当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境に改善が見られるなど緩やかに回復しました。一方で、物価上昇の継続、不安定な国際情勢、米国の通商政策や金融市場の変動などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。
外食産業におきましては、インバウンド需要は引き続き堅調を維持しておりますが、慢性的な人手不足とともに、人件費やエネルギー価格の上昇、継続する原材料価格等の高騰、消費者の節約志向の高まりなど、引き続き厳しい経営環境が続いております。
こうした中、当社グループは、2024年12月にソフトオープンをした国内外2店舗の立ち上げに注力しました。国内では、栃木県那須塩原市の新規事業「那須パラダイスヴィレッジ」を3月に、海外子会社では、ロサンゼルスのダウンタウン地区にある「Settecento(セッテチェント)」を1月に、それぞれグランドオープンいたしました。また、人材の確保と育成のため、社内における人材の発掘・登用の推進や、教育マニュアルの拡充等を継続しておこなっております。
この結果、当中間連結会計期間における売上高は、64億2百万円(前年同期比10.8%増)となり、当中間連結会計期間末の総店舗数は47店舗となりました。
損益につきましては、国内の既存店は好調なものの、グランドオープンした2店舗、特に「那須パラダイスヴィレッジ」で多額の開店費用を計上したことや、ロサンゼルス近郊の山火事の影響などにより、営業利益は1億87百万円(前年同期比53.1%減)、経常利益は1億15百万円(前年同期比70.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は10百万円(前年同期比97.8%減)となりました。
報告セグメントについては、当社グループはレストラン経営を主とする飲食事業という単一セグメントでありますので、記載を省略しております。
売上高をコンセプト(営業形態)別にみると、「ラ・ボエム」は15億36百万円(前年同期比9.4%増)、「ゼスト」は2億36百万円(同10.8%増)、「モンスーンカフェ」は10億7百万円(同1.5%増)、「権八」は16億95百万円(同4.7%増)、「ディナーレストラン」は8億73百万円(同2.4%減)、「フードコロシアム」は82百万円(同6.0%減)、「その他」は9億70百万円(同72.4%増)となりました。既存店売上高につきましては前年同期比で1.9%増加しました。
当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して2億45百万円減少し、99億89百万円となりました。
流動資産は前連結会計年度末と比較して3億99百万円減少し、16億43百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が1億28百万円、売掛金が1億14百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定資産は前連結会計年度末と比較して1億54百万円増加し、83億45百万円となりました。主な変動要因は、有形固定資産が純額で1億55百万円増加したことによるものであります。
当中間連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較して1億4百万円減少し、47億96百万円となりました。
流動負債は前連結会計年度末と比較して57百万円減少し、17億76百万円となりました。
固定負債は前連結会計年度末と比較して46百万円減少し、30億20百万円となりました。主な変動要因は、リース債務が59百万円減少したことによるものであります。
純資産は前連結会計年度末と比較して1億41百万円減少し、51億92百万円となりました。主な変動要因は、為替換算調整勘定が1億58百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末と比較して0.2ポイント下降して51.7%となりました。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して1億28百万円減少し、6億60百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前中間純利益1億12百万円、減価償却費1億99百万円、売上債権の減少額1億12百万円などにより、営業活動の結果得られた資金は、5億53百万円(前年同期は3億3百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出8億28百万円などにより、投資活動の結果使用した資金は8億29百万円(前年同期は7億31百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入金の純増額1億18百万円、長期借入れによる収入3億円、長期借入金の返済による支出2億47百万円などにより、財務活動の結果得られた資金は1億63百万円(前年同期は1億52百万円の収入)となりました。
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は行われておりません。