当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移しております。しかしながら、米国・欧州での政治動向等による海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響もあり、先行きは不透明な状況となっております。
当社が属する外食産業においては、顧客の嗜好が多様化し、外食のみならず他業種を含めた企業間との競合が激化するなか、人材不足による採用活動費や人件費の増加、原材料価格の高騰等により、経営環境は厳しい状況で推移しております。また、当社の業績に影響を及ぼす個人消費に関しても、雇用環境が改善に向かう一方で、国内外の不安定な経済動向や物価上昇に対する警戒感もあり、消費者マインドが本格的に改善するまでには至らず、当社を取り巻く環境も依然として不透明な状況となっております。
このような状況のなか、当社は中長期的な経営戦略として成長性と収益性を兼ね備えた企業を目指し、「既存事業の安定した収益基盤のもとで新規事業を創出、発展させていく」という基本方針を掲げ、「更なるブランドの構築」をテーマに「既存店の研鑽」「飲食の成長」「物販の成長」の具体的な3つの取り組みを進めております。
「飲食の成長」では、平成29年5月に『(仮称)六本木うかい亭』『(仮称)ROPPONGI kappou ukai』を平成30年春に東京都港区六本木へ2店舗同時に新規出店することを決定いたしました。一方、4年越しとなるプロジェクトのレストラン『Ukai-tei Kaohsiung(うかい亭 高雄(カオシュン))』(台湾高雄市)は平成29年11月にグランドオープンいたしました。
「物販の成長」では、洋菓子店『アトリエうかい』の商品をより身近にお求めいただけるよう、平成29年7月にリニューアルオープンした東京都港区高輪のJR東日本 品川駅構内のエキナカ商業施設「エキュート品川」へ、また同年9月に開業した東京都調布市の京王線調布駅直結商業施設「トリエ京王調布」へそれぞれ常設店をオープンいたしました。
そして、これらの新規出店は着実な既存店の成長があってこそ実行できるものであり、「既存店の研鑽」では、創業からの想いをつなぎながら料理・空間・サービスを日々磨いて強化しております。
以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高6,541百万円(前年同四半期比6.6%増)の増収となり、営業利益231百万円(前年同四半期比94.7%増)、経常利益226百万円(前年同四半期比141.5%増)、四半期純利益151百万円(前年同四半期比206.3%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
第1四半期会計期間より、従来の報告セグメントである「飲食事業」を「事業本部」に名称を変更しております。これに伴い、前第2四半期累計期間につきましても、当第2四半期累計期間と同様に「事業本部」と記載しております。
なお、セグメントの名称変更によるセグメント情報に与える影響はありません。
〔事業本部〕
事業本部では、ご来店いただいたお客様へ喜びや感動をご提供して「また来たい」と思っていただけるように日々の営業活動のなかで料理・空間・サービスをより良いものへと磨いていくとともに、それぞれの店舗が持つ独自の魅力を活かした企画・イベントの開催や季節に合わせた新メニューをお客様へいち早くご提案して来店機会の創出を図っております。以上の活動により既存店舗では、来客数・客単価ともに順調に推移いたしました。また、平成29年2月にオープンした『ル・プーレ ブラッスリーうかい』も、多くのお客様からご支持をいただいております。さらに物販事業においても、既存店舗のお土産品販売や百貨店の催事出店販売等による売上が伸長したことに加え、平成29年7月にオープンした『アトリエうかい エキュート品川』と同年9月にオープンした『アトリエうかい トリエ京王調布』が好調に推移いたしました。
この結果、事業本部の売上高は5,928百万円(前年同四半期比7.0%増)となりました。
〔文化事業〕
文化事業では、『箱根ガラスの森』において、平成29年4月より2017年特別企画「ヴェネチアン・グラス二千年の旅展」を開催しております。この特別企画展を柱に「バラの庭園」「あじさいフェスタ」「ヴァイオリンコンサート」「夏休み自由研究 ガラスの昆虫たち」等の様々な企画やイベントを開催して、多くのお客様にご来館いただけるように細やかなプロモーションを行うとともに、旅行会社をはじめとする企業への営業の強化を行っております。以上の活動により来館者数が順調に推移いたしました。
この結果、文化事業の売上高は612百万円(前年同四半期比3.1%増)となりました。
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ49百万円増加し367百万円となりました。
当第2四半期累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は421百万円(前年同四半期は385百万円の獲得)となりました。主な要因は、収入の内訳として税引前四半期純利益225百万円、減価償却費243百万円、支出の内訳として法人税等の支払額135百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は126百万円(前年同四半期は89百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得により117百万円の支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は245百万円(前年同四半期は167百万円の支出)となりました。主な要因は、借入金の返済により純額で136百万円、配当金の支払により92百万円の支出があったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。