第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

①業界全般の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や金融政策を背景に企業収益や雇用環境の改善など緩やかながら回復基調の兆しが見られました。一方で、新興国経済の先行き不安等から資源価格が急落し、世界経済に一部混乱が見られるなど、不透明な状況が出現しています。

当社グループの属する食品小売業界におきましても、円安進行に伴う食材価格の高騰、根強い消費者の生活防衛意識の高まりによる節約志向、コンビニエンスストアや急伸するネット販売との競争激化、さらには人員不足に伴うコスト増や出店機会の調整など、経営環境は厳しい状況となっております。

 

②当社経営成績の概況

このような中で当社グループは、売上高増大のための販売促進活動に全社一丸となって取り組むと共に、お客様満足度の向上や安心・安全な商品を提供できる体制強化、品質管理の徹底などの諸施策の実施に努めてまいりました。小売部門においては、既存店活性化、新店の確実な立ち上げ、不採算店の閉鎖を継続するとともに、さらなる競争力向上のための人材開発等施策にも取り組んでまいりました。具体的には、より専門知識を持った従業員育成のための肉のマイスター制度の新設、パート・アルバイトスタッフの教育制度の充実、作業オペレーションの改善や精度の高いシフト作成のためのシステム開発等を実施しております。また各種イベントに沿った提案型の販売は、全店が参加の上、情報を相互に共有し、より効果的な提案の実現を図ってまいりました。

外食部門にあっては焼肉・しゃぶしゃぶチェーン事業とステーキレストランチェーン事業のそれぞれにおいてメニュー及び料金の改定や店舗リニューアル等、競争力向上のための施策を実施し、また加工事業において原料価格高騰への対応や、品質及び生産性向上のための施策等に取り組んでまいりました。

 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高379億6百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益19億40百万円(同19.1%増)、経常利益20億42百万円(同16.6%増)、当期純利益は11億21百万円(同14.8%増)となりました。

 

③セグメントの状況

売上高の内訳

 

平成27年1月期

(百万円)

平成28年1月期

(百万円)

増減

(百万円)

(%)

食肉等の小売業

21,714

22,961

1,246

5.7

食肉等の製造・加工業

6,508

6,404

△104

△1.6

外食業

8,022

8,540

518

6.5

合計

36,246

37,906

1,660

4.6

 

(食肉等の小売業)

当連結会計年度中の開店は12店、閉店は11店であり、その結果、当連結会計年度末の店舗数は150店になりました。内訳は食肉小売店舗122店、惣菜小売店舗28店であります。当セグメントを取り巻く環境は上記記載の通りで、既存店活性化、新店開発、人材開発、提案型の販売等の諸施策に取組んだ結果、売上高は229億61百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は14億99百万円(同10.4%増)となりました。

 

(食肉等の製造・加工業)

 食肉等の製造・加工業である㈱デリフレッシュフーズにおいては、主力のハム・ソーセージ部門は、販路拡大に努めるものの、昨年11月に発表されたWHO報道の影響もあり、売上高は64億4百万円(前年同期比1.6%減)となりました。営業利益は、原料相場の高騰に対する販売価格の調整が進んだこと等から2億26百万円(同125.3%増)となりました。

 

(外食業)

 ステーキレストランをチェーン展開する㈱オーエムツーダイニングは開閉店なく、焼肉・しゃぶしゃぶ店をチェーン展開する㈱焼肉の牛太の当連結会計年度中の開店は4店、閉店は5店であり、当連結会計年度末の店舗数は55店になりました。㈱焼肉の牛太については、メニュー及び料金の改定や店舗リニューアル等、㈱オーエムツーダイニングについては、メニュー施策の見直しやWEB戦略等のマーケティング活動により既存店の売上が堅調に伸びたことなどから売上高は85億40百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益は5億27百万円(同7.3%増)となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形・無形固定資産の取得による支出10億49百万円と法人税等の支払額8億32百万円等があったものの、税金等調整前当期純利益19億22百万円(前年同期比13.8%増)や有形・無形固定資産の償却費5億30百万円(のれん償却額含む)、たな卸資産の減少3億66百万円、仕入債務の増加1億48百万円等により、前連結会計年度末に比べ9億80百万円増加し、当連結会計年度末は61億15百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュフローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

