第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウィルス感染症の第7波の到来、第8波への警戒が強まる中、経済活動と感染予防の両立の観点から、まん延防止等重点措置等の行動制限が無かったことで、個人消費を中心に緩やかに持ち直しつつありました。しかしながら、2022年7月以降のウクライナ情勢に起因した世界的な資源・原材料価格高騰、急激な円安による価格の上昇も加わり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 このような環境の中、当社グループは、不透明さを増す未来において新しい価値創造を続けていくために、環境適応能力と成長性を兼ね備えた事業連合体を目指しており、「グループ拡大による多事業化」、「環境・市場対応力」、「経営人材の多様化」を通してその実現に努めております。「自己変革型企業群」構築の一環として、2022年12月に稲葉ピーナツ株式会社、株式会社谷貝食品、株式会社アイファクトリーを取得いたしました。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高258億22百万円(前年同四半期比6.4%増)、営業利益10億47百万円(同5.9%増)、経常利益12億68百万円(同2.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億29百万円(同8.3%減)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

報告セグメント見直しについて

 『稲葉ピーナツ株式会社』、『株式会社谷貝食品』、『株式会社アイファクトリー』が、2022年12月1日にグループ入りしたことで、ハークスレイ・グループの業容拡大に伴い、事業戦略と整合性をとることを目的に、報告セグメントの区分の見直しを行っております。

 

①持ち帰り弁当事業

 持ち帰り弁当事業においては、世界情勢の不安定による円安に、更なる物価高による原材料の上昇と、コロナ禍

による忘年会等一般イベントの自粛傾向が未だ色濃く、厳しい環境が続いております

 株式会社ほっかほっか亭総本部は、「つくりたて。だから、うまい。」を謳うほっかほっか亭を展開しており、

地域の皆様の豊かな食生活に貢献、食のインフラ「わたしの街の台所」として、お店で手づくり、できたてのあた

たかいお弁当と一緒にお客さまに安心・安全をお届けすることを追求しております。

 当第3四半期連結累計期間においては、「牛すき焼弁当」、「中華丼」及び「八宝菜弁当」等の季節定番メニュ

ーに加え、11月に「のりメンチかつ弁当」を発売、12月には「牛焼肉弁当」をリニューアルいたしました。また、

毎年恒例となりました「冬のすみっコぐらしキャンペーン」を12月に開催し、ファミリー層を中心にご好評をいた

だきました。

 デジタル販促面では、スマホで事前注文と決済が可能な「モバイルオーダー」及び、「Uber Eats」や「出前

館」等デリバリーサービスの売上も伸長しており、新たな利用シーンの獲得が出来たと同時に、事前予約型受注の

促進により店舗オペレーションの改善にも繋がっております。さらに、「楽天ポイント」に続き、10月から新たな

共通ポイントとして「dポイント」を導入いたしました。11月には店頭で20倍、モバイルオーダーでは30倍のdポイ

ントを進呈する、導入記念キャンペーンを実施いたしました。

 店舗計画においては、不採算店舗の閉店は一巡したことから、西日本を中心に新規出店を加速させております。

 また、株式会社味工房スイセンは、七五三等の饗膳料理案件の回復や、新規顧客獲得のための営業活動により、

各種スポーツ大型イベントの受注、省庁主催レセプションパーティーの獲得や弁当の大量受注がありました。1月

以降は企業の懇親会、各種催事、学会を中心とした大型イベントが復活の兆しを見せており、引続き営業活動を推

進し、既存・新規顧客の受注漏れのない様努めるとともに、他事業者との協業・弁当のOEM化をより推進してまい

ります。

 渋谷東急フードショーに常設の弁当・惣菜販売店舗「幾重 いくえ」は開店より1年半が経過し、催事、高級ス

ーパーへの再出店による認知度の向上によってリピーターの大量注文や佃煮商品、お節商品もご好評を頂き、また

EC販売もスタートしました。

 1月以降は新規高級スーパーへの納品、包材のリニューアルによる個人通販強化を行い、販売網の多様化とECサ

イトの強化、メニュー変更によるリピーター層への訴求に努めております。

 その結果、持ち帰り弁当事業は、売上高126億25百万円(前年同四半期比3.1%増)、営業利益1億28百万円(同

77.8%減)となりました。

 

