当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症(以下「本感染症」という)の拡大を受け、政府により発令された緊急事態宣言は当第3四半期会計期間末時点で解除されており、当該影響は、「2.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。
本感染症の経営環境への影響は不確定な状況にあり、状況が変化した場合には、当事業年度の財務諸表等に影響を与える可能性があるため、本感染症の収束時期、事業への影響については、今後の推移状況を注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間(2019年9月1日から2020年5月31日まで)におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が一転し、新型コロナウイルス感染症(以下「本感染症」という)の影響により極めて厳しい状況にありますが、下げ止まりつつあります。個人消費はこのところ持ち直しの動きがみられますが、本感染症による影響で、企業収益は急速に減少し雇用情勢は弱い動きとなっております。
当家電小売業界における売上は、2019年9月に消費増税前の駆け込み需要がありましたが、その後の反動減が続いており、更に2020年2月以降、本感染症の大きな影響が生じております。商品別にはOS(Windows7)のサポート終了に伴う駆け込み及びテレワークに伴う需要が生じたパソコンやパソコン周辺機器のほかテレビが好調に推移したことに加え、冷蔵庫や洗濯機等が堅調に推移しました。一方、スマートフォンやデジタルカメラ等が低調に推移しました。
このような状況の中、当社は、「お客様第一主義を実践し、最高のサービスをお客様に提供することで社会に貢献する」の経営理念のもと、「お客様のくらしを『より快適に』『より便利に』『より楽しく』します。くらし応援コジマ」をスローガンに掲げ、ビックカメラとの統合効果を最大限に発揮し、企業価値の向上に取り組んでおります。2020年4月から5月においては、本感染症の拡大防止に伴う緊急事態宣言を受け、14店舗での休業やほぼ全店舗での営業時間短縮、店頭イベントの中止を実施しております。当社は、地域のお客様の住まいに近く、くらし関連の不可欠なサービスを提供し、地域のお客様の“必要”にお役に立てるよう、店舗運営に取り組んでおります。
ビックカメラグループの幅広い取扱い商品を強みに、品揃えの拡充や専門性の向上に取り組み、モノからコト軸への提案を進め、更に、お客様に体験価値や満足感を感じていただける展示・接客の充実に努めております。2019年10月12日に「コジマ×ビックカメラ 梶ヶ谷店」で腕時計の販売を開始し、11月2日に「コジマ×ビックカメラ 卸団地店」で酒類の販売を開始しました。これまで好評をいただいている店頭イベント「ミニ四駆大会」において、全国各地の予選会など、のべ1万人以上のお客様にご参加いただき、11月24日に「コジマ×ビックカメラ 静岡店」で「全国大会決勝戦 コジマ グランドキングカップ」(コジマ主催)を開催しました。これらの取り組みにより、店舗の更なる魅力度向上に努めております。
また、掃除機、調理家電など、生活シーンに合わせた快適性を体感いただける「ライブ販売イベント」の充実や、デジタル商品の買取や購入後のサポートを充実させた「サービスサポートカウンター」の設置店舗拡大に努めております。社員が直接お客様宅を訪問し困り事を解決する「コジマくらし応援便」の対象エリア拡大・サービスメニュー拡充など、コジマ独自の試みにより、地域の皆様からもっとも身近に親しまれ必要とされる店舗づくりに取り組んでおります。2020年3月以降は、外出自粛要請により家の中で過ごす機会が多くなる中、テレワークやオンライン授業、ご家庭でのくらしに役立つ商品・サービスを充実させるなど、お客様が少しでも快適になるためのご提案を進めております。
さらに、2019年10月にヤフー株式会社が新たにオープンしたインターネット通販サイト「PayPay モール」へ出店し、2020年1月からコジマネットにおいて、新たな決済サービス「楽天ペイ」を導入しました。店舗においては、2019年10月に65歳以上のお客様を対象として、新たなポイントカード「アクティブ65倶楽部」を発行し、ポイントアップ特典を付与するなど、サービスを充実したほか、2020年4月には「楽天ポイントカード」の利用をスタートさせるなど、お買物がもっと便利になる仕組みづくりも進めております。