  営業活動の結果得られた資金は20億87百万円(前連結会計年度は16億16百万円の収入)となりました。これは主に法人税等の支払額8億32百万円があったものの、税金等調整前当期純利益が19億22百万円、有形・無形固定資産の償却費5億30百万円(のれん償却額含む)、たな卸資産の減少3億66百万円、仕入債務の増加1億48百万円があったこと等によるものです。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は10億83百万円(前連結会計年度は3億62百万円の支出)となりました。これは主に有形・無形固定資産の取得による支出10億49百万円があったこと等によるものです。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は24百万円(前連結会計年度は6億90百万円の支出)となりました。これは借入金の純増1億38百万円等があったものの、配当金の支払による支出1億62百万円があったこと等によるものです。

 

2【生産、受注及び販売の状況】

1.食肉等の小売業

(1)仕入実績

(単位:千円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自平成27年2月1日

至平成28年1月31日)

前年同期比(%)

食肉等の小売業

14,270,148

106.5

合計

14,270,148

106.5

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)販売実績

(単位:千円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自平成27年2月1日

至平成28年1月31日)

前年同期比(%)

食肉等の小売業

22,961,414

105.7

合計

22,961,414

105.7

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

2.食肉等の製造・加工業

(1)生産実績

(単位:千円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自平成27年2月1日

至平成28年1月31日)

前年同期比(%)

食肉等の製造・加工業

6,040,045

95.3

合計

6,040,045

95.3

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)販売実績

(単位:千円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自平成27年2月1日

至平成28年1月31日)

前年同期比(%)

食肉等の製造・加工業

6,404,456

98.4

合計

6,404,456

98.4

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3.外食業

(1)仕入実績

(単位:千円)

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自平成27年2月1日

至平成28年1月31日)

前年同期比(%)

外食業

3,966,104

108.3

合計

3,966,104

108.3

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)販売実績

(単位:千円)

 

セグメントの名称

当連結会計年度

 (自平成27年2月1日

 至平成28年1月31日)

前年同期比(%)

外食業

8,540,876

106.5

合計

8,540,876

106.5

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

3【対処すべき課題】

 消費関連の業界は少子高齢化の影響から総体として需要が縮小していくことが不可避の状況にあり、また競争の激化により厳しさを増しております。当社グループはその中にあって、食肉小売店をテナントとして展開する事業を中核と位置付け、日本一の食肉小売店グループを実現することを目標としております。また、その延長として消費者に密着した食肉関連ビジネスを選択し、集中する経営方針を明確化しており、外食業である㈱オーエムツーダイニングによるアウトバックステーキハウスを運営するレストラン事業及び焼肉・しゃぶしゃぶを運営する㈱焼肉の牛太もこの経営戦略の一環によるものであります。今後もこの食肉関連ビジネスに相乗効果が期待できる事業へ進出を図ってまいります。

 

 当社グループの目標は、いたずらに売上規模ナンバーワンを目指すことではなく、食肉専門会社として、質的に他社と差別化された商品・サービスを最高の競争力をもって提供することにより、お客様からナンバーワンの支持を頂くことにあります。当社はこの目標実現のため、以下の施策に取り組んでまいります。

 

① 食の安心・安全への取り組み

 食の安心・安全に関しては、社会的にも関心が更に高まってきており、親会社であるエスフーズ㈱を含め、グループを挙げて取り組むべき課題として対処しております。また、生鮮食料品を扱う企業の使命として、日常の鮮度管理、衛生管理はもちろんのこと、生産履歴のはっきりとした商品、生産者の顔のわかる商品開発も進めており、具体的には北海道の養豚農場や東北の指定農場からの国産牛・豚の調達など実現しております。

