当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社グループは、コンビニエンスストア事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年3月1日~2021年11月30日)におけるわが国経済は、引き続き新型コロナウイルスの感染状況が経済活動に大きな影響を与えました。足元では、ワクチン接種の普及による感染者数の減少と経済活動制限の緩和を背景として個人消費に持ち直しの兆しがあるものの、新たな変異株(オミクロン株)の感染が報告されるなど、依然として先行きが不透明な状況となっております。
コンビニエンスストア業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が一巡したことで、売上は前年を上回っておりますが、コロナ禍前の水準までの回復には至っておりません。
このような環境の下、当社グループは、加盟店と同じ目線で一塊となって経営を推進していくために、「中長期経営計画」(2021年2月期~2027年2月期)において、個店平均日販と加盟店利益の継続的な向上を最重要指標と定め、①「個店力強化」②「加盟店経営の安定化」を重点戦略とした各種施策に取り組むとともに、お客様の利用動向への変化対応を続けながら、目標達成に向けた取り組みを進めております。
当社グループ運営店舗の概況
[ローソン・スリーエフ]
株式会社エル・ティーエフが事業展開する「ローソン・スリーエフ」におきましては、経済活動の制限や緩和による消費者マインドの変化により経営環境が一進一退を繰り返す状況にあります。9月30日に緊急事態宣言が解除された以降は、飲食店への回帰の流れもあり、これまで好調を維持しておりました住宅立地の店舗の売上伸長率には鈍化傾向が見られるものの、オフィス街や駅前立地の店舗の売上は好調に推移し始めており、全体的にはコロナ禍前の水準まで日販は回復しております。
運営面におきましては、個店の利用動向の変化に合わせた販売戦略を進めながら、加盟店の品揃え拡充への経費支援を継続して行いました。
商品面におきましては、ローソン・スリーエフの特徴の一つである「青果」がウイズコロナ時代の生活様式の変化の中でも好調を維持しており「コンビニ」と「青果」が融合した売場づくりは一定の評価をいただいております。その他の独自商品につきましては、中食から外食への回帰により「チルド弁当」や「チルド寿司」の売上の伸びは鈍化傾向にあるものの、「やきとり」は品揃えの拡充やコロナ禍に対応して販売方法の見直しを行ったことなどが奏功し、引き続き前年を上回る売上状況で推移しております。また、9月中旬から独自商品の新たなカテゴリーとして「お総菜」の販売を開始いたしました。スリーエフでご好評をいただいておりました商品を復刻販売し、長年ご利用いただいているお客様には“懐かしさ”を、新たにお買い上げいただくお客様には“スリーエフならではのおいしさ”を感じていただける商品となっており、こちらの売上も好調に推移しております。
店舗開発におきましては、1店舗の新規出店、8店舗の閉店を行った結果、当第3四半期連結会計期間末の総店舗数は335店舗となっております。なお、引き続き、収益改善が見込めない店舗のリロケートも推進してまいります。
[gooz(グーツ)]
コンビニエンスストアに対するニーズの多様化に対応するため、当社が新型フォーマットとして事業展開する「gooz(グーツ)」におきましては、緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置の適用などの影響を大きく受け、厳しい経営環境が続いております。9月30日に緊急事態宣言が解除された以降は、行楽需要の回復を背景として週末を中心に来店客数および売上が上昇傾向にありますが、平日のオフィス客層や観光ツアー客層などの戻りは遅く、コロナ禍前の水準には届いておりません。
運営面におきましては、国分グローサーズチェーン株式会社のコンビニエンスストア事業撤退に伴い、新たに株式会社ポプラと契約を締結し、10月からはポプラ店舗の仕組みを利用した商品供給体制での運用を開始しております。
商品面におきましては、グーツコーヒーの売上が好調に推移していることから、グーツコーヒーと一緒にお楽しみいただけるように、おすすめの焼菓子や輸入菓子の品揃えを拡充したほか、一部店舗では新たにカウンターフーズとして焼きいも(紅はるか)を展開し、好調に推移しております。また、お客様の食に対するニーズの多様化に伴い、フレッシュ野菜を使用したメニュー、インパクトのある大盛りメニューなど特徴のある店内調理品の販売を開始したほか、パーキングエリア店舗では、物流ドライバー向けのお弁当の品揃え拡充、自己消費型の商品として地元生産者との取り組みによる青果の品揃え拡充に取り組むなど、店舗の使われ方の変化および新たな客層ニーズに対応する商品展開を実施してまいりました。
店舗開発におきましては、平塚PA店の一部改装を行い、グーツコーヒーの魅力の更なる訴求のため、パーキングエリア店舗では初となる焙煎機を導入いたしました。新たな出店・閉店は行わず、当第3四半期連結会計期間末の総店舗数は4店舗となっております。
以上の結果、新型コロナウイルスに加えて天候不順が影響し、当第3四半期連結累計期間の営業総収入は、93億1百万円(前年同期比2.4%減)となり、営業利益は2億77百万円(前年同期比59.1%増)、経常利益は3億16百万円(前年同期比48.2%増)、連結子会社である株式会社エル・ティーエフ立ち上げ時に発生した繰越欠損金が解消したことにより法人税等の負担額が増加したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は2百万円(前年同期比84.5%減)となりました。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大による当社グループの事業活動に対する影響は、現時点においては想定内のものとなっております。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間の財政状態につきましては、前連結会計年度末と比較して総資産は44百万円の減少となりました。これは主に有形固定資産、敷金及び保証金、繰延税金資産の減少等によるものであります。
負債につきましては、61百万円の増加となりました。これは主に未払金、未払法人税等の増加等によるものであります。
純資産につきましては、106百万円の減少となりました。これは主に配当金支払等による利益剰余金の減少、非支配株主への配当金の支払等による非支配株主持分の減少等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。