該当事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の概況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府・日銀による経済政策および金融政策を背景に、全般的に緩やかな回復が見られ、堅調な雇用・所得情勢を背景に、消費にも緩やかな回復が見られつつあります。その一方でアジア経済の減速や米国や北東アジアなど国際政治情勢・世界経済の先行きへの不透明感も見られる状況にあります。当社グループが属する「食」の分野では、原材料価格の上昇に伴う販売価格への影響のような消費行動を抑制する要因や働き方改革に端を発した人手不足・人件費上昇もあり、依然として不透明な状況が続いております。
このような環境の中、持ち帰り弁当事業では、食に対する安心、安全への「こだわり」をビジネスの中心に据え、多様化する消費者のニーズに対応するための顧客満足度向上に注力し、店舗のQSC(クオリティ・サービス・クリンリネス)向上に努めるとともに、新商品開発・メニューのリニューアルを進めてまいりました。また、店舗管理事業では安定収益を確保しつつ、店舗委託事業では積極的な新規出店・優良物件の仕入を進めてまいりました。
このような中、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高347億60百万円(前年同期比3.8%減)、営業利益4億6百万円(前年同期比38.7%減)、経常利益8億30百万円(前年同期比15.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億34百万円(前年同期比7.9%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結累計期間において報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比較は、前第3四半期連結累計期間の数値を変更後のセグメントに組み替えた数値で行っております。報告セグメントの区分変更の詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」を御参照ください。
①持ち帰り弁当事業
持ち帰り弁当事業においては、地域の皆様の豊かな食生活に貢献し、常にお客様の身近な存在であり続ける「わたしの街の台所」として、手作りによる家庭の温もり、まごころ、安心感をお届けする信頼の食を追求しております。当第3四半期には、冬季の人気季節メニューである「牛すき焼き」や「中華丼」などとともに、期間限定で提供した「ビフテキ重」などが人気を集めました。
新たな取り組みとして第2四半期よりスタートした、「お店で手作り 日替りシリーズ」では、9月に「日替りデラックス」を、10月には和のおいしさをお楽しみいただく「日替り母さん弁当」を新発売し、いずれも定番メニューと同等以上の人気メニューとなっております。日替りシリーズでは、定期的なリニューアルを実施するなどの施策をとおして常に新しさのあるメニューを提供し幅広いお客様に訴求してまいります。
また、日替りシリーズだけでなく、価格帯に応じた価値のあるメニューの提供、買い合わせメニューの充実を図るとともに、食材価格の上昇に対応した一部メニュー価格の見直しについても検討し、客単価・収益の改善を図っております。なお、オペレーションの改善や営業時間の見直しを継続して実施し、効率的な店舗運営を図る施策は継続して実行しており、あわせて、営業利益率の向上を図ってまいります。
しかしながら、労働力不足に伴う人件費の高止まり傾向や、一部食材価格の上昇傾向などの影響は大きく、持ち帰り弁当事業の売上高は143億56百万円(前年同期比5.2%減)、営業利益は7億89百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
②店舗委託事業
店舗委託事業においては、自社運営の情報サイトである「店通(てんつう)」を活用することで飲食業界に対する当社ブランド浸透及びイメージ向上に取り組むとともに、優良物件を積極的に仕入れ、不採算店舗の解約などによる物件稼働率の向上を図り、利益率の向上に努めてまいりました。更に、新たな取り組みとして、既存ビルから飲食ビルへのコンバージョンや新築物件のマスターリース等による物件価値の向上を図ってまいりました。
この結果、店舗委託事業の売上高は176億94百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益は3億85百万円(前年同期比6.4%増)となりました。
③店舗管理事業
店舗管理事業においては、前期末および当期初の所有不動産売却に伴い減収ではあるものの、ビルオーナーのニーズにきめ細かにお応えするべく、ビルオーナー向けに保有ビルの資産価値向上のための各種サービスを提案する取り組みを進めることによって、ビル管理契約数の増加と、関連する収益機会増大、利益拡大に注力してまいりました。
この結果、店舗管理事業の売上高は4億63百万円(前年同期比14.7%減)、営業利益は2億69百万円(前年同期比12.7%減)となりました。
④フレッシュベーカリー事業
フレッシュベーカリー事業においては、「アルヘイム」ブランドの認知を進め、ブランドイメージの向上を図るため、商品品質を重視しつつアイテム数の充実を目指した商品開発を進め、毎月8種類の新商品を投入してまいりました。また、当第3四半期における季節商品としましては、ハロウィン関連商品やクリスマス時期のシュトーレンなどを発売し、幅広い支持をいただいております。
しかしながら、新ブランドの浸透に時間を要していること、労働力不足の影響により人件費の高止まり傾向が見られることなどにより、売上高、営業利益ともに前年を下回って進捗しております。
この結果、フレッシュベーカリー事業の売上高は10億42百万円(前年同期比28.1%減)、営業損失は1億44百万円(前年同期は営業損失28百万円)となりました。
⑤その他の事業
物流関連事業においては、引き続き新規の物流業務獲得を推進するとともに、自社製造商品のグループ外企業向け販売について、販路開拓・取り扱い拡大に向けた営業強化に取り組んでおります。
物流関連事業を担うグループ会社である株式会社アサヒL&Cでは、惣菜・食材の物流・配送に際し、衛生管理の徹底を求める社会の期待に揺るぎない高水準の食品安全レベルを証明することで応え、消費者の皆様に安心・安全・高品質な惣菜・食材をお届けするため、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000とそれを発展させた規格であるFSSC22000の認証を取得しております。顧客からの信頼と市場での優位性を保持しつつも足場固めに注力し、グループ外企業との更なる取引拡大に向け、磐石の体制で臨んでおります。
なお、当社グループでは、持続的成長と収益力の向上を図り、強化すべき事業領域に重点的に経営資源を投入して事業の選択と集中を進める観点から、平成29年4月1日付で「びっくり寿司」事業を譲渡しております。
この結果、事業譲渡による影響もあり、その他の事業の売上高は12億3百万円(前年同期比33.1%減)、営業利益は39百万円(前年同期比118.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1億66百万円減少し、365億1百万円となりました。その内訳は、流動資産6億4百万円の増加、固定資産7億70百万円の減少となっております。流動資産の増加は、主に現金及び預金4億99百万円の増加、商品及び製品1億73百万円の増加等によるもの、固定資産の減少は、主に投資有価証券6億74百万円の増加、土地7億34百万円の減少、建物及び構築物3億70百万円の減少、敷金及び保証金1億84百万円の減少等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ4億61百万円減少し、165億39百万円となりました。その内訳は、流動負債5億49百万円の増加、固定負債10億10百万円の減少となっております。流動負債の増加は、主に1年内返済予定の長期借入金3億3百万円の増加、買掛金2億50百万円の増加、短期借入金50百万円の減少等によるもの、固定負債の減少は、主に長期借入金10億36百万円の減少等によるものです。
非支配株主持分を含めた純資産は、前連結会計年度末に比べ2億94百万円増加し、199億62百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を6億34百万円計上し、配当を2億72百万円実施したこと等により利益剰余金が増加する一方で、その他有価証券評価差額金が68百万円減少したこと等によるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の53.6%から1.1ポイント上昇し54.7%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。