 

② 川上との連携

 当社の株主には親会社のエスフーズ㈱を始め、国内、海外の食肉及び加工品の生産、卸を主要業務とする大手食肉卸業者がおり、またグループ内には食肉加工品の製造を手がける子会社㈱デリフレッシュフーズを有しています。これらグループ内外の関係企業と密接な連携を組むことにより、生産地から消費者に至るサプライチェーンの中で、より安心、安全かつ競争力のある商品を確保し、小売業(川下)としての強固な地盤を築くことが可能な立場にあります。この、他社と比べて有利な立場を最大限に生かすべく、経営の舵取りを行ってまいります。

 

③ ローコストオペレーションの追求

 当社グループがお客様から更なる支持を得るためには良い商品をより安く、しかも継続して提供できる体制の構築が不可欠です。当社グループは営業部門、管理部門の両部門においてコスト構造の見直しを徹底し、継続的にローコストオペレーションを追求してまいります。

 

④ 新たなる店舗展開への挑戦

 生鮮は規模拡充が競争力に直接結びつくわけではありませんが、店舗展開は力の源泉であり、平成28年1月末現在150店(うち、食肉小売店舗122店、惣菜店舗28店)の店舗網を更に拡充するべく良い出店機会と判断される場合には積極的に対応してまいります。

 外食事業においても、10店のアウトバックステーキハウスを運営する㈱オーエムツーダイニング、45店の焼肉・しゃぶしゃぶ店を有する㈱焼肉の牛太についても更なる成長を促進する方針であり、これらにつき、より具体的には下記を重点として取り組みます。

 

・「肉処 大久保」業態の更なる強化(㈱オーエムツーミート)

 不況下においてもおいしい食肉に対する需要は根強いとの経営判断から和風、高級、幅広い品揃えをコンセプトとする店舗業態を更に強化します。

 また、取扱商品として有名産地以外でも良質牛の産地が多々あることから、当社品質基準をクリアする牛肉をお求め易い価格で積極的に導入して参ります。

 

・大型店の取組(㈱オーエムツーミート、精肉小売パック商品型店舗)

 当社は各精肉店舗において店内加工を基本としており、お客様のご要望に即応した鮮度の良い商品を提供できる強みがありますが、パック商品販売主体の店舗については大型店の方が経営効率が高められることが判明しております。このようなことから店舗のリストラは引き続き行い、新規ディベロッパーとの取り組みを強化した上で厳選した大型新店をターゲットとする一方、多少の利益が計上できていても発展性が望めない店舗については閉店を含め、そのあり方について引き続き検討を加えてまいります。

 

・対面販売店の取組(㈱オーエムツーミート、精肉小売店舗)

  当社はテナント業として様々な業態に対応できることも強みとし、その中でも対面店でしかできないきめ細やか

 なサービスや商品作りを整え、社員教育を充実させ、対面販売店を今後の店舗展開へ繋げてまいります。

 

・惣菜部門の強化(㈱オーエムツーミート、惣菜小売店舗)

 惣菜小売店舗において、世の中のニーズに合わせるべく特徴のあるミートデリカ商品の積極的な開発の他、サラダや洋惣菜を主とした対面販売店舗を立ち上げ、今後の柱とすべく育成してまいります。

 また精肉店舗においても惣菜商品を積極的に販売拡大に努めます。

 

・外食部門の強化(㈱焼肉の牛太、㈱オーエムツーダイニング)

 主婦の就労、高齢化などもあり、食肉関連の需要も素材としての食肉から惣菜などの中食、外食に今後も移行継続する可能性が高いと見られます。こうした動きにも対応できるよう当社グループは㈱焼肉の牛太を育成し、焼肉店、しゃぶしゃぶ店業態の他、他業態の出店も含めて店舗展開を検討してまいります。

