(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善で緩やかな回復基調となっておりますが、米中貿易摩擦や新興国の景気減速など外的要因で不透明な状況が続いております。個人消費につきましては、所得環境の改善が見られるものの十分な回復に至りませんでした。
ワーキング・ユニフォーム業界におきましては、猛暑対策で「空調ファン付き作業服」の人気によりウエアの販売が大幅に増えた一方、海外生産地での人件費高騰、資源高、円安傾向などから仕入価格が上昇しており、厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中で当社は、商品では、軽量で動きやすい「エアロストレッチカーゴパンツ」や伸縮性に富んだ「透湿レインスーツストレッチ」など、高機能低価格を追求したPB(プライベートブランド)商品の展開で、商品力強化を図りました。これによりPB商品は741アイテムとなり、チェーン全店売上高構成比は34.5%(前年同期比6.0ポイント増)となりました。
販売では、一般顧客向けの高機能カジュアルウエアに特化した新業態店「ワークマンプラス」を「ららぽーと立川立飛」に初出店。開店の告知は全国ネットのTVCMや全国紙1面カラー広告などでこれまでにない規模で行いました。同店は開店日にレジ待ちのお客様が長い行列になるほどで、空前の売上を記録しました。この盛況ぶりは全国ネットTV、全国紙、大手経済雑誌などで大きく報道されました。このようなメディア戦略の結果、既存店の売上拡大と新たな客層の獲得に大きな成果を上げることができました。
店舗展開では、ドミナント戦略の強化を進めるとともに、当第2四半期累計期間では、前記のワークマンプラスを加えて開店が8店舗、スクラップ&ビルド2店舗、閉店3店舗で、平成30年9月30日現在の営業店舗数は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より17店舗増の709店舗、直営店(加盟店B契約店舗及びトレーニング・ストア)は前期末より12店舗減の117店舗で、44都道府県下に合計826店舗となりました。
この結果、当第2四半期累計期間のチェーン全店売上高は418億50百万円(前年同期比13.2%増、既存店前年同期比11.4%増)となりました。また営業総収入は288億50百万円(前年同期比10.8%増)、営業利益55億71百万円(前年同期比21.3%増)、経常利益61億65百万円(前年同期比19.4%増)、四半期純利益38億22百万円(前年同期比20.3%増)となりました。
運営形態別の売上高につきましては、フランチャイズ・ストア376億90百万円(前年同期比14.8%増、チェーン全店売上高構成比90.1%)、直営店41億60百万円(前年同期比0.5%増、チェーン全店売上高構成比9.9%)となりました。
なお、当社は作業服及び作業関連用品の小売事業を行う単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
①資産の部
当第2四半期会計期間末の総資産は748億72百万円となり、前事業年度末に比べ16億25百万円増加いたしました。
流動資産は536億65百万円となり、前事業年度末に比べ17億49百万円増加いたしました。これは主に、加盟店貸勘定が6億38百万円、商品が4億49百万円、現金及び預金が4億1百万円それぞれ増加したことによるものであります。
固定資産は212億6百万円となり、前事業年度末に比べ1億24百万円減少いたしました。これは主に差入保証金が1億36百万円減少したことによるものであります。
②負債の部
当第2四半期会計期間末の負債合計は138億24百万円となり、前事業年度末に比べ43百万円減少いたしました。
流動負債は109億4百万円となり、前事業年度末に比べ28百万円減少いたしました。これは主にその他に含まれる未払消費税等が3億2百万円減少した一方で、加盟店買掛金が2億97百万円増加したことによるものであります。
固定負債は29億20百万円となり、前事業年度末に比べ15百万円減少いたしました。
③純資産の部
当第2四半期会計期間末の純資産合計は610億47百万円となり、前事業年度末に比べ16億68百万円増加いたしました。これは主に四半期純利益38億22百万円の計上と、配当金23億65百万円の支払いによるものであります。
この結果、自己資本比率は、前事業年度末に比べ0.4ポイント上昇し81.5%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比べ5億98百万円減少し、180億75百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、33億53百万円(前年同期比7億94百万円増)であり、これは主に税引前四半期純利益61億51百万円、減価償却費5億45百万円、未払金の増加額1億2百万円に対し、法人税等の支払額21億90百万円、加盟店貸勘定の増加額6億38百万円、たな卸資産の増加額4億40百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、15億33百万円(前年同期比13億35百万円減)であり、これは主に預入期間が3ケ月を超える定期預金の預入による支出10億円、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出6億14百万円に対し、差入保証金の回収による収入2億57百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、24億18百万円(前年同期比2億6百万円増)であり、これは主に配当金の支払額23億65百万円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。