末に比べ64億8百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金の減少105億65百万円、投資有価証券の増加31億38百万円によるものです。
負債は488億43百万円と89億2百万円減少いたしました。これは主に、未払金の減少11億94百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少53億53百万円、未払法人税等の減少13億61百万円によるものです。
純資産は1,456億66百万円と24億93百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加80億97百万円、為替換算調整勘定の減少77億73百万円、その他有価証券評価差額金の増加22億28百万円によるものです。
② キャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローについては、上記「(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。