 また㈱オーエムツーダイニングが運営するアウトバックステーキハウスのレストラン事業について、競争力向上のための施策を実施し着実に育成してまいります。

 

⑤ 店舗運営の強化

 当社グループを含む様々な業種で人員不足への対応が重要な経営課題となっております。こうした環境への対応を踏まえ、細部に渡るマニュアルの整備やオペレーションの見直しによる業務の最適化を進めております。今後、店舗運営における作業の効率性を向上させることで、これらの課題の解消と収益性の向上を目指してまいります。

 

⑥ リニューアルの強化

 長年の店舗運営とともに既存店での経年劣化、また消費者の構成にも変化が見られている中、新たな仕様とする大型リニューアルと、各地域ごとにお客様の変化に対応させた商品構成の見直しや小規模なリニューアルのそれぞれ計画的な店舗のリニューアルを実施してまいります。

 

⑦ 人材の育成と店舗運営をサポートするIT技術の活用

 当社グループは食肉小売専門店の展開を主力としており、確保しているスタッフの確かな商品知識と高度な加工技術を強みとしております。その為、プロ集団としての技術とノウハウの更なる強化に注力していくとともに、アルバイトを含めた従業員に対しても、必要な知識と技術を習得させるための取組を実施し、総合力を高めてまいります。

 また、店舗運営を効率的にサポートするためのIT技術であるINOSシステムを逐次リニューアルしております。

 

4【事業等のリスク】

 以下において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

① 食肉の安全性について

 近年、冷凍食品の偽装や誤表示の問題等、食の安全を脅かす事態は深刻になっています。

 当社グループにとっても食の安全性が重要な問題であると認識しており、従来より、安全性や鮮度面を重視した施策を実施しておりますが、万一、集団食中毒などの衛生問題が発生した場合や、疫病等において牛に関わるBSE(牛海面状脳症)や牛及び豚に関わる口蹄疫、さらに豚伝染病、鳥インフルエンザ等により、消費者による敬遠ムードが高まった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

② 事業所(店舗・工場)における衛生管理

 食品企業、特に生鮮食料品を扱う企業の最も大きな課題は衛生管理であり、永年積み上げてきた信用が一事故で一気に損なわれるリスクを孕んでいます。

 当社グループでは各事業所単位で作業マニュアル、手洗い・殺菌マニュアルなどに基づいた衛生管理を義務付けていることに加え、店舗巡回のスーパーバイザー等がこの実施状況を厳しく監視しております。また、食肉等の製造・加工業である㈱デリフレッシュフーズはHACCP(総合衛生管理製造過程)を取得しており、これに基づいた厳格な衛生管理を実施しております。

 

③ 大口ディベロッパーとの取引関係

 当社グループの最近の出店はほとんどが店舗ディベロッパーの中にテナントとして出店するいわゆる店舗内店舗であり、出店先はスーパーマーケットを中心として百貨店、ディスカウントストアー、ホームセンターなど多岐にわたっています。この内、同一ディベロッパーに5店以上出店している先が14先あります。

 当社グループはいずれのディベロッパーとも友好関係を維持しておりますが、テナントの宿命として販売実績、あるいは総合的な取引関係等によっては退店を迫られるリスクがあり、大口先の対応によっては業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 出店政策と競合について

 小売・外食チェーン事業の力とは個々の店舗の力の総和とも言えます。個々の店舗は時間の経過による老朽化、人の流れの変化、競合店の出現による事業環境の悪化の可能性に常にさらされています。従って、小売・外食チェーン事業が成長を図るには将来寄与が見込める新店の開設が極めて重要な課題になります。しかし一方では国内の多くの地域においてはオーバーストアーであり、競合店との競争に打ち勝たなければ営業収益の悪化や、閉鎖コストの増額などで特別損失が膨らむ可能性があります。当社グループにおいても上記のような可能性の埒外にあるわけではありません。

