第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、一部に弱さがみられるものの、政府の経済政策や日銀の金融緩和策などを背景に企業収益や雇用・所得環境に改善がみられ、景気は緩やかな回復基調で推移しております。一方で中国経済をはじめとするアジア新興国等の経済が減速し、我が国の景気を下押しするリスクが高まるなど、先行きは不透明な状況となっております。

当社が属する外食産業においても、物価上昇率の低下に伴う実質所得の下げ止まりや株高・原油安による消費マインドの改善を背景に持ち直しがみられるものの、そのペースは緩やかにとどまっており、当社を取り巻く環境もまた不透明な状況で推移いたしました。

このような状況のなか、当社は中長期的な経営戦略として既存事業の安定した収益基盤の下で新規事業を創出、発展させていくという方針を掲げており、成長性と収益性を兼ね備えた企業を目指し、「①既存店の研鑽~何度でも足を運んでいただける店づくり~」「②新たな魅力の創造~様々なシーンでご利用いただくために~」「③商圏の拡大~新しいフィールドへの展開~」の3つの課題に取り組み、営業活動を進めております。

なかでも当社の新たな魅力として注力している製菓事業では、平成27年4月、東京都八王子市に焼菓子の製造に特化した製菓工房「アトリエうかい八王子工房」を新設し、品質向上・量産可能な体制を整えました。9月には、JR東日本品川駅構内の商業施設「エキュート品川」(東京都港区)に9月24日~12月25日の期間限定で「アトリエうかい エキュート品川 期間限定ショップ」を出店いたしました。この出店は「アトリエうかい」において、神奈川県横浜市にある直営店以外で、また商業施設での初めてとなる出店であり、このような新たな販路拡大も視野に更なる成長に努めております。また、お客様からのご要望が多かった新商品の展開については、4月に焼菓子「フールセック・サレ缶」を洋食店舗にて、また和のブランドとして「菓子よろし」を立ち上げ、「菓子よろし紋様缶」「菓子よろしふきよせ」を和食店舗にて発売し、ご好評をいただいております。

経営体制におきましては、コーポレート・ガバナンス体制強化への社会的要求が高まるなか、当社の業務執行に対する監督機能の充実のため、6月23日開催の定時株主総会において社外取締役を選任し、強化を図りました。

当第2四半期累計期間の業績面につきましては、後述のセグメントごとの業績の記載にある文化事業の減収を主因に、売上高5,907百万円(前年同四半期比1.5%減)、営業損失10百万円(前年同四半期は営業損失39百万円)、経常損失38百万円(前年同四半期は経常損失90百万円)、四半期純損失49百万円(前年同四半期は四半期純損失84百万円)となりました。

 

 

セグメントごとの業績は、次のとおりであります。

〔飲食事業〕

飲食事業では、それぞれの店舗がもつ独自の魅力を最大限に活かし、継続的な来店機会の創出と新規顧客の獲得のため、新しいメニューのご提案や企画・イベントを行うなどの販売促進活動に努めてまいりました。併せて店舗の世界観を更に広げる施設の改修等も積極的に行い、お客様に店舗でのひとときを喜んでいただけるような取り組みを継続して進めております。

また、当年の訪日外客数の推移が前年を上回る勢いで増加している状況を背景に、当社店舗のインバウンド需要の増加や、昨年4月に開業した「銀座kappou ukai」のブランド認知の向上効果、製菓事業における新商品の展開等もあり、売上高5,473百万円(前年同四半期比1.4%増)となりました。

 

 〔文化事業〕

文化事業では、箱根ガラスの森美術館特別企画展「魅惑の香水瓶─貴族が愛した香りの芸術─」を平成27年4月より開催し、多くのお客様にご来館いただけるようプロモーションと販促の徹底を図ってまいりました。その効果に加えて天候にも恵まれ、4月は来館者数・客単価ともに前年を上回り順調に推移しておりました。しかしながら箱根大涌谷周辺の火山活動の活発化により5月に噴火警戒レベル2(火口周辺規制)へ、6月にはレベル3(入山規制)へ引上げられ、箱根に訪れる観光客数が減少し、当館においてもその影響を受けて、来館者数は前年同四半期に比べ大幅に減少いたしました。その結果、売上高は433百万円(前年同四半期比27.5%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ385百万円減少し253百万円となりました。

当第2四半期累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー) 

営業活動の結果、支出した資金は12百万円(前年同四半期は305百万円の収入)となりました。主な要因は、収入の内訳として減価償却費270百万円、支出の内訳として税引前四半期純損失42百万円、たな卸資産の増加額73百万円、未払消費税等の減少額153百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、支出した資金は162百万円(前年同四半期は79百万の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出156百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、支出した資金は210百万円(前年同四半期は286百万円の支出)となりました。主な要因は、配当金の支払76百万円、借入の実行・返済により有利子負債が純額で118百万円減少したことによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。