第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、平成30年12月31日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで各種政策の効果等により緩やかに回復しているものの、米中の通商問題の動向が世界経済に与える影響や海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要があり、先行きは不透明な状況となっております。

当社が属する外食産業においては、顧客の嗜好が多様化して業種・業態を超えた企業間との競合が激化するなか、消費者の食の安全安心に対する意識の高まりや人材不足による人件費の増加、原材料価格の高騰といった問題への対応もあって厳しい経営環境が続いております。また、当社の業績に影響を及ぼす個人消費に関しても雇用・所得の環境が改善に向うなかで持ち直しが見られる一方で、国内外の不安定な経済動向や物価上昇に対する警戒感もあり消費者のマインドが本格的に改善するまでには至らず、当社を取り巻く環境も依然として不透明な状況となっております。

このような経営環境のなか、当社は確実な成長と安定した収益基盤の確保を目指し、「人材の確保・育成」「ブランドの研鑽」「物販事業の成長促進」「国際的なブランド発信」の4つの課題を掲げ、更なる成長に向けた強固な経営体質の確立に取り組んでおります。

とりわけ「人材の確保・育成」は将来を見据えるうえで重要であると考え、当社理念を共有できる優秀な人材を確保・育成していくことに注力しており、当事業年度は定期採用として110名の新卒社員を迎え、営業体制の基盤強化を進めております。加えて、お客様にご不便をおかけしない範囲で一部店舗での定休日導入・拡大や営業時間の見直しを行い、従業員が夢と希望をもって働ける環境整備にも取り組んでおります。

また「ブランドの研鑽」では、既存店舗においてお客様のニーズの変化・多様化に対応した運営体制の見直しや設備の改修・修繕、イベント開催、そしてメニュー開発などを進め、新たな魅力づくりに注力しております。

さらに「物販事業の成長促進」では、平成30年10月に物販事業の主力商品である焼き菓子の製造拠点となる「アトリエうかい八王子工房」に新棟を建設し、生産体制の強化を図りました。

そして「国際的なブランド発信」では、平成30年4月に御盟建設股份有限公司との間で台湾台北市に新たに建設された商業施設「微風南山」内で同社が運営するレストランの業務提携契約を締結し、海外2号店となる『THE UKAI TAIPEI(ザ ウカイ タイペイ)』を平成31年1月に開業いたしました。なお、平成30年8月には従来のインバウンド効果を促進させるとともに新業態の創出を見据えてグローバルな事業展開の機軸となるよう、海外戦略室を新設しております。

この結果、当第3四半期累計期間の業績は、新店の『六本木うかい亭』と『六本木kappou ukai』(平成30年3月開業)及び『アトリエうかい エキュート品川』(平成29年7月開業)、『アトリエうかい トリエ京王調布』(平成29年9月開業)の寄与により売上高は10,664百万円(前年同四半期比3.8%増)の増収となりました。一方、利益面においては増収による効果があったものの、戦略的な採用活動等による人件費の増加や店舗数増加に伴う経費の増加等により営業利益は262百万円(前年同四半期比50.5%減)、経常利益は229百万円(前年同四半期比55.8%減)、四半期純利益は128百万円(前年同四半期比62.2%減)の減益となりました。

 

 

セグメントごとの業績は、次のとおりであります。

〔事業本部〕

和食事業・洋食事業では、お客様のニーズの多様化に合わせて空間・料理・サービスをより良いものへと磨いていくとともに、それぞれの店舗が持つ独自の魅力を活かした企画・イベントの開催や季節に合わせた新メニューをお客様にご提案して継続的な来店機会の創出と新規顧客の獲得に努めております。当第3四半期においては、既存店舗は一部店舗での定休日導入・拡大や営業時間の変更による影響をはじめ、集客の伸び悩みにより来客数が減少したことで苦戦したものの、新店の『六本木うかい亭』と『六本木 kappou ukai』の売上寄与により、前年同四半期に比べ増収となりました。

また、物販事業においても『アトリエうかい エキュート品川』と『アトリエうかい トリエ京王調布』の寄与により、前年同四半期に比べ増収となりました。

この結果、事業本部の売上高は9,698百万円(前年同四半期比4.4%増)となりました。

 

 〔文化事業〕

文化事業では、『箱根ガラスの森』において平成30年4月から11月まで「2018年特別企画-奇跡のガラスを生んだ- 華麗なるバロヴィエール一族展」を開催いたしました。この特別企画展を柱に、春から初夏にかけては「バラの庭園」や「あじさいフェスタ」、夏には「夏休み自由研究 ガラスの昆虫たち」や「夏休みカンツォーネコンサート」、秋から冬にかけては「紅葉の山々とガラス庭園」や「クリスマス クリスタル・イルミネーション」等の様々な企画展やイベントを開催して、多くのお客様にご来館いただけるように細やかなプロモーションや旅行会社をはじめとする企業への営業の強化を行っております。

しかしながら、夏場の記録的な猛暑や台風・豪雨の影響等もあって来館者数は前年同四半期に比べて伸長せず、文化事業の売上高は966百万円(前年同四半期比2.4%減)となりました。

 

②財政状態

当第3四半期会計期間末における資産、負債及び純資産の状態は以下のとおりであります。

(資産)

当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ86百万円減少し、11,177百万円(前事業年度比0.8%減)となりました。主な要因は、売掛金が132百万円、商品及び製品が54百万円増加したのに対し、現金及び預金が288百万円減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ123百万円減少し、6,021百万円(前事業年度比2.0%減)となりました。主な要因は、借入金総額が104百万円、退職給付引当金が57百万円増加したのに対し、その他流動負債が352百万円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ37百万円増加し、5,155百万円(前事業年度比0.7%増)となりました。主な要因は、配当金の支払い及び四半期純利益の計上により利益剰余金が34百万円増加したこと等によるものであります。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。