 

⑤ 店舗の賃借に基づくリスク

 当社グループの店舗は、そのほとんどが賃借物件であり、設備投資負担が極めて軽いといったメリットがあるものの賃貸人側の事情により賃貸契約を解約される可能性があります。また、当連結会計年度末現在において総額11億31百万円の敷金保証金を差し入れておりますが、賃貸人の信用力の悪化あるいは倒産等があれば、その一部が回収できなくなる可能性があります。

 

⑥ FC及びVC事業に係るリスク

 当社グループでは外食業でFC37店舗、小売業でVC8店舗と加盟基本契約を締結し、同じ屋号を使って店舗を運営しております。全体としての店舗数からは限定的でありますが、契約の相手先である加盟店に万一不祥事などが発生した場合は、直営店を含むチェーン全体のブランドイメージが損なわれ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

 

⑦ 人材確保、育成に係るリスク

 当社グループが更なる成長を目指すには、優秀な人材の確保と育成が不可欠であります。新卒採用においては、基礎能力の高い人材を、中途採用においては即戦力となりうる人材を採用しております。また、採用後においても教育担当部署が定期的に各階級別の研修を実施し、社員の育成に努めています。ただし、今後当社グループが更なる成長を目指す上で必要な人材を確保・育成できない場合には、当社グループの事業展開や業績に影響を与える可能性があります。

 

⑧ 自然災害等によるリスク

  大規模な地震、風水害、火災による事故等が発生した場合、店舗、工場等の施設への損害や人的被害、あるいは

 営業活動や物流への支障により、業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 当社及び当社の連結子会社である株式会社デリフレッシュフーズ(以下、「デリフレッシュフーズ」といいます。)は、平成28年1月6日開催の両社の取締役会において、株式会社フードリエ(以下、「フードリエ」といいます。)との間で、フードリエを株式交換完全親会社とし、デリフレッシュフーズを株式交換完全子会社とする株式交換(以下、「本株式交換」といいます。)を行うことを決議し、同日、フードリエとの間で株式交換契約(以下、「本株式交換契約」といいます。)を締結いたしました。

 本株式交換契約に基づき、平成28年3月1日を効力発生日として本株式交換が行われました。

 

1.本株式交換の目的

 デリフレッシュフーズは、ハム・ソーセージ等を中心とした食肉加工品の製造販売を主な事業としており、同一事業を行うフードリエが、平成25年1月に当社の親会社であるエスフーズ株式会社の完全子会社となって以来、同じくエスフーズ株式会社の完全子会社である大阿蘇ハム株式会社とともに、同一グループ内同一事業を行う会社として、協力補完体制構築の可能性を検討して参りましたが、今後の厳しい業界環境を乗り切り、さらなる成長を目指すためには、フードリエを親会社としデリフレッシュフーズ及び大阿蘇ハム株式会社をその子会社とする体制に移行することにより、事業運営の効率化、販売及び開発体制の強化、さらに原料調達・システムの共有などを行うことがベストであるとの結論に達しました。当社にとっても、デリフレッシュフーズは当社連結子会社から離れるとしても、さらなる大きな企業グループとなるフードリエが当社の持分法適用関連会社となり、かつ今後成長を期待できることは、当社の連結上の業績向上に寄与するものであると同時に、当社の持つ経営資源を川下事業である食肉・惣菜小売事業及び外食事業に選択・集中することで当社の企業価値向上が図られるとの判断に至りました。

 

2.本株式交換当事会社の概要

①商号

フードリエ

デリフレッシュフーズ

②本店所在地

大阪府高槻市

埼玉県本庄市

③事業内容

食肉加工品の製造及び販売

食肉加工品の製造及び販売

 

3.本株式交換に係る割当ての内容

(1)本株式交換比率及び株式の種類並びに交付株式数

 

フードリエ

(株式交換完全親会社)

デリフレッシュフーズ

(株式交換完全子会社)

