第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

 当社グループは2019年3月期において、2018年6月8日に公表した中期経営計画で掲げた売上高及び利益額の数値目標を2年前倒しで達成いたしました。これに伴い、今期(2020年3月期)から2022年3月期までの3か年を対象期間とした新たな中期経営計画(ローリング方式)を策定し、5月7日に公表いたしました。

 当社グループは、2017年10月の持株会社体制への移行を機に、各事業における責任体制の明確化、事業間のシナジー効果の最大化、機動的な組織運営、コーポレートガバナンスの強化等、事業環境の変化に柔軟かつ迅速に対応できる組織体制の整備に取り組んでまいりました。その効果は業績数値にも着実に反映してきており、当第1四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年6月30日)においても引き続き、さらなる事業の成長に向けた基盤形成を行うとともに、積極的な事業活動を推進しました。

 当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上面では、主力のブライダルジュエリー事業が好調に推移したことにより、売上高は46億33百万円を計上し、前年同期比では19.0%の増収となりました。また、利益面でも、主力のブライダルジュエリー事業の増収に伴う増益に加え、全身美容事業の収支改善により、営業利益は8億30百万円(前年同期比392.5%増)、経常利益は7億65百万円(前年同期比396.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、4億33百万円(前年同期比521.6%増)となり、いずれも前年を大幅に上回る成果をあげることができました。

 各セグメントの業績は、以下のとおりであります。

 

ブライダルジュエリー事業

 当第1四半期連結累計期間におけるブライダルジュエリー事業の売上高は35億69百万円(前年同期比39.6%増)、セグメント利益は9億94百万円(前年同期比152.2%増)となりました。国内においては、テレビCMやWEB広告等による集客の成功により来店客数が昨年以上に増加すると同時に、各種イベント、フェアの成功による売り上げの増加、販売スタッフの能力向上や店舗管理の改善、新規出店などにより、小売業としての魅力が向上し、お客様に高い評価で受け入れられたことがあります。

 また、当社のジュエリーブランドの一つエクセルコ ダイヤモンドについては、今年がベルギーのダイヤモンドカッターの名門トルコウスキー家の4代目当主で、数学者でもあったマーセル・トルコウスキーが、現在、世界的に広く普及しているダイヤモンドの基本的なデザインであるアイデアル ラウンド ブリリアントカットを発表してから100年目に当たるため、様々な記念イベントの開催やプロモーションを実施して、ブランド価値のさらなる向上を目指しております。

 ブライダルジュエリー事業においては、海外出店を積極的に行い、複数エリアでの出店による営業展開を軌道に乗せるべく組織体制の充実を図っております。国内以外のマーケットでの新しい顧客へのアプローチは、将来の重要な営業基盤を作っていくための施策として、積極的に進めております。

 新規の店舗展開としては、2019年6月に、エクセルコ ダイヤモンド ヒルトン福岡シーホーク店をリニューアルし、銀座ダイヤモンドシライシを併設したブランド統合店舗としてオープンしました。海外でも、台湾で4店舗目となる銀座ダイヤモンドシライシ 新光三越桃園駅前店をオープンしました。2019年6月末における「銀座ダイヤモンドシライシ」の国内店舗は45店舗、海外店舗は4店舗、「エクセルコ ダイヤモンド」の国内店舗は28店舗、海外店舗は1店舗となりました。

 

② 全身美容事業

 当第1四半期連結累計期間における全身美容事業の売上高は7億67百万円(前年同期比23.5%増)、セグメント利益は21百万円(前年同期はセグメント損失1億18百万円)となりました。

 全身美容事業につきましては、売上拡大及び利益率の改善を図るための施策として、顧客層の見直し、商品構成の変更、化粧品事業の強化、広告宣伝費の見直し等に継続的に取り組んでまいりました結果、当第1四半期連結累計期間において利益ベースで黒字復帰し、前年同期比で増収増益を達成することができました。2019年6月末における国内店舗は25店舗、海外店舗は1店舗であります。

 

③ アート事業

 当第1四半期連結累計期間におけるアート事業の売上高は2億37百万円(前年同期比58.9%減)、セグメント損失は14百万円(前年同期はセグメント利益21百万円)となりました。