店舗展開におきましては、2019年11月16日に「コジマ×ビックカメラ ワンズモール稲毛店」(千葉県千葉市)を開店し、2020年5月16日に「コジマ×ビックカメラ イオンモール高崎店」(群馬県高崎市)を開店した一方、「古河店」(茨城県古河市)など2店舗を閉店し、スクラップ&ビルドを進めました。このほか、「伊勢崎店」を同市内に移転、2019年12月21日に新たに「コジマ×ビックカメラ スマーク伊勢崎店」(群馬県伊勢崎市)を開店し、2020年5月末現在の店舗数は 142店舗となりました。なお、6月19日には、「コジマ×ビックカメラ イーアス沖縄豊崎店」(沖縄県豊見城市)を開店しました。
また、ご来店いただいたお客様の声を店舗づくりに反映し、更なる進化を目指すとともに、異業種とのコラボ店舗など、新たな店舗モデルの構築や出店形態の多様化に取り組んでおります。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は 2,026億3百万円(前年同期比 2.5%増)、営業利益は 34億60百万円(前年同期比 12.2%減)、経常利益は 36億4百万円(前年同期比 22.6%減)、四半期純利益は 23億21百万円(前年同期比 43.2%減)となりました。
①財政状態の分析
(資産の部)
当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ 108億92百万円増加(前事業年度末比 10.0%増)し、1,202億27百万円となりました。主な要因は、商品の減少 45億96百万円、差入保証金の減少9億11百万円があったものの、現金及び預金の増加 133億57百万円、売掛金の増加 40億66百万円によるものであります。
(負債の部)
当第3四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ 93億12百万円増加(前事業年度末比 15.4%増)し、699億67百万円となりました。主な要因は、短期借入金の減少 51億円があったものの、買掛金の増加 22億94百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加 22億55百万円、長期借入金の増加 84億10百万円によるものであります。
(純資産の部)
当第3四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ 15億79百万円増加(前事業年度末比 3.2%増)し、502億60百万円となりました。主な要因は、剰余金の配当(純資産の減少)7億76百万円があったものの、四半期純利益(純資産の増加)23億21百万円によるものであります。
②経営成績の分析
(売上高、売上原価、販売費及び一般管理費)
当社の売上高の状況につきましては、パソコン、テレビ及び冷蔵庫が好調に推移した結果、当第3四半期累計期間における売上高は 2,026億3百万円(前年同期比 2.5%増)となりました。
一方、売上原価は 1,473億22百万円(前年同期比 1.6%増)となりました。
また、販売費及び一般管理費は 518億20百万円(前年同期比 6.5%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用)
営業外収益は2億87百万円(前年同期比 66.6%減)となりました。これは主として受取利息を 43百万円(前年同期比 18.6%減)、受取手数料を 32百万円(前年同期比 58.2%減)、補助金収入を 70百万円(前年同期比 82.5%減)、受取保険金を1億10百万円(前年同期比 30.8%増)、それぞれ計上したことによるものであります。
一方、営業外費用は1億43百万円(前年同期比 1.9%減)となりました。これは主として支払利息を 81百万円(前年同期比 23.4%減)、支払手数料を 20百万円(前年同期比 25.2%増)、それぞれ計上したことによるものであります。
(特別利益、特別損失)
特別利益は0百万円(前年同期比 98.4%減)となりました。これは固定資産売却益を0百万円計上したことによるものであります。
一方、特別損失は1億34百万円(前年同期比 26.0%減)となりました。これは主として投資有価証券売却損を 21百万円、固定資産除却損を 26百万円、店舗閉鎖損失引当金繰入額を 76百万円それぞれ計上したことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。