(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、マイナス金利など脱デフレをめざす大胆な政策にも拘わらず景気回復には至らず、先行き不透明な状況が続いております。個人消費につきましては、節約志向は根強いものの雇用環境の改善を背景に、一部持ち直しの兆しが見られました。
ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、夏物・冬物商戦ともに天候不順の影響はありましたが、堅調に推移しました。しかしながら、競合他社との価格競争の激化や海外生産拠点の人件費上昇等によるコストアップなどで厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中で当社は、商品では、優れた動作性に加えて、高い保温性とソフトな肌触りの裏地素材を使用した快適な履き心地の「エアライトSTRETCHウォームパンツ」などを開発、また新たに立ち上げたアウトドアテイストの新ブランド「FieldCore」の強化で競合との差別化を進めました。これによりPB(プライベートブランド)商品593アイテムの展開で、チェーン全店売上高構成比は26.1%(前年同期比6.2ポイント増)となりました。
販売では、データ分析に基づく品揃えと適正在庫の維持管理、媒体を効果的に活用して商品訴求力を高めた売り場づくり、販促面では、チラシの掲載商品数の見直しと地域特性に合わせた配布方法を工夫、テレビCMのタイムリーな投入などで、個店売上の向上に取り組みました。
店舗展開では、重点地域でのドミナント化の推進と既存店のスクラップ&ビルドを実施しました。当第3四半期累計期間では、開店27店舗、スクラップ&ビルド5店舗、賃貸借契約満了による閉店1店舗で、平成28年12月31日現在の営業店舗数は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より6店舗増の659店舗、直営店(加盟店B契約店舗及びトレーニング・ストア)は前期末より20店舗増の133店舗で、44都道府県下に合計792店舗となりました。
この結果、当第3四半期累計期間のチェーン全店売上高は581億89百万円(前年同期比5.0%増、既存店前年同期比3.0%増)となりました。また営業総収入は404億29百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益78億1百万円(前年同期比8.9%増)、経常利益86億76百万円(前年同期比8.3%増)、四半期純利益54億20百万円(前年同期比15.1%増)となりました。
運営形態別の売上高につきましては、フランチャイズ・ストア521億29百万円(前年同期比3.6%増、チェーン全店売上高構成比89.6%)、直営店60億60百万円(前年同期比18.2%増、チェーン全店売上高構成比10.4%)となりました。
なお、当社は作業服及び作業関連用品の小売事業を行う単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
①資産の部
当第3四半期会計期間末の総資産は642億5百万円となり、前事業年度末に比べ31億34百万円増加いたしました。
流動資産は452億20百万円となり、前事業年度末に比べ17億24百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が17億80百万円、商品が4億83百万円それぞれ増加した一方で、加盟店貸勘定が6億25百万円減少したことによるものであります。
固定資産は189億84百万円となり、前事業年度末に比べ14億9百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産のその他に含まれる建設仮勘定が8億91百万円、建物が6億31百万円それぞれ増加した一方で、差入保証金が1億62百万円減少したことによるものであります。
②負債の部
当第3四半期会計期間末の負債合計は121億23百万円となり、前事業年度末に比べ5億30百万円減少いたしました。
流動負債は88億16百万円となり、前事業年度末に比べ5億17百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が5億42百万円、買掛金が2億71百万円それぞれ減少した一方で、その他に含まれる未払金が4億34百万円増加したことによるものであります。
固定負債は33億6百万円となり、前事業年度末に比べ12百万円減少いたしました。これは主にその他に含まれるリース債務が74百万円減少した一方で、資産除去債務が62百万円増加したことによるものであります。
③純資産の部
当第3四半期会計期間末の純資産合計は520億82百万円となり、前事業年度末に比べ36億64百万円増加いたしました。これは主に配当金の支払いが18億77百万円あったものの、四半期純利益を54億20百万円計上したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は、前事業年度末に比べ1.8ポイント上昇し81.1%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。