第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
  また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当社は、平成27年10月30日開催の取締役会において、株式会社すずのきの株式を取得し子会社化するため、株式譲渡契約を締結することについて決議し、同日付で株式会社すずのきホールディングスとの間で、株式譲渡契約を締結いたしました。

詳細は、「第4 経理の状況1 四半期連結財務諸表注記事項(企業結合等関係)」をご参照ください。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における国内経済は、政府の経済政策や日銀の金融政策を背景に企業収益や雇用・所得環境の改善が見られ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、円安の進行による物価上昇や海外景気の下振れリスク等により、先行きにつきましては依然として不透明な状況で推移いたしました。

このような状況のもと、当社グループは、グループの共通戦略として掲げている「ソフトと価値の提供」に基づき、各事業における収益力の向上に引き続き取り組むとともに、グループ全体の成長戦略としてM&Aを本格的に推進し、当四半期は卸売事業で新規子会社1社(株式会社吉利)が増加、また和装宝飾事業においても1社(株式会社すずのき)を子会社化いたしました。

当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高につきましては、卸売事業での新規子会社設立及び和装小物卸売事業の事業譲受による売上高の増加がありましたが、アパレル事業の事業譲渡や暖冬によるウィンター関連商品の売上低迷等の影響により、167億15百万円(前年同四半期比2.1%減)となりました。一方収益面では、事業の集中と選択を推進する中で管理コストの削減を図るとともに、経営資源の配分見直しを行い、営業コストの圧縮にも努め、営業利益は1億14百万円(前年同四半期比119.0%増)、経常利益は99百万円(前年同四半期比382.5%増)となりましたが、前第3四半期連結会計年度の子会社同士の合併に伴う非支配株主持分の調整がなくなったこともあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は45百万円(前年同四半期比75.4%減)となりました。

セグメントの業績は、以下のとおりであります。

 

1)「美容事業」

美容事業では、当四半期において「アンチエイジングサロン」への店舗リニューアルを3店舗実施するほか、ブランド統一による採用・販促効果の向上を図るため、店舗名を「My jStyle by Yamano」70店舗及び「PLAZA HAIR by Yamano」12店舗に統合し、「Yamano」ブランドの屋号導入を実施いたしました。なお、平成27年12月31日現在の店舗数は、直営102店舗、FCは6店舗となっております。

美容事業においては、競合店の飽和状態が続く厳しい事業環境の下で、他社との差別化サービスメニューとして着付けサービス強化を推進しており、浴衣着付けサービス売上は前年同期比139.3%、また成人式着付けサービスの予約件数は前年比116.6%と伸長し、着付けサービス強化による売上高獲得は順調に推移しております。しかしながら、業界での店舗間競争の激化が続く中で集客数が減少し、売上高は17億90百万円(前年同四半期比5.0%減)となり、セグメント利益44百万円(前年同四半期比48.4%減)となりました。

 

2)「スポーツ事業」

スポーツ事業では、専門店ならではの提案力強化の施策としてメンテナンスサービスの商品化、体験イベントサービスの開催等を推進しております。当四半期では1店舗閉鎖、季節店出店1店舗があり、平成27年12月31日現在の店舗数は17店舗となっております。

H&B(ヘルス・アンド・ビューティ)関連では前年同期比110.4%、アウトドア関連では前年同期比108.2%と好調な販売推移となり、また、昨年10月に中国地方へ出店した季節店での販売は計画を上回る推移となりましたが、記録的な暖冬の影響により、主力であるウィンター関連販売が前年同期比83.9%と苦戦いたしました。この結果、売上高は27億66百万円(前年同四半期比8.0%減)、セグメント損失は99百万円(前年同四半期はセグメント損失15百万円)となりました。

 

3)「DSM事業」

DSM事業では、お買い物以外の顧客ニーズに応える催事を継続的に開催する一方で、各ショップにて洋装品を中心にしたミニ展示会を開催し、商品提案の場を広げる施策を行っております。当四半期では事業所6拠点の閉鎖があり、平成27年12月31日現在の店舗数は74店舗となっております。

DSM事業では事業所数・販売員の減少に伴う売上高減少への対策として、販売員紹介キャンペーンを実施するとともに、事業所統合による固定費の削減や販促費用の見直し等に努めています。この結果、売上高は19億35百万円(前年同四半期比9.5%減)となり、セグメント利益は63百万円(前年同四半期比1.3%増)となりました。

 

4)「和装宝飾事業」

和装宝飾事業では、平成27年6月1日付でアパレル事業を事業譲渡し、また平成27年11月20日付で和装・毛皮小売事業を営む株式会社すずのきが連結子会社となったこと等により、平成27年12月31日現在の店舗数は、和装他小売店舗が98店舗、宝飾小売店舗が20店舗となっております。なお、新規子会社となった株式会社すずのきの業績は第4四半期からの取り込みとなり、当第3四半期連結会計期間のセグメント業績には含まれておりません。

和装宝飾事業の売上高は、アパレル事業譲渡による影響等により、47億75百万円(前年同四半期比3.9%減)となりましたが、従来からの和装事業戦略である①前楽結び着方教室、②着る機会の提供、③お手入れサービスの3施策の推進及び人財育成への取り組み強化に努めるほか、移転リニューアルを3店舗で実施したことにより和装小売では売上高前年同期比104.9%と堅調に推移しており、また、アパレル事業の譲渡に伴う経営資源の配分の見直しによって収益力が向上したため、セグメント利益は1億1百万円(前年同四半期比132.6%増)の増益となりました。

 

5)「卸売事業」

卸売事業では、主力である百貨店取引が回復傾向にあるとともに、和装小物卸売事業の株式会社吉利が新たに連結子会社として加わったことにより、売上高は49億52百万円(前年同四半期比5.9%増)となりました。

収益面では、新規子会社による収益増加のほか、販売費の見直し等によるコスト削減に努め、セグメント利益は54百万円(前年同四半期はセグメント損失1億円)となりました。

 

6)「その他の事業」

その他の事業の事業内容は、主に堀田(上海)貿易有限公司の意匠撚糸の販売、株式会社ヤマノセイビングの前払式特定取引業による手数料収益であります。

その他の事業の売上高は、意匠撚糸販売が好調に推移し、4億95百万円(前年同四半期比24.0%増)となり、セグメント損失6百万円(前年同四半期はセグメント損失9百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ36億6百万円増加し148億94百万円となりました。これは主に、現金及び預金が11億16百万円増加、受取手形及び売掛金が5億26百万円増加、商品及び製品が11億12百万円増加、敷金及び保証金が3億92百万円増加したことによるものであります。

負債につきましては、前連結会計年度末と比べ38億12百万円増加し124億89百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が15億73百万円増加、短期借入金が6億51百万円増加、未払金が2億82百万円増加、前受金が6億6百万円増加、長期借入金が4億22百万円増加したことによるものであります

純資産につきましては、前連結会計年度末と比べ2億6百万円減少し24億4百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益45百万円、剰余金の配当68百万円、自己株式の取得49百万円、会計方針変更により利益剰余金が1億4百万円減少したことによるものであります。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、新たに2社を連結子会社としたことにより、和装宝飾事業において133名増加、卸売事業において14名増加しております。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。

 

(7)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。