第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

当連結会計年度(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで)におけるわが国経済は、政府の経済政策の効果もあり、雇用情勢・企業収益は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら中国をはじめとする海外経済の下振れ懸念、年明けからの円高基調や株式市場の不安定さなどにより、先行きは依然として不透明なままとなっております。

当カー用品業界におきましては、国内新車販売台数の減少等による市場縮小傾向が継続していることに加え、記録的な暖冬により冬季商品の需要が大幅に減少するなど、当社を取り巻く環境は厳しい状況となりました。

そのような中、当社グループでは「平成28年3月期計画」を策定し、収益性と経営効率の向上、並びに経営基盤の確立を目指して、地元千葉県内における競争環境に合わせ、きめ細かな集客施策とピットサービスの提供を行ない顧客満足度の向上に取り組んでまいりました。

また、店舗運営戦略といたしましては、10月にオートウェーブ茂原店をより利便性の高い国道沿いに移転オープンし、地域に密着したサービスの充実を図ってまいりました。

売上高につきましては、スタッドレスタイヤやタイヤチェーン等の