本株式交換比率

1

44.16

本株式交換により交付する株式数

フードリエ普通株式:17,664,000株

 注)本株式交換により当社はフードリエの議決権の26.6%を取得いたしました。

 

(2)株式交換比率の算定方法

デリフレッシュフーズはUHY FAS Ltdを、フードリエは株式会社のぞみ合同会計社を、それぞれ株式交換比率算定のための第三者算定機関として選定いたしました。その算定結果をもとに両社協議した結果、上記株式交換比率が妥当であるものと判断に至りました。

 

4.本株式交換の効力発生日

  平成28年3月1日

 

6【研究開発活動】

該当事項はありません。

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

 

(2)当連結会計年度の財政状態の分析

 (総資産)

 当連結会計年度末の総資産額は159億50百万円となり、前連結会計年度末比12億18百万円の増加となりました。

 

 (流動資産)

 流動資産は、前連結会計年度末比8億48百万円増加し、109億61百万円となりました。これは、現金及び預金の増加9億80百万円があったことなどによるものであります。

 

 (固定資産)

固定資産は前連結会計年度末比3億70百万円増加し、49億89百万円となりました。これは減価償却及び減損損失、除却等7億20百万円があったものの、有形固定資産等の新規追加取得による増加10億14百万円があったことなどによるものであります。

 

 (流動負債)

流動負債は前連結会計年度末比52百万円増加し、50億47百万円となりました。これは未払法人税及び未払消費税の減少1億81百万円があったものの、買掛金の増加1億48百万円、短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金の合計の増加94百万円があったことなどによるものであります。

 

 (固定負債)

 固定負債は前連結会計年度末比80百万円増加し、9億71百万円となりました。これは厚生年金基金解散損失引当金の減少62百万円があったものの、退職給付に係る負債の増加96百万円、長期借入金の増加43百万円の影響などによるものであります。

 

 (純資産)

純資産は前連結会計年度末比10億85百万円増加し、99億31百万円となりました。これは当期純利益11億21百万円による利益剰余金の増加があったことなどによるものであります。

上記の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は62.3%となり、前連結会計年度末比2.2%増加しました。

 

(3)当連結会計年度の経営成績の分析

当連結会計年度における当社グループ売上高379億6百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益19億40百万円(同19.1%増)、経常利益20億42百万円(同16.6%増)、当期純利益11億21百万円(同14.8%増)となりました。

前連結会計年度に比べ売上高は16億60百万円増加しましたが、これは特に主力の小売業である㈱オーエムツーミートの新規出店や既存店活性化のための施策実施などの取り組みによるものです。営業利益、経常利益及び当期純利益においても、上述の施策実施効果等から、前連結会計年度比増益となりました。

 

(4)経営成績に重要な影響を与える要因について

生活に欠かせない基礎食料品の取扱を主業とする当社グループは不況期においても一般産業界ほどの業績悪化の懸念はありませんが、下記事由により次期連結会計年度は当連結会計年度に比べ弱含み要因が存在するものと見ております。

  1.世界的な穀物・飼料原料相場の高騰

 2.個人消費の低迷と節約・低価格志向の定着

 3.コンビニエンスストア、ネットスーパー等を含めた競争激化

 

(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形・無形固定資産の取得による支出10億49百万円と法人税等の支払額8億32百万円等があったものの、税金等調整前当期純利益19億22百万円(前年同期比13.8%増)や有形・無形固定資産の償却費5億30百万円(のれん償却額含む)、たな卸資産の減少3億66百万円、仕入債務の増加1億48百万円等により、前連結会計年度末に比べ9億80百万円増加し、当連結会計年度末は61億15百万円となりました。

 

(6)経営戦略の現状と見通し、経営者の問題意識と今後の方針について

本有価証券報告書の第2「事業の状況」1「業績等の概要」(1)「業績」及び、3「対処すべき課題」に記載のとおりであります。