第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。
 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日から平成27年12月31日まで)におけるわが国の経済は、政府による金融政策、財政政策を背景に緩やかな回復基調がみられたものの、中国や新興国経済の下振れや輸入原材料の価格上昇等の懸念の他、個人消費におきましては、節約志向の影響から消費者マインドの回復は遅れており、地域間による景況感等の違いもあり、先行きは不透明な状況で推移いたしました。

外食産業におきましては、食の安全に対する社会的な関心の高まりに加え、円安による原材料価格の高騰、人手不足や時給引き上げによる人件費の高騰等、引き続き厳しい経営環境が続いております。

このような状況の中で、当社グループは、中長期的な数値目標を達成し企業価値を高めていくため、『新たなる成長戦略への転換』を行動目標として、積極的な新規出店を実施するとともに、新たな販売促進活動を実施いたしました。また、社是「幸楽苑はすべてのお客様に感動・感激の場面を提供します」の実現へ向け、品質と店舗サービス力の強化を推し進めてまいりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高28,888百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益660百万円(同2.5%減)、経常利益672百万円(同12.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益247百万円(同11.5%減)となりました。また、当第3四半期連結会計期間末のグループ店舗数は538店舗(前年同期比13店舗増)となりました。

 

事業の種類別セグメントの業績は次のとおりであり、金額については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んで表示しております。

①  ラーメン事業

ラーメン事業においては、「価格」より「価値」を重視した商品政策を推し進め、旨みとコクが加わった「司らーめん」や「あっさり中華そば」を全店に導入するとともに、地域限定商品「味噌野菜らーめん」等を実験店に順次導入しております。また、新たな取り組みとして全国の街頭ビジョンや動画配信等のプロモーション活動を実施するとともに、クレーム撲滅に向けた「店長サービス強化研修」による店舗サービス力の向上を図り、客数及び客単価の改善に努めてまいりました。この結果、当第3四半期連結累計期間における国内直営既存店の売上高前年同期比は、0.4%の増加となりました。

店舗展開につきましては、国内において新商勢圏である北海道への7店舗を含め25店舗(ロードサイド15店舗、ショッピングセンター内フードコート10店舗)を出店するとともに、スクラップを9店舗、スクラップ・アンド・ビルドを4店舗実施いたしました。さらに、フランチャイズ加盟店1店舗の直営化を実施いたしました。また、海外においては、新規に2店舗出店するとともに、不採算店舗1店舗をスクラップいたしました。これにより、店舗数は、直営店520店舗(前年同期比14店舗増)となり、地域別では国内514店舗、海外6店舗、業態別では「幸楽苑」519店舗、「味よし」1店舗となりました。

また、店舗就労コントロールや社会・環境への貢献に向けLED照明や節水装置の積極的な導入を実施し、エネルギーコストの削減等収益の改善に努めてまいりました。

この結果、売上高は28,163百万円(前年同期比1.7%増)となり、営業利益は2,057百万円(同2.9%増)となりました。

 

②  その他の事業

その他の事業は、フランチャイズ事業(ラーメン業態のフランチャイズ展開)、その他外食事業(和食業態の店舗展開)、損害保険及び生命保険の代理店業務、広告代理店業務を行っております。

フランチャイズ事業につきましては、直営店への切替を1店舗で実施し16店舗となり、業態別では「幸楽苑」16店舗となりました。その他外食事業につきましては、店舗数は直営店2店舗、業態別では業態変更に伴い「とんかつ伝八」2店舗となっております。

この結果、その他の事業の売上高は1,291百万円(前年同期比1.8%増)となり、営業利益は223百万円(同2.2%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて579百万円減少し、4,710百万円となりました。これは、売掛金が102百万円、流動資産「その他」に含まれる未収還付法人税等が155百万円増加し、現金及び預金が773百万円、流動資産「その他」に含まれる繰延税金資産が132百万円減少したことなどによります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて408百万円減少し、19,314百万円となりました。これは、建物が188百万円増加し、投資その他の資産「その他」に含まれる建設協力金が648百万円減少したことなどによります。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて988百万円減少し、24,025百万円となりました。

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて91百万円増加し、7,322百万円となりました。これは、買掛金が208百万円、流動負債「その他」に含まれる預り金が121百万円、未払金が87百万円増加し、未払法人税等が208百万円、流動負債「その他」に含まれる未払消費税等が128百万円減少したことなどによります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて1,189百万円減少し、7,031百万円となりました。これは、長期借入金が1,077百万円、固定負債「その他」に含まれるリース債務が74百万円減少したことなどによります。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,098百万円減少し、14,353百万円となりました。

(純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて110百万円増加し、9,671百万円となりました。これは、資本金が73百万円、資本剰余金が73百万円増加し、利益剰余金が79百万円減少したことなどによります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等は次のとおりであります。

当社グループは、平成27年5月8日開催の取締役会において、「当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」(以下、「会社の支配に関する基本方針」という。)に基づき、当社グループの企業価値及び株主共同の利益の更なる確保・向上の観点から、買収防衛策の内容一部変更及び継続を目的とした「当社株式等の大規模買付行為に関する対応策(買収防衛策)」(以下、「本対応策」という。)の継続について決議し、平成27年6月18日開催の当社第45期定時株主総会における承認を得て継続しております。

①  会社の支配に関する基本方針の概要

当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方としては、当社の企業理念、当社の企業価値の源泉、当社のステークホルダーの方々との信頼関係を理解し、当社の企業価値及び株主共同の利益を中長期的に確保・向上させる者でなければならない、と考えております。

