第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、2019年6月30日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで各種政策の効果等により緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、米中の通商問題の動向が世界経済に与える影響や中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響などがあり、先行きは不透明な状況となっております。

当社が属する外食産業においては、顧客の嗜好が多様化して業種・業態を超えた企業間との競合が激化するなか、人材不足を背景にした人材関連コストの増加や原材料費、物流費の高騰といった問題への対応もあって厳しい経営環境が続いております。また、当社の業績に影響を及ぼす個人消費に関しても雇用・所得の環境が改善に向かうなかで持ち直しが見られる一方で、国内外の不安定な経済動向や物価上昇に対する警戒感もあり消費者のマインドは本格的に改善するまでには至らず、当社を取り巻く環境も依然として不透明な状況となっております。
 このような経営環境のなか、当社は確実な成長と安定した収益基盤の確保を目指し、経営課題として①人材の確保・育成、②ブランドの研鑽、③物販事業の成長促進、④ブランド発信の4つの課題に取り組み、さらなる成長に向けた強固な経営体制づくりに努めております。

とりわけ「人材の確保・育成」は将来を見据えるうえで最優先課題であると捉え、前期に引き続き当社理念を共有できる優秀な人材を確保・育成していくこと、そして従業員が夢と希望をもって働ける環境整備に注力し、営業体制の基盤強化を図っております。

「ブランドの研鑽」「ブランド発信」では、新たな魅力の創造として当社の店舗に初めてご来店いただくお客様にも気軽に楽しんでいただける新たなメニューの開発・導入を一部店舗で進めております。2019年4月には、『うかい鳥山』においてお客様ご自身で炭火焼を楽しんでいただく「いろり炭火焼 鶏コース」を、同年6月には、『とうふ屋うかい 大和田店』において期間限定で夏の味覚を楽しめる「味楽コース」をそれぞれ投入し、幅広く情報を発信して集客に努めております。

さらに「物販事業の成長促進」では、東京・神奈川で展開してきた洋菓子店「アトリエうかい」の新店舗を阪急うめだ本店(大阪府大阪市北区)へ同年4月に出店いたしました。この新店『アトリエうかい 阪急うめだ本店』は、当社において西日本における初めての常設店であり、連日多くのお客様に足をお運びいただき好調に推移しております。併せて当社ECサイトへの波及効果にも繋がっております。

この結果、当第1四半期累計期間の売上高は3,560百万円(前年同四半期比3.7%増)の増収となりました。一方、利益面においては増収による効果があったものの、前述の戦略的な人材の確保・育成と労働環境の整備による人材関連費用の増加等により営業利益は34百万円(前年同四半期比47.8%減)、経常利益は25百万円(前年同四半期比54.4%減)の減益となりました。四半期純利益につきましては、繰延税金資産の計上により法人税等調整額がマイナス40百万円となったこと等から35百万円(前年同四半期比58.6%増)となりました。

 

 

セグメントごとの業績は、次のとおりであります。

〔事業本部〕

和食事業・洋食事業では、お客様のニーズの多様化に合わせて空間・料理・サービスをより良いものへと磨いていくとともに、それぞれの店舗が持つ独自の魅力を活かした企画・イベントの開催や季節に合わせた新メニューをお客様にご提案して継続的な来店機会の創出と新規顧客の獲得を図っております。特に当社の創業店である『うかい鳥山』は2019年12月に55周年を迎えることもあり、改めて同店の魅力の掘り起こしを図り、ソーシャルメディアによる情報発信や旅行会社との連携等を通じて発信力を高め、既存顧客とともに新規顧客の獲得に努めてまいりました。しかしながら、前期から続いている和食郊外店舗における集客の伸び悩みを解消するには至らず、来客数の減少を主因に前年同四半期に比べ減収となりました。

 一方、物販事業においては、既存の常設販売や百貨店の催事出店販売等により売上が伸長したことに加え、新店の『アトリエうかい 阪急うめだ本店』の寄与もあり、前年同四半期に比べ大幅な増収となりました。

この結果、事業本部の売上高は3,269百万円(前年同四半期比3.5%増)となりました。

 

 〔文化事業〕

文化事業では、『箱根ガラスの森』において2019年4月から11月まで「2019年特別企画-アドリア海の新しい風、芸術と技の結晶- ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展」を開催しております。この特別企画展を柱に、様々な企画展やイベントを開催して多くのお客様にご来館いただけるように細やかなプロモーションや旅行会社をはじめとする企業への営業の強化を行いました。特に今期のゴールデンウィークは初の10連休となったため、「ゴールデンウィーク親子で楽しむ『ヴェネチア仮面祭』」と題して、当館において人気の高い企画である「ヴェネチア仮面祭」をこの期間に初めて開催し、さらには特別企画展の関連企画として館内の展示を見ながら親子で楽しく学べるクイズ形式のワークシートを実施する等、ご家族向けの企画を充実させ集客に努めました。

その結果、文化事業の売上高は291百万円(前年同四半期比6.6%増)となりました。

 

②財政状態

 当第1四半期会計期間末における資産、負債及び純資産の状態は以下のとおりであります。

(資産)

当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ29百万円減少し、11,007百万円(前事業年度比0.3%減)となりました。主な要因は、現金及び預金が38百万円、繰延税金資産が41百万円それぞれ増加したのに対し、売掛金が137百万円減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第1四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ31百万円増加し、5,942百万円(前事業年度比0.5%増)となりました。主な要因は、未払費用が209百万円増加したのに対し、借入金の総額が96百万円、未払法人税等が60百万円、賞与引当金が97百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ60百万円減少し、5,065百万円(前事業年度比1.2%減)となりました。主な要因は、配当金の支払い及び四半期純利益の計上により繰越利益剰余金が59百万円減少したことによるものであります。

 

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。