第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府・日銀による経済政策や金融政策を背景に、雇用・所得環境に改善が見られる等、緩やかながらも回復基調で推移いたしました。一方、海外における政治動向が経済に与える影響への懸念から依然として先行き不透明な状況が続いており、消費マインドの改善に勢いはなく、個人消費の持ち直しは力強さに欠けるものとなりました。

このような環境の中、当社グループは、「老舗のブランド価値の更なる追求」をテーマに商品の上質化に注力いたしました。高付加価値商品による他社との差別化の他、健康や美容を意識した旬の食材や流行の食材を使用した新商品開発を進めるとともに、季節を先取りした商品展開を行うことにより活性化を図りました。また、現場力の強化に向け、研修機会の追加や表彰制度の拡充を進める等、引き続き人財育成にも注力いたしました。

出退店・改装につきましては、11店を出店するとともに5店の改装を行う一方で6店を閉鎖いたしました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は31,235百万円(前年同期比0.4%増)、営業利益は1,266百万円(同9.7%減)、経常利益は1,294百万円(同8.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は698百万円(同14.9%減)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

(a)精肉事業

精肉事業につきましては、うま味成分グルタミン酸が豊富に含まれ、さっぱりとした脂肪のうまみや肉の甘み、まろやかな食感で人気のある沖縄ブランド銘柄豚「あぐ~」を主力商品とした期間限定の「沖縄あぐ~フェア」を実施するなど、価値ある商品として、積極的な商品提供に取り組みました。また、日常使い商品である牛小間きれや切落とし等についても、継続的に内容の見直しを行い精肉事業の活性化を図りました。

この結果、当事業の売上高は10,557百万円(前年同期比1.0%減)、セグメント利益は607百万円(同17.9%減)となりました。

 

(b)惣菜事業

惣菜事業につきましては、旬の食材はもちろんのこと、キヌアやアマニ油等の栄養価の高い食材を取り入れる等、健康や美容を意識した新商品開発に注力いたしました。また、三重県の近鉄百貨店四日市店や福岡県の岩田屋本店では、洋惣菜「柿安ダイニング」と中華惣菜「柿安上海DELI」の複合型店舗を出店し、幅広いメニューを提供しお客様の利便性向上を図りました。

この結果、当事業の売上高は9,284百万円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益は808百万円(同0.2%減)となりました。

 

(c)和菓子事業

和菓子事業につきましては、大人気商品であるフルーツ大福シリーズにて、9月にはピオーネやマスカットを利用した『ぶどう大福』、10月には『栗大福』、11月には白い餅にいちごの顆粒を練り込み、水玉模様をあしらった『まるごといちご大福』を投入する等、季節商品の前倒し販売による活性化を図りました。また、接客サービスの向上を図るため研修制度の充実等、積極的な人財育成にも努めました。

この結果、当事業の売上高は5,113百万円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益は394百万円(同17.6%増)となりました。

 

(d)レストラン事業

レストラン事業につきましては、平成28年11月8日の創業145周年に合わせて、柿安(料亭)業態では、明治時代の牛鍋を復刻した『松阪牛すき焼御膳』を、グリル業態では、感謝祭特別プレートをご用意する等、特別なメニューを提供いたしました。また、肉の老舗ならではの『ローストビーフ丼』等、高付加価値商品の提供を進めるとともに、旬の食材を通じて、季節感のあるコーナー演出への取り組みを継続いたしました。

また、ブランドイメージの向上、精肉事業への波及効果を見込み、「銀座別邸」を出店いたしました。

この結果、当事業の売上高は3,737百万円(前年同期比3.8%減)、セグメント利益は63百万円(同67.8%減)となりました。

 

(e)食品事業

食品事業につきましては、引き続き減塩タイプのアイテムによる自家需要ニーズへの対応を進めるとともに、販売チャネルの拡充に注力いたしました。

この結果、当事業の売上高は2,542百万円(前年同期比1.0%減)、セグメント利益は306百万円(同10.7%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ51百万円減少し、17,638百万円となりました。

流動資産は116百万円減少し、9,646百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の減少1,529百万円と売掛金の増加808百万円及び仕掛品の増加471百万円等であります。固定資産は65百万円増加し、7,991百万円となりました。主な要因は、退職給付に係る資産の増加32百万円及び機械装置及び運搬具の増加18百万円等であります。

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ88百万円増加し、4,833百万円となりました。

流動負債は211百万円増加し、4,155百万円となりました。主な要因は、買掛金の増加401百万円と未払法人税等の減少217百万円等であります。固定負債は123百万円減少し、677百万円となりました。主な要因は、長期借入金の減少112百万円等であります。

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ139百万円減少し、12,805百万円となりました。主な要因は、自己株式の取得による減少372百万円と利益剰余金の増加207百万円等であります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更等はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。