②店舗アセット&ソリューション事業

 店舗アセット&ソリューション事業におきましては、3年ぶりとなる行動・営業制限のない夏期休暇、10月から実施された

「全国旅行支援」と水際対策の大幅緩和により、飲食店を中心に大幅に回復いたしました。しかしながら、夜間来

客と法人需要の戻りは鈍く、飲酒業態では厳しい環境は続いております。

 店舗流通ネット株式会社は、出店意欲ある飲食店等の運営事業者に、人材紹介、秘匿性ある閉店情報など好立地

物件提供、独自の出店資金サポートシステム、マーケティング支援等の必要な「ヒト・モノ・カネ・情報」を一気

通貫でソリューション提供しております。飲食店等が好きでお客様の成長を願う社員が出店サポートした結果、ス

トック収益の源泉となる店舗リースの取引店舗数は806店まで増加し、創業来の出店サポート累計実績は3,800店超

となりました。

 店舗リースの取引希望者や仕入れ物件情報を幅広く得る取り組みとして、ターゲット層が利用するSNS媒体にて

動画広告を展開し、リード顧客を増やしています。また、人流データ等の一般調査データと自社固有の店舗売上デ

ータを掛け合わせ、店舗売上予測ノウハウを積み上げています。今後は、独自性ある業態が協調的に出店して相互

集客するエコシステムを念頭に、店舗売上予測の情報提供や交流を通じて事業者ネットワークを強化いたします。

 製菓店を中心顧客層にIT経営ソリューションを提供する株式会社アニーにおいては、業務効率化・販売促進に役

立つと好評価のPOSレジシステム「ninapos」の販売が10月以降復調しました。さらに「ninapos」と連携するネッ

ト受注システム「ニナカート」については利便性が評価されてネット注文利用金額を順調に増やし、取引先製菓店

の来店売上に直結する店頭受取予約の利用金額は前年同期比3割超の増加となり、連動して収益貢献いたしまし

た。

 また、当第3四半期連結累計期間において、店舗不動産の取得は4物件、売却は2物件で、不動産管理とアセ

ットマネジメントに関しては順調に受託ストックを増やしました。売却した2物件はいずれも販売用不動産で売

却先は2022年9月に組成した不動産私募ファンドです。TRNインベストメント・マネジメント株式会社が投資助言

するファンドの契約資産額は108億円となりました。

 TRNシティパートナーズ株式会社は、不動産管理はもとより、店舗リースで蓄積したエリア毎のリアルな出店ニ

ーズの知見や運営事業者ネットワークを知的資産として、店舗ビジネスと建築知識・技術を融合した商品企画

(店舗ビル新築やコンバージョン)も行っています。そのコンストラクション・マネジメントは、2022年3月に

組成した本厚木駅前不動産の開発ファンドにも活きており、地上12階建て店舗ビルの新築に向け予定通り10月に

着工いたしました。

 当第3四半期連結累計期間においては、不動産管理とアセットマネジメントの受託ストック増加に伴う安定収

益を確保しつつ、前記の販売用不動産2物件の売却17億円が売上と利益に貢献しました。前年同期比では、2021

年11月に販売用不動産3物件の売却が31億50百万円あり、それには及びませんでした。

 また、パーティー・イベント用品レンタル事業を営む株式会社ファースト・メイトにおいては、第3四半期に入ってもラグジュアリーブランドのパーティーと百貨店の催事は順調に動いています。ホテル・国際会議場での大型パーティーの施工件数も伸び始めました。また、年末に向けては、クリスマスケーキやおせち料理の作成に対する備品・冷蔵庫などのレンタル品の需要が戻ってきています。未だ主要取引先の企業向けのケータリング会社、給食事業社のパーティー需要は厳しい状況ではありますが、新規取引先も着実に増え、売り上げ増に繋がっています。

 その結果、店舗アセット&ソリューション事業は、売上高92億15百万円(前年同四半期比6.9%減)、営業利益13億22百万円(同4.5%減)となりました。

 

③物流・食品加工事業

 物流・食品加工事業においては、中食市場での惣菜、特に唐揚げへの依然として堅調な需要によってカミッサリー製品の売上が拡大し、工場の稼働率を押し上げています。安心・安全を大前提とした我々の唐揚げは、定番品の継続取引はもちろんのこと、ご当地の特産品や名産品、人気のフレーバーを前面に出した新製品の開発を進めて採用を獲得、お客様の支持を得て更なる拡販へと繋がっています。

 また、2022年12月1日にグループ入りした稲葉ピーナツ株式会社は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う家飲み需要の増加に合わせ発売した、「クレイジーソルトナッツ(個包装)」の好調な売れ行きが牽引して、スーパーマーケットやドラッグストアへの売上が増加しており、11月、12月は、計画比2桁増となり、12月に至っては過去最高の単月売上高を達成し、累計でも計画より売上増加を維持しております。

 株式会社谷貝食品は、千葉県産落花生や世界中のナッツ、ドライフルーツ等を卸販売しており、主な販路は百貨店地下食品売り場や、全国の高級スーパーです。昨年6月、国産・無添加にこだわったドライフードシリーズ「自然のおくりもの」をリリースし、中でも地元茨城県産「紅はるか・干し芋」の売上が好調です。干し芋の加工品等、様々な新商品の開発に着手しており、今後も商品企画と販路拡大に注力してまいります。

 その結果、食品加工事業は、売上高57億20百万円(前年同四半期比53.3%増)、営業利益1億32百万円(同68.5%増)となりました。

 

④その他

 その他の事業は、売上高3億73百万円(前年同四半期比146.6%増)、営業利益3億73百万円(同146.6%増)となりました。

 

財政状態の状況は、次のとおりであります。

当第3四半期連結会計期間末における総資産は592億72百万円となり、前連結会計年度末に比べ111億8百万円増加しました。これは主に稲葉ピーナツ㈱、㈱谷貝食品、㈱アイファクトリー(以下、稲葉ピーナツ㈱等という。)のグループ加入に伴う資産の増加によるものです。

負債合計は368億84百万円となり前連結会計年度末に比べ103億41百万円増加しました。これは主に稲葉ピーナツ㈱等の株式取得のための借入金の増加及び稲葉ピーナツ㈱等のグループ加入に伴う負債の増加によるものです。

純資産は223億87百万円となり前連結会計年度末に比べ7億66百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上、その他有価証券評価差額金の増加及び剰余金の配当によるものです。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。