第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化することで、当社の経営に影響を及ぼすリスクがありますが、当社の手元流動性に関して、2022年2月期第3四半期末時点において、35億円の現金及び預金を保有する一方、銀行借入金はなく、十分な手元流動性を確保しております。今後も、経費抑制や在庫水準のコントロールによりキャッシュ・フロー管理を徹底し、十分な手元流動性の確保に努めてまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期累計期間(2021年3月1日~2021年11月30日)における我が国の経済は、段階的にワクチン接種率も高まり、新型コロナウイルス変異株流行により過去最多感染者数を記録した第5波以降、新規感染者数は減少傾向にありますが、既存のワクチンの効きにくい新変異株による感染拡大も懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。

当社が属するカジュアルウェア業界におきましても、ワクチン接種後の消費・外出行動の回復や消費マインドの上昇が期待されるものの、衣料品に対する消費支出は減少しており、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較し、厳しい経営環境が続いております。

かかる状況におきまして、当社は、「多くのお客様に信頼され、魅力あるお店づくり」をスローガンとし、感染症防止策を継続しながら、防疫措置緩和に伴うリアル店舗の客数回復を想定し、社内資格制度である「ジーンズアドバイザー」制度を、「グッドスタイルアドバイザー」制度と改め、店舗での更なる接客スキルの向上を図ると同時に、対面接客の枠を超え、新たな生活様式や価値観の変化に対応すべくサービス改革を行い、SNSなどを活用し、お客様との新たな接点を生み出す取り組みを行いました。また、店舗DX化の一環として、全店舗と本部を繋ぐコミュニケーションツールを導入し、動画を活用した人材教育や店舗作業の標準化などを行い、サービス向上に繋げました。

商品面においては、コロナ禍でアウトドアのニーズが高まる中、エコ素材を使用し、マックハウスオリジナルデザインにてアウトドアブランド「CAPTAIN STAG」を新発売、さらに、冬のあったか機能商品の拡充やお客様からのご要望が多かった大きいサイズの取り扱い開始など、生活密着型の品揃えを強化しました。また、リサイクルコットンや使用済みペットボトル素材から作られたリサイクル繊維など環境に配慮した素材の積極利用を行いました。

販促面においては、モバイル・LINE会員様ご優待セールやSNSを活用したキャンペーンのほか、ブラックフライデー半額セールなど意欲的にプロモーションを展開し、客数の回復に努めました。また、オンラインストア内でも新商品紹介、スタッフコーディネート提案、WEBマガジンなど、コンテンツを一層充実させ、在宅からでも、リアル店舗同様にお買い物時間をお楽しみいただけるよう取り組みました。 

当第3四半期累計期間における売上概況としては、新型コロナウイルス感染症防止のための不要不急の外出自粛、営業時間短縮が大きく影響した昨年度と比較し、第1四半期は持ち直し傾向が見られたものの、第2四半期以降、新型コロナウイルス感染症拡大状況の影響による客数の減少が続きました。

これらの結果、既存店売上高は、前年同四半期比0.8%増、既存店客数は7.0%減、既存店客単価は8.4%増となりました。

また、当第3四半期累計期間末の店舗数は、16店舗の出店、23店舗の閉鎖により、329店舗(前年同四半期比35店舗減)となりました。

利益面につきましては、売上高の減少に伴い、売上総利益は前年同四半期比90.0%となりました。

経費面におきましては、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、来店促進を行う広告活動を自粛したため、当第3四半期累計期間における販売費は増加しておりますが、店舗数の減少、一般管理費の抑制により、販売費及び一般管理費は前年同四半期比9.3%減となりました。

これらの結果、当第3四半期累計期間における売上高は13,512百万円前年同四半期比8.7%減)となりました。また、営業損失は637百万円前年同四半期は営業損失648百万円)、経常損失は489百万円前年同四半期は経常損失608百万円)、四半期純損失は725百万円前年同四半期は四半期純損失1,168百万円)となりました。

 

 

(2)  財政状態の分析

    (資産)

当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ430百万円減少し、13,053百万円となりました。

流動資産は、前事業年度末に比べ288百万円減少し、9,341百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,526百万円減少した一方で、売掛金が537百万円商品が727百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。

固定資産は、前事業年度末に比べ142百万円減少し、3,712百万円となりました。これは主に敷金及び保証金が168百万円が減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第3四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ294百万円増加し、7,550百万円となりました。

流動負債は、前事業年度末に比べ399百万円増加し、4,982百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が554百万円増加した一方で、電子記録債務が90百万円減少したこと等によるものであります。

固定負債は、前事業年度末に比べ104百万円減少し、2,567百万円となりました。

 

(純資産)

当第3四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ725百万円減少し、5,502百万円となりました。

これは主に、四半期純損失を725百万円を計上したこと等によるものであります。

総資産に占める自己資本比率は42.1%となり前事業年度末に比べ3.9ポイント減となりました。

 

 

 (3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。  

なお、当社は、当第3四半期累計期間において新経営体制に移行し、「多くのお客様に信頼され、魅力あるお店づくり」をスローガンに掲げ、業績回復に向けた改革に取り組んでおりますが、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けております。コロナ危機下での消費者の行動変化、価値観の変化、衣料品に対する支出優先度の低下など、依然として先行き不透明な状況であることから、通期予想は営業損失800百万円、当期純損失1,100百万円を見込んでおります。連続赤字を打破すべく「ウィズコロナ」での新しい生活様式に対応した商品開発、出店形態別の品揃え、EC事業の強化などに取り組んでおります。

 

 

   (4)  研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。