文中の将来に関する事項は、平成30年9月30日現在において判断したものであります。
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで各種政策の効果等により緩やかな回復基調で推移しているものの、米中の通商問題の動向が世界経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要があり、先行きは不透明な状況となっております。
当社が属する外食産業においては、顧客の嗜好が多様化し、業種・業態を超えた企業間との競合が激化するなか、消費者の食の安全安心に対する意識の高まりや人材不足による人件費の増加、原材料価格の高騰といった問題への対応もあって厳しい経営環境が続いております。また、当社の業績に影響を及ぼす個人消費に関しても、雇用・所得の環境が改善に向うなかで持ち直しが見られるものの、国内外の不安定な経済動向や物価上昇に対する警戒感もあり、消費者マインドが本格的に改善するまでには至らず、当社を取り巻く環境も依然として不透明な状況となっております。
このような経営環境のなか、当社は確実な成長と安定した収益基盤の確保を目指し、「人材の確保・育成」「ブランドの研鑽」「物販事業の成長促進」「国際的なブランド発信」の4つの課題を掲げ、更なる成長に向けた強固な経営体質の確立に取り組んでおります。
とりわけ「人材の確保・育成」は将来を見据えるうえで重要であると考え、当社理念を共有できる優秀な人材を確保・育成していくことに注力しており、当事業年度は定期採用として110名の新卒社員を迎え、営業体制の基盤強化を進めております。加えて、お客様にご不便をおかけしない範囲で一部店舗での定休日導入・拡大や営業時間の見直しを行い、従業員が夢と希望をもって働ける環境整備にも取り組んでおります。
また「国際的なブランド発信」では、平成30年4月に御盟建設股份有限公司との間で台湾台北市に建設される商業施設「微風南山」内の同社が運営するレストランの業務提携契約を締結し、当社海外2号店となる『THE UKAI TAIPEI(ザ ウカイ タイペイ)』を出店することとなり、現在準備を進めております。さらに平成30年8月には、従来のインバウンド効果を促進させるとともに新業態の創出を見据えてグローバルな事業展開の機軸となるよう、海外戦略室を新設いたしました。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、新店の『六本木うかい亭』と『六本木kappou ukai』(平成30年3月開業)及び『アトリエうかい エキュート品川』(平成29年7月開業)、『アトリエうかい トリエ京王調布』(平成29年9月開業)の寄与により売上高6,764百万円(前年同四半期比3.4%増)の増収となりました。一方、利益面においては増収による効果があったものの、戦略的な採用活動等による人件費の増加や店舗数増加に伴う経費の増加等により営業利益4百万円(前年同四半期比97.9%減)、経常損失17百万円(前年同四半期は経常利益226百万円)、四半期純損失26百万円(前年同四半期は四半期純利益151百万円)の減益となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
〔事業本部〕
和食事業・洋食事業では、お客様のニーズの多様化に合わせ、空間・料理・サービスをより良いものへと磨いていくとともに、それぞれの店舗が持つ独自の魅力を活かした企画・イベントの開催や季節に合わせた新メニューをご提案して継続的な来店機会の創出と新規顧客の獲得に努めております。当第2四半期においては、前述のとおり一部店舗での定休日導入・拡大や営業時間の変更の影響をはじめ、来客数が減少したことにより既存店は苦戦したものの、『六本木うかい亭』と『六本木 kappou ukai』の売上寄与により、前年同四半期に比べ増収となりました。
また、物販事業においても『アトリエうかい エキュート品川』と『アトリエうかい トリエ京王調布』の寄与により、前年同四半期に比べ増収となりました。
この結果、事業本部の売上高は6,173百万円(前年同四半期比4.1%増)となりました。
〔文化事業〕
文化事業では、『箱根ガラスの森』において、平成30年4月から11月まで2018年特別企画「-奇跡のガラスを生んだ- 華麗なるバロヴィエール一族展」を開催しております。この特別企画展を柱に、春から初夏にかけては「バラの庭園」や「あじさいフェスタ」、夏には「夏休み自由研究 ガラスの昆虫たち」や「夏休みカンツォーネコンサート」等の様々な企画展やイベントを開催して、多くのお客様にご来館いただけるように細やかなプロモーションや旅行会社をはじめとする企業への営業の強化を行っております。
しかしながら、記録的な猛暑や台風・豪雨の影響等もあって来館者数が伸長せず、文化事業の売上高は590百万円(前年同四半期比3.6%減)となりました。
当第2四半期会計期間末における資産、負債及び純資産の状態は以下のとおりであります。
(資産)
当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ146百万円減少し、11,117百万円(前事業年度比1.3%減)となりました。主な要因は、有形固定資産が56百万円増加したのに対し、現金及び預金が190百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ33百万円減少し、6,111百万円(前事業年度比0.5%減)となりました。主な要因は、借入金総額が236百万円、退職給付引当金が43百万円増加したのに対し、買掛金が64百万円、その他流動負債が257百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ113百万円減少し、5,005百万円(前事業年度比2.2%減)となりました。主な要因は、四半期純損失の計上による減少及び配当金の支払いによる減少により利益剰余金が120百万円減少したこと等によるものであります。
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ190百万円減少し394百万円となりました。
当第2四半期累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は236百万円(前年同四半期は421百万円の獲得)となりました。主な要因は、収入の内訳として減価償却費263百万円の計上があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は540百万円(前年同四半期は126百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得により540百万円の支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は114百万円(前年同四半期は245百万円の支出)となりました。主な要因は、長期借入金の返済により363百万円、配当金の支払により93百万円の支出があった一方で、短期借入金の純増額で300百万円、アトリエうかい八王子工房の新棟建設による資金調達により300百万円の獲得があったことによるものであります。
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。