第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

なお、新型コロナウィルス感染症拡大の影響が長期化することで、当社の経営に影響を及ぼすリスクがありますが、当社の手元流動性に関して、20212月期第2四半期末時点において、43億円の現金及び預金を保有する一方、銀行借入金は無く、十分な手元流動性を確保しております。今後も、経費抑制や在庫水準のコントロールによりキャッシュ・フロー管理を徹底し、十分な手元流動性の確保に努めてまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)  業績の状況

当第2四半期累計期間(2020年3月1日~2020年8月31日)における我が国の経済は、世界的な新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が悪化し、先行き不透明な状況となりました。

当社が属するカジュアルウェア業界におきましても、商業施設の臨時休業や営業時間短縮、外出自粛による個人消費の落ち込み等、経営環境は厳しい状況となりました。

かかる状況におきまして、当社は、緊急事態宣言が解除される5月下旬まで一部店舗で臨時休業、営業時間短縮を実施しました。緊急事態宣言解除後は、営業時間短縮を継続しつつ全店舗で営業を再開し、お客様と従業員の安全を最優先に考え、マスクの着用、飛沫感染防止シート及び除菌剤の設置、ソーシャルディスタンスの確保等、感染症拡大防止に努めながら、「多くのお客様に信頼され、魅力あるお店」づくりをスローガンとして営業に励んでまいりました。

当第2四半期累計期間における販売概況としては、関東地区、立地においてはSC(ショッピングセンター)を中心に客数が大幅に減少しました。販促施策としては、紙媒体のチラシ投函を削減し、インストアプロモーション及びモバイル会員様向けのプロモーションに注力しました。8月末のモバイル会員様は387万人となりました。商品動向としては、7月の長梅雨や8月の旅行・帰省などの外出需要の減少により、季節商品の販売が想定を下回る進捗となりました。一方で、来店されるお客様の多数を占めている女性向け商品の新ブランド「Howdy Marie(ハウディーマリー)」などがヒットしました。また、ウィズコロナのアイテムとして、ホームウェアや冷感マスクが好調に推移しました。

店舗数の推移につきましては、9店舗の出店、13店舗の閉鎖により、当第2四半期末の店舗数が、367店舗(前年同四半期比14店舗減)となりました。

利益面につきましては、売上高が低水準となったことにより、売上総利益も大幅な減少となりましたが、売上総利益率は商品供給リードタイム短縮による仕入コントロール、チラシ投函の削減による売価変更を抑制し、前同四半期より2.0ポイント改善しました。

経費面におきましては、店舗数の減少に加え、広告宣伝費の大幅削減、営業時間短縮による勤務シフト調整による人件費の削減等により、前年を下回り、販売費及び一般管理費は前年同四半期比22.6%減となりました。

これらの結果、当第2四半期累計期間における売上高は9,255百万円前年同四半期比30.7%減)となりました。また、営業損失は744百万円前年同四半期は営業損失535百万円)、経常損失は719百万円前年同四半期は経常損失501百万円)、四半期純損失は、収益性が悪化していると認識した店舗及び共用資産に関して減損損失として148百万円を計上し、1,021百万円前年同四半期は四半期純損失792百万円)となりました。

 

 

(2)  財政状態の分析

(資産)

当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ2,424百万円減少し、13,703百万円となりました。

流動資産は、前事業年度末に比べ2,264百万円減少し、9,398百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,837百万円商品が479百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

固定資産は、前事業年度末に比べ160百万円減少し、4,305百万円となりました。これは主に敷金及び保証金が97百万円、建物附属設備が33百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ1,248百万円減少し、6,741百万円となりました。

流動負債は、前事業年度末に比べ1,147百万円減少し、4,049百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が832百万円未払金が176百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

固定負債は、前事業年度末に比べ100百万円減少し、2,692百万円となりました。

 

(純資産)

当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ1,176百万円減少し、6,962百万円となりました。

これは主に、四半期純損失を1,021百万円、剰余金の配当154百万円を行ったこと等によるものであります。

総資産に占める自己資本比率は50.6%となり前事業年度末に比べ0.3ポイント増となりました。

   

(3)  キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は営業活動、投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなり、資金は前事業年度末に比べ1,837百万円減少し、4,324百万円となりました。

また、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動の結果支出した資金は、1,501百万円(前年同四半期比979百万円支出増加)となりました。

これは主に、税引前四半期純損失を950百万円計上するとともに、仕入債務の減少による支出953百万円等によるものであります。

 

②投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動の結果支出した資金は、144百万円(前年同四半期比122百万円支出増加)となりました。

これは主に、有形固定資産の取得による支出171百万円を計上した一方で敷金及び保証金の回収による収入112百万円を計上したこと等によるものであります。

 

③財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動の結果支出した資金は、191百万円(前年同四半期比0百万円支出増加)となりました。

これは主に配当金の支払額154百万円等によるものであります。

 

(4)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

なお、当社は低単価品大量販売施策による在庫増加からの脱却などの要因により、前2期において大きな金額の損失を計上しておりますが、20193月より、「多くのお客様に信頼され、魅力あるお店」づくりをスローガンとして、様々な改革に取り組んできた結果、1店舗あたり在庫金額は20188月の19百万円から20208月には12百万円まで減少し、一方、20212月期上半期の客単価は前年同期比10.5%増加するなど、改革の成果が表れてきています。

また、20212月期においても新型コロナウィルス感染症の影響もあって、第1四半期に営業損失736百万円を計上したことを大きな要因として、通期予想は営業損失975百万円、当期純損失1,480百万円を見込んでおりますが、これに対し当社では「ウィズコロナ」での新たな生活様式に対応すべく、既存事業の強化と新規業態開発に取り組んでいます。既存事業の強化では、商品改革の進化、販促方法の見直しなどによるリアル店舗の強化と、ZOZOTOWNへの出店などによるEC事業の急拡大によってトップラインの引き上げを図るとともに、本部業務の効率化、店舗の営業時間短縮による効率性の向上などによる経費の削減を図っています。また、新規業態開発については、プロジェクトチームを組成し、次代の事業に不可欠な要素をふまえた新たな事業・業態の準備を始めており、これらの施策により、20222月期において、営業利益黒字化の実現を目指しております。

 

 

(5)  研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。