 アート事業を運営する株式会社ニューアート・フィンテックにおいては、現在、アートと金融を融合させる新規事業の立上げに注力しており、絵画取引については、当第1四半期においては積極的な展開を行っておらず、期間中の絵画取引は前年と比較すると実績値としては低調に終わりました。

 アート事業につきましては、生活と美、生活とアートを近づけ、生活のあらゆる場面で美を楽しむことができる豊かな社会の実現を目指す当社グループとして、今後ますます注力すべき分野と位置づけております。一般財団法人軽井沢ニューアートミュージアムへの活動支援とともに、新たな事業の創造とビジネス展開を目指してまいります。

 

④ その他事業

 当第1四半期連結累計期間におけるその他事業の売上高は62百万円(前年同期比53.6%減)、セグメント損失は8百万円(前年同期はセグメント利益7百万円)となりました。

 その他事業は、株式会社ニューアート・クレイジーにおいて、ゴルフの一流シャフトブランドである「CRAZY」の認知拡大及び普及を図ると同時に新製品や新ブランドの開発に力を入れており、単なるシャフトメーカーからトータル的なゴルフクラブの完成品メーカーへの成長を図っております。

 なお、前年同期に連結子会社であったIT関連事業の株式会社ニューアート・テクノロジーについては、2018年12月に当社が保有していた全株式を第三者へ売却し、連結子会社ではなくなりました。

 

(注)各セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。

 

 なお、当社グループのセグメント別売上は、以下のとおりであります。

 

セグメントの名称

販売・サービスの名称など

当第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年6月30日)

(千円)

前年同期比

(%)

構成比

(%)

 ブライダル

 ジュエリー事業

 宝飾品の販売・サービス

3,569,270

39.6

77.1

 全身美容事業

 エステティックサロンのサービス・物品販売

764,494

22.9

16.5

 アート事業

 美術品等の販売

237,984

△58.9

5.1

 その他事業

 ゴルフ用品の販売等

62,063

△53.8

1.3

合 計

4,633,812

19.0

100.0

 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。

3.「ブライダルジュエリー事業」は、ブライダルジュエリー販売、ウェディング送客サービス、ティアラ・レンタルサービス及びファッションジュエリー販売の売上となっております。

4.「全身美容事業」は、エステ施術サービス、化粧品、栄養食品及び美容機器販売の売上となっております。

5.「アート事業」は、美術品販売の売上となっております。

6.「その他事業」は、ゴルフクラブ用カーボンシャフトの製造、ゴルフ用品の販売等による売上となっております。

 

(2)財政状態の分析

(資産の部)

 流動資産は、前連結会計年度末比3億36百万円増加(前連結会計年度末比3.0%増)し、117億15百万円となりました。これは、現金及び預金の増加11億39百万円及び受取手形及び売掛金の減少7億17百万円などによるものであります。

 固定資産は、前連結会計年度末比1億69百万円減少(同4.3%減)し、37億41百万円となりました。これは、減価償却累計額の増加による有形固定資産の減少36百万円、繰延税金資産の減少65百万円などによるものであります。
 この結果、総資産は前連結会計年度末比1億66百万円増加(同1.1%増)し、154億57百万円となりました。

(負債の部)

 流動負債は、前連結会計年度末比2億89百万円増加(前連結会計年度末比4.2%増)し、72億35百万円となりました。これは、短期借入金の増加7億円、未払金及び未払費用の増加71百万円、未払法人税等の減少5億11百万円などによるものであります。

 固定負債は、前連結会計年度末比70百万円減少(同8.1%減)し、8億円となりました。これは、長期借入金の減少52百万円などによるものであります。
 この結果、負債合計は前連結会計年度末比2億19百万円増加(同2.8%増)し、80億35百万円となりました。

(純資産の部)

 純資産は、前連結会計年度末比52百万円減少(前連結会計年度末比0.7%減)し、74億21百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益4億33百万円がありました一方、剰余金の配当3億25百万円及び自己株式の取得による自己株式の増加1億90百万円などによるものであります。
 以上の結果、自己資本比率は48.0%(前連結会計年度末は48.9%)となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

 当第1四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。

 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。

短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。

 当第1四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は、46億84百万円であります。また、当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は31億41百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。