 

②  会社の支配に関する基本方針の実現に資する取組みの概要

当社では、当社の企業価値及び株主共同の利益を向上させるため、平成27年3月期を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画を策定し、その実現に向けてグループ全社を挙げて取り組んでおります。この中期経営計画の骨子は、次のとおりであります。

イ  1,000店舗体制に向けた出店強化

(10年以内に国内1,000店舗達成を目指す。)

ロ  既存店活性化対策

(既存店売上高前年比98~100%の維持)

ハ  商品開発力の強化とコア商品のブラッシュアップ

ニ  マーチャンダイジングシステムの再構築

ホ  大量出店に対応した人材確保と教育システムの強化

ヘ  財務体質の強化

ト  コーポレートガバナンス重視経営

また、長期数値目標値として、経常利益率10%、投下資本利益率(ROI)20%以上、自己資本利益率(ROE)10%以上の実現と継続を掲げ、経営効率の改善に努めてまいります。

③  本対応策の概要

イ  本対応策の対象となる当社株式の買付

本対応策の対象となる当社株式の買付とは、特定株主グループの保有割合が20%以上となる当社株式等の買付行為、又は既に20%以上を所有する特定株主グループによる当社株式等の買増行為(以下、「大規模買付行為」といい、大規模買付行為を行うものを「大規模買付者」という。)とします。

ロ  大規模買付ルールの概要

大規模買付者は、まず当社取締役会宛に、日本語で記載された「意向表明書」を提出していただき、当社はこの意向表明書の受領後、大規模買付者から当社取締役会に対して、当社の株主の皆様の判断及び当社取締役会としての意見形成のために必要かつ十分な日本語で記載された情報(以下、「大規模買付情報」という。)の提出を求めます。

当社取締役会は、大規模買付者が当社取締役会に対して大規模買付情報の提供を完了した後、当社取締役会による評価、検討、交渉、意見形成、代替案立案のための期間を設定し、当社取締役会は独立委員会による勧告を受ける他、適宜必要に応じて外部専門家の助言を受けながら提供された大規模買付情報を十分に評価・検討し、当社取締役会としての意見を慎重にとりまとめ、開示します。

ハ  大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合

大規模買付行為に対する対抗措置は講じません。

ただし、当該大規模買付行為が当社の企業価値及び株主共同の利益を著しく損なうと判断される場合には、当社取締役会は例外的に当社株主の皆様の利益を守るために適切と判断する対抗措置を講じることがあります。

ニ  大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しない場合

当社取締役会は、当社の企業価値及び株主共同の利益を守ることを目的として、新株予約権の無償割当等、会社法その他の法令により認められる措置(以下、「対抗措置」という。)を講じ、大規模買付行為に対抗する場合があります。

④  対抗措置の合理性及び公平性を担保するための制度及び手続

イ  独立委員会の設置

当社取締役会による恣意的な判断がなされることを防止し、その判断の客観性及び合理性を担保するために、独立委員会規程を定め、独立委員会を設置しております。

ロ  対抗措置発動の手続

対抗措置をとる場合には、独立委員会は、大規模買付情報の内容等を十分勘案した上で対抗措置の内容及びその発動の是非について当社取締役会に対して勧告を行うものとします。

 

ハ  対抗措置発動の停止等について

対抗措置の発動が適切ではないと当社取締役会が判断した場合には、あらためて独立委員会に諮問し、対抗措置の発動の停止又は変更などを行うことがあります。

⑤  本対応策の有効期間

本対応策の有効期間は、平成30年6月に開催予定の定時株主総会終結時までであります。

⑥  本対応策に対する当社取締役会の判断及びその理由

イ  本対応策が会社の支配に関する基本方針に沿うものであること

当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方は、当社の実態を正確に理解し、当社の企業価値及び株主共同の利益を中長期的に確保・向上させる者でなければならないという観点から、本対応策は、大規模買付者が当社の支配者として相応しい者であるか否かを判別するためのシステムとして構築しました。本対応策により、当社取締役会は、大規模買付者は、当社の正確な実態を理解しているか、当社の経営資源をどのように有効利用する方針なのか、これまでの当社とステークホルダーの関係にどのような配慮をしているか、これらを踏まえ当該大規模買付提案が当社の企業価値及び株主共同の利益の確保・向上につながることになるのか等を検討することで当社の支配者として相応しいか否かの判別をし、そのプロセス及び結果を投資家の皆様に開示いたします。

ロ  本対応策が当社の株主の皆様の共同の利益を損なうものではないこと

本対応策は、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益を確保し向上させることを目的に作成したものです。当社の支配者として相応しくないと判断される大規模買付者への対抗措置として現時点で想定しております新株予約権の無償割当も、当該大規模買付者以外の株主の皆様の利益を損なわないよう配慮して設計しております。

ハ  本対応策が当社取締役の地位の維持を目的とするものではないこと

買収防衛策を導入することは、得てして取締役(会)の保身と受取られる可能性のある意思決定事項であることは承知しております。そのため、このような疑義を生じさせないため、本対応策の効力発生は株主総会での承認を条件としておりますし、本対応策の継続又は廃止に関しましても株主総会の決定に従います。さらに、当社の支配者として相応しくないと判断される大規模買付者への対抗措置の発動プロセスにも取締役会の恣意性を排除するために外部者により構成する独立委員会のシステムを導入しております。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は43百万円であります。