当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、2023年3月28日に行われた株式会社竹井との企業結合において、前第1四半期連結会計期間に暫定的な会計処理を行っておりましたが、前第2四半期連結会計期間に確定したため、前年同四半期連結累計期間との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2024年3月1日~2024年5月31日)の業績は、売上高が142億53百万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は10億86百万円(同13.7%減)、経常利益は11億55百万円(同12.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億48百万円(同3.8%減)となりました。
各種営業施策の実施に加え、昨年5月に新型コロナウイルスが5類に移行したことによる人流回復もあり、売上高は前年を上回ったものの、食材等の仕入価格の上昇や、人件費・物流費等の本部販管費の増加等により、各利益は前年を下回る結果となりました。
当第1四半期連結累計期間における分野別の取り組み状況は以下のとおりであります。
(国内CoCo壱番屋)
直営店とフランチャイズ加盟店(以下、FC店という)を合計したグループ全体の店舗売上高は、全店ベースで215億55百万円(前年同期比6.3%増)となりました。また、既存店ベースでは同7.3%増(客数:同3.1%増、客単価:同4.1%増)と好調に推移いたしました。
客数は、4月に期間限定メニュー「THEチキンカレー」を販売し、当社アンバサダーの俳優・山田裕貴さんが出演するテレビCMを全国で放映したことや、5月には、昨年SNS等で反響のあった「肉塊シリーズ」の第2弾として「肉塊トンテキカレー」を数量限定で販売したこと等から、前年同期比3.1%増となりました。
また、客単価につきましては、昨年12月に配達代行価格を、3月にテイクアウト価格を改定したこと等から、前年同期比4.1%増となりました。
なお、店舗数につきましては、新規出店が2店舗あった一方で、退店が5店舗あったことから、前期末から3店舗減少し、1,197店舗となりました。
(海外CoCo壱番屋)
全店ベースの店舗売上高は、44億98百万円(前年同期比15.9%増)となりましたが、既存店ベースでは、引き続きアメリカが堅調に推移したものの、FC展開するタイや韓国等において前年の水準を下回り、前年同期比2.1%減となりました。
また、店舗数につきましては、新規出店が7店舗あった一方で、中国で不採算店舗の撤退を行うなど6店舗の退店があったこと等から、前期末から1店舗増加し213店舗となりました。
(注)海外店舗の既存店売上高前年同期比の数値の算出にあたっては、為替の影響を除いております。
(国内子会社事業)
「旭川成吉思汗(ジンギスカン)大黒屋」は、これまで展開してきた北海道・東京エリアに加え、3月に愛知県に初出店し、店舗数は5店舗となり、店舗売上高は3億円(前年同期比115.6%増)となりました。
また、前連結会計年度中に「麺屋たけ井」を運営する株式会社竹井及び、「博多もつ鍋前田屋」を運営する株式会社LFD JAPANを連結子会社化しております。「麺屋たけ井」の店舗売上高は2億7百万円となり、「博多もつ鍋前田屋」(4店舗)の店舗売上高は2億22百万円となりました。
なお、「麺屋たけ井」は、今後の店舗展開に備えて建設中であった、麺やラーメンスープを製造するセントラルキッチン(京都府八幡市)を4月に竣工するとともに、5月には滋賀県草津市で子会社化後初となる新規出店を行ったことから店舗数は9店舗となりました。
なお、当社グループは、飲食事業並びにこれらの付帯業務の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は427億93百万円となり、前連結会計年度末比12億39百万円減少いたしました。このうち流動資産は198億86百万円となり前連結会計年度末比16億55百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が19億77百万円減少したこと等によるものであります。また固定資産は229億7百万円となり、前連結会計年度末比4億16百万円の増加となりました。これは主に建物及び構築物が2億43百万円増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債は116億3百万円となり、前連結会計年度末比10億50百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が8億23百万円減少したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は311億89百万円となり、前連結会計年度末比1億88百万円減少いたしました。自己資本比率は前連結会計年度末の70.2%から71.7%となっております。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
特記すべき事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と
見通しについて重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。