文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、前半堅調であった金融経済が後半に入り新興国の成長鈍化が鮮明になったことや、米国の利上げ観測等による世界同時株安に連動し、弱めに推移する形で終えました。
一方の実体経済は、物価上昇率低下に伴う実質所得の下げ止まりはあるものの、名目賃金の伸び悩み等から足踏み状態となりました。
当社が属する供養産業は、死亡者が増加傾向にあるにもかかわらず、霊園事業においては、埋葬の選択肢の多様化に伴い、比較的高価格となる墓地墓石の購入者は年々減少傾向にあります。この流れに対応すべく当社は、様々なお墓の形態を兼ね備えた霊園を開発すると共に、供養の全てを網羅し価格においてもご満足いただける堂内陵墓事業への拡充を図っております。
葬祭事業においては、葬儀の小規模・地味化傾向が顕著となる中、インターネット媒体を中心に業者間の価格競争は激化し、顧客単価が一層下落するという厳しい環境下にあるものの、生花祭壇葬「愛彩花(あいさいか)」と共に、家族葬を中心としたラステル葬が消費者から支持を受け、売上は堅調に推移しました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高17億4百万円(前年同四半期比14.4%増)、営業利益5千5百万円(前年同四半期営業損失3千4百万円)、経常利益7百万円(前年同四半期経常損失9千7百万円)、四半期純損失7百万円(前年同四半期純損失7千3百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①霊園事業
屋外墓地につきましては、埋葬の選択肢の多様化に伴い比較的高価格となる墓地墓石の買い控え並びに小規模区画傾向が続く消費動向に対応すべく、広告及び販売戦略の見直しを適宜行うと共に、本年8月「横浜三保浄苑(横浜市緑区)」が開園、募集販売を開始したことから、売上高は6億4千8百万円(前年同四半期比25.8%増)となりました。
②堂内陵墓事業
第五号「両国陵苑(東京都墨田区)」は、消費者の価値観を超える重厚な施設と立地が反響を呼んでおり、計画を上回る販売実績をあげております。売上高は3億3千2百万円(前年同四半期比9.7%増)となりました。
③葬祭事業
死亡者数が年々増加傾向にある中、当社は終活セミナー等を開催し、潜在顧客を施行に繋げる取り組みを積極的に行っております。会員制の生花祭壇葬「愛彩花」並びに、家族葬・直葬施設を併設した独自のブランド「ラステル(ラストホテル)」は、「小規模でありながらも心のこもった葬儀」を望む現代の消費者から好評を得ており、施行件数は双方共堅調に推移しました。売上高は7億2千2百万円(前年同四半期比7.7%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期会計期間末における資産合計は、116億9千2百万円となり、前事業年度末に比べ1千2百万円減少しました。
流動資産は、前事業年度末に比べ、1億3百万円減少し、36億6百万円となりました。その主な要因は、売掛金5千9百万円及び原材料及び貯蔵品3千4百万円の減少によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べ、9千1百万円増加し、80億8千6百万円となりました。その主な要因は、差入保証金8億9千8百万円の増加、霊園開発協力金8億3千3百万円の減少によるものです。
流動負債は、前事業年度末に比べ、9千万円増加し、34億1千6百万円となりました。その主な要因は、短期借入金2億1千7百万円の増加、1年内返済予定の長期借入金4千8百万円及び1年内償還予定の社債5千4百万円の減少によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べ、8百万円増加し、46億4千8百万円となりました。その主な要因は、長期借入金7千2百万円の増加、社債7千6百万円の減少によるものです。
純資産は、前事業年度末に比べ、1億1千万円減少し、36億2千7百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金1億1百万円の減少によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、主に霊園開発協力金の純増による支出及び差入保証金の純減による収入があり、前事業年度末に比べ6百万円増加し、18億7千9百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、4千5百万円(前年同四半期は1億4千4百万円の使用)となりました。これは主に、営業収支による獲得9千3百万円、利息の支払6千6百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、5千万円(前年同四半期は4億5千3百万円の使用)となりました。これは主に、霊園開発協力金の純増による支出2億2千万円、差入保証金の純減による収入2億3千8百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、1千2百万円(前年同四半期は5億1千万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純増による収入2億1千7百万円、社債の純減による支出1億3千2百万円及び配当金の支払9千1百万円によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。