文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が続き、潜在成長率を上昇に転じる各種政策の効果もあり緩やかな回復基調にあるものの、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある中で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは子会社である株式会社丸平商店の製品をグループ会社へ供給開始し、また株式会社すし半へ当社セントラルキッチンの製品を供給開始する等、相乗効果の創出による収益力の強化に取り組むとともに、自然災害等に対するリスクの分散及び中長期的な出店並びに物流の効率化を見据えた新セントラルキッチン(京都府綴喜郡井手町)の建設に着手し、平成30年8月の稼動に向け準備を進めております。
また、平成30年6月に主に設備投資等に充当する事を目的として新株式発行及び自己株式の処分を行い、資金調達を実施いたしました。このことにより株主様が増えており、お客様の増加に繋がるものと考えております。
さらに、テイクアウト店においては、人員不足への対応、運営効率の向上等を目的とする組織体制の構築を図り、平成30年4月より、古市庵と梅の花の両店が出店している百貨店や近隣地区に混在している一部店舗において共同運営を開始いたしました。
店舗の出店及び退店につきましては、外食事業3店舗出店及び1店舗退店、テイクアウト事業6店舗出店及び7店舗退店により、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は285店舗となりました。
以上の結果、平成29年4月に株式会社すし半を完全子会社化した効果もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は、248億58百万円(前年同期比105.1%)、営業利益は5億79百万円(前年同期比134.5%)、経常利益は4億95百万円(前年同期比123.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億81百万円(前年同期比157.4%)と増収増益になりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年四半期比較につきましては、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(外食事業)
「湯葉と豆腐の店 梅の花」・「かに料理専門店 かにしげ」・「チャイナ梅の花」におきましては、毎月12日の豆富の日に加え、感謝祭や創業祭、梅の花まつり等の企画を実施いたしました。また、梅の花が発行するポイントカード(梅の花uカード)の積極的な入会案内や、LINE@の友だち追加登録等を推進し、登録されたお客様への企画のご案内や特典の提供をする事により、来店頻度の向上に取り組みました。さらに、トレーナー制度を導入し、スタッフの教育トレーニングを強化することでQSC(品質・サービス・清潔さ)の向上に取り組んでおります。
「和食鍋処 すし半」におきましては、老朽化した店舗の改装や全店に喫煙ルームを設置する等設備を整え、すし半が掲げる経営方針の「原点回帰を念頭に、第二創業の展開を図る」に基づき、鍋料理を充実させた内容へメニューを変更し、顧客満足度の向上に努めました。また、全店に物品販売の強化を図るべく新たに物販スペースを設け、売上の底上げに注力しております。さらに、平成30年4月より株式会社NTTドコモが運営するdPOINT CLUBの加盟店となり、幅広い顧客層の獲得に向けた取り組みを開始いたしました。
また、気軽に梅の花の食事を楽しめるカジュアルダイニング「食のつむぎ 梅の花」におきましては、2号店を平成29年10月に愛知県名古屋市に、3号店を平成29年11月に神奈川県海老名市にそれぞれ出店いたしました。
以上の結果、外食事業の売上高は145億66百万円(前年同期比107.2%)、セグメント利益8億94百万円(前年同期比118.6%)となりました。
店舗数につきましては、梅の花は1店舗出店及び1店舗退店し75店舗、チャイナ梅の花3店舗、かにしげ3店舗、すし半13店舗、食のつむぎは2店舗出店し3店舗、その他店舗5店舗、外食事業の全店舗数は102店舗となりました。
(テイクアウト事業)
「古市庵テイクアウト店」におきましては、毎月定期的に行っている手巻寿司の日に加え、おせちや節分、ひな祭り及び創業祭等、イベントや季節に合わせた企画を実施いたしました。また、髙島屋各店において開催された「美しき氷上の妖精 浅田真央展」の企画として、浅田真央さんがプロデュースした期間限定おむすびの「まおむすび」を一部店舗で販売するとともに、社内のメニューコンテスト受賞商品を販売する等の取り組みを行ったことや、TV番組に商品が取り上げられたこともあり、新規客層の獲得に繋がりました。
「梅の花テイクアウト店」におきましては、毎月定期的に行っている豆腐の日や春巻きの日等の企画に加え、おせち、節分及びひな祭り等、季節のイベントに合わせた企画の実施、さらに毎月お薦め商品を設定し、お客様にご案内することで売上の向上に努めました。
また、古市庵・梅の花の両テイクアウト店における相乗効果の創出に向けた取り組みとして、平成30年3月出店の古市庵国分寺丸井店(東京都国分寺市)にて、コラボ商品「湯葉五目煮入り海老穴子上巻」の販売を開始し、その後、他店におきましてもコラボ弁当の展開を進めております。
以上の結果、テイクアウト事業の売上高は91億32百万円(前年同期比100.4%)、セグメント利益4億21百万円(前年同期比115.6%)となりました。
店舗数につきましては、古市庵テイクアウト店は2店舗出店及び6店舗退店し127店舗、梅の花テイクアウト店は4店舗出店及び1店舗退店し50店舗、その他店舗は6店舗、テイクアウト事業の全店舗数は183店舗となりました。
(外販事業)
外販事業におきましては、新セントラルキッチンの稼動を見据え、増加する製造能力を最大限に活用できるよう、製造部門との連携強化に向けた取り組みを開始いたしました。また、既存の梅の花グループの商品に限らずお取引先様からの要望にあわせた商品開発に取り組み、販売アイテムを増やし売上の底上げを図りました。
株式会社丸平商店におきましては、平成29年12月に牡蠣フライの生産ラインを増設し、今後の更なる販売強化や当社グループ内における相乗効果に向けて取り組みました。
以上の結果、外販事業の売上高は11億58百万円(前年同期比120.2%)となりましたが、牡蠣の市況の悪化に伴い、セグメント損失79百万円(前年同期はセグメント損失32百万円)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産につきましては、前連結会計年度末と比べ39億16百万円増加し、323億37百万円となりました。これは主に、新株式発行及び自己株式の処分による26億66百万円の資金調達等の結果、現金及び預金が30億46百万円増加、新セントラルキッチンの着工及び店舗の新規出店等により、有形固定資産が10億2百万円増加したことによるものであります。
負債の部につきましては、前連結会計年度末と比べ9億15百万円増加し、238億41百万円となりました。これは主に、借入金の総額が11億39百万円増加したことによるものであります。
純資産の部につきましては、前連結会計年度末と比べ30億円増加し、84億96百万円となりました。これは主に、平成30年6月に新株式発行及び自己株式の処分を行い、資本金が7億59百万円、資本剰余金が9億28百万円増加し、自己株式が9億77百万円減少したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。