文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新興国の成長鈍化や中東圏の緊張、米国利上げ等の外的要因により、金融経済は一進一退の形で終えました。
一方の実体経済は、訪日客消費や原油安による下支え要因はあったものの、名目賃金の伸び悩み等から足踏み状態となりました。
当社が属する供養産業は、死亡者が増加傾向にあるにもかかわらず、霊園事業においては、埋葬の選択肢の多様化に伴い、比較的高価格となる墓地墓石の購入者は年々減少傾向にあります。この流れに対応すべく当社は、様々なお墓の形態を兼ね備えた霊園を開発、開園すると共に、供養の全てを網羅し、価格においてもご満足いただける堂内陵墓事業の拡充を図っております。
葬祭事業においては、葬儀の小規模・地味化傾向が顕著となる中、インターネット媒体を中心に業者間の価格競争は激化し、顧客単価が一層下落するという厳しい環境下にあるものの、生花祭壇葬「愛彩花(あいさいか)」と共に、家族葬を中心としたラステル葬が消費者から支持を受け、施行は堅調に推移しました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高24億9千8百万円(前年同四半期比8.8%増)、営業利益5千8百万円(前年同四半期営業損失9百万円)、経常損失1千2百万円(前年同四半期経常損失9千6百万円)、四半期純損失2千6百万円(前年同四半期純損失7千9百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①霊園事業
屋外墓地につきましては、埋葬の選択肢の多様化に伴い比較的高価格となる墓地墓石の買い控えや小規模区画傾向が続く消費動向に対応すべく、広告並びに販売戦略の見直しを適宜行うと共に、昨年8月「横浜三保浄苑(横浜市緑区)」及び同11月「櫻乃丘聖地霊園(千葉県流山市)」が新規開園、募集販売を開始したことから、売上高は8億9千2百万円(前年同四半期比22.1%増)となりました。
②堂内陵墓事業
第五号「両国陵苑(東京都墨田区)」は、消費者の価値観を超える重厚な施設と好立地が反響を呼んでおり、計画を上回る販売実績をあげております。売上高は5億1百万円(前年同四半期比5.5%増)となりました。
③葬祭事業
死亡者数が年々増加傾向にある中、当社は終活セミナー等を開催し、潜在顧客を受注に繋げる取り組みを積極的に行っております。会員制の生花祭壇葬「愛彩花」並びに家族葬・直葬施設を併設した独自のブランド「ラステル(ラストホテル)」は、「小規模でありながらも心のこもった葬儀」を望む現代の消費者から好評を得ており、施行件数は双方共堅調に推移しました。売上高は11億4百万円(前年同四半期比1.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における資産合計は、117億7千8百万円となり、前事業年度末に比べ7千3百万円増加しました。
流動資産は、前事業年度末に比べ、1億7千3百万円減少し、35億3千6百万円となりました。その主な要因は、売掛金7千8百万円及び現金及び預金7千2百万円の減少によるものです。
固定資産は、前事業年度末に比べ、2億4千6百万円増加し、82億4千1百万円となりました。その主な要因は、差入保証金10億3千万円の増加、霊園開発協力金8億3千3百万円の減少によるものです。
流動負債は、前事業年度末に比べ、9千4百万円増加し、34億2千万円となりました。その主な要因は、短期借入金1億8千9百万円の増加、1年内償還予定の社債6千6百万円及び1年内返済予定の長期借入金4千7百万円の減少によるものです。
固定負債は、前事業年度末に比べ、9千8百万円増加し、47億3千9百万円となりました。その主な要因は、長期借入金1億8千1百万円の増加、社債1億4百万円の減少によるものです。
純資産は、前事業年度末に比べ、1億2千万円減少し、36億1千8百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金1億2千万円の減少によるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。