文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
①業績結果
(a) 売上高
売上高は、前年同期比で2.9%増加し、248億3千9百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、米国の次期大統領選挙の影響、中国経済の成長鈍化、アジア新興国経済の景気減速、企業収益の改善ペースが鈍化するなど、先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループ業績に影響度の大きい国内の半導体製造装置業界の需要は堅調に推移し、標準在庫品は主力商品であるアルミニウム厚板を中心として出荷重量が増加しました。一方、特注品は、主要取引先である事務機器メーカーの生産調整による受注減の影響を受けました。更に第2四半期連結累計期間まで原材料市況が下落傾向で推移したことにより、結果として売上高は微増にとどまりました。
製造工程の見直しや省人・省力化生産設備の導入をはじめとする製造現場の改善、生産設備の増強による製造キャパシティのアップ、お客様センターの応対品質の向上、経費削減等により、業界トップの品質、業界トップのスピード、業界トップのサービス、納得してご購入頂ける価格の実現を目指すことで顧客満足度の向上を図ってまいりました。
また、差別化による売上高の増大と利益率の向上については、JIS規格に比べ平坦度と板厚精度を大幅に向上させた「ハイスペックシリーズ」や環境汚染規制に適合した「エコシリーズ」および「航空宇宙規格材料シリーズ」等の特徴のある商品をはじめとする標準在庫品の品揃えを約4,300品目サイズから約4,500品目サイズへ充実させました。新規事業の開拓については、3Dプリンターによる金属製品の受託製造の技術向上を図りました。
海外事業の強化については、中国では日本と同様に、24時間365日お見積り・ご注文が可能な「上海白銅ネットサービス」のサービスを開始し、更なる機能充実を進めてまいりました。また、タイでは在庫品の拡充を行いました。
(b) 営業利益
営業利益は、前年同期比6.1%増加し、13億7千万円となりました。
原材料市況は、第2四半期連結累計期間まで原材料市況が下落傾向で推移したことにより、その影響額として当第3四半期連結累計期間の商品在庫に係わる相場差損が2億1千8百万円(前年同期は5千6百万円の相場差損)となりました。
また、主力商品の出荷重量増加にともなう運賃増等により販売費及び一般管理費が増加しました。
なお、原材料市況の影響額を除く営業利益は、前年同期比17.8%増加となりました。
(c) 経常利益
経常利益は、営業利益の増加により前年同期比5.9%増加し、14億2百万円となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億7千8百万円(前年同期比8.9%増加)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりとなります。
当第3四半期連結累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)
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セグメント |
売上高 |
営業利益 |
経常利益 |
親会社株主に帰属 する四半期純利益 |
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日本 |
23,802百万円 |
1,315百万円 |
1,359百万円 |
933百万円 |
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中国 |
841百万円 |
48百万円 |
45百万円 |
47百万円 |
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その他 |
195百万円 |
5百万円 |
△2百万円 |
△2百万円 |
②当社を取り巻く環境
半導体製造装置業界の需要は順調に推移し、液晶製造装置業界は回復の兆しが見られましたが、自動車関連業界、工作機械業界等の国内設備投資は、本格回復するまでには至りませんでした。
一方、当社グループの売上高のなかで品種別売上高比率が最も高いアルミニウム圧延品の国内メーカーの生産量は、前年と比較し増加傾向で推移しました。
原材料市況は、アルミニウム地金(日本経済新聞月別平均値)がトン当たり前連結会計年度末の22万9千円から12月末は25万4千円に、電気銅建値は前連結会計年度末の61万円から12月末は69万円に、ステンレス鋼板(日本経済新聞月別平均値)は前連結会計年度末の30万3千円から12月末は31万6千円にいずれも上昇しました。
(2)経営成績の分析
①売上高
業界トップの品質、業界トップのスピード、業界トップのサービス、納得してご購入頂ける価格の実現を目指すことで顧客満足度の向上を図ってまいりました。また、JIS規格に比べ平坦度と板厚精度を大幅に向上させた「ハイスペックシリーズ」や環境汚染規制に適合した「エコシリーズ」および「航空宇宙規格材料シリーズ」等の特徴のある商品をはじめとする標準在庫品の品揃えの充実、3Dプリンターによる金属製品の受託製造の技術向上を図りました。この結果、売上高は、前年同期比で2.9%増加し、248億3千9百万円となりました。
②売上原価および売上総利益
販売量の増加に伴う仕入高の増加、お客様の満足度向上を図るための費用の増加等により、売上原価は前年同期比で2.0%増加し、205億6千8百万円となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上総利益は、前年同期比で7.9%増加し、42億7千1百万円となりました。
③販売費及び一般管理費および営業損益
販売量の増加に伴う運賃の増加、お客様の満足度向上を図るための費用の増加により、販売費及び一般管理費は前年同期比で8.8%増加し、29億1百万円となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における営業利益は、前年同期比で6.1%増加し、13億7千万円となりました。
④営業外損益、経常損益および親会社株主に帰属する四半期純損益
不動産賃貸収入等の営業外収益は、前年同期比0.1%増加の7千2百万円、為替差損や不動産賃貸費用等の営業外費用は、前年同期比1.4%増加の4千万円となり、営業外損益は、前年同期比1.5%減少の3千2百万円の利益となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における経常利益は、前年同期比で5.9%増加し、14億2百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比で8.9%増加し、9億7千8百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループは、非鉄金属素材の販売を中核の事業としていることから、非鉄金属の市況の動向が当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因となります。アルミニウム地金・電気銅建値およびステンレス鋼板は、第2四半期連結累計期間までは下落傾向で推移したものの、当第3四半期連結累計期間においてはいずれも上昇しました。
また、当社の主要販売分野が半導体製造装置業界および液晶製造装置業界、工作機械業界等であることから、各種業界の設備投資の動向が当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因となります。
新興国の成長鈍化による世界経済の下振れ懸念がある等先行き不透明な状況が続くと見込まれますが、差別化商品をはじめとする標準在庫品の品揃えを充実させるとともに、3Dプリンターによる金属製品の受託製造の技術力向上、24時間365日お見積り・ご注文可能な「白銅ネットサービス」の普及により、売上高の向上に努めてまいります。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、販売および在庫のための商品購入ならびに商品の加工費用のほか、販売費及び一般管理費等であります。販売費及び一般管理費の主なものは、人件費、運賃、業務委託費等であります。
②財務政策
当社グループは現在、運転資金については短期借入金により、設備資金については内部留保により調達することを基本としております。また、当社においては、取引銀行3行と貸出コミットメント契約を締結し、機動的な資金調達を行っております。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループは、顧客満足度の向上と同業他社との差別化によるシェアと利益率の向上、および、海外事業の強化を解決すべき課題として対処することにより、今後も安定的かつ継続的な成長を目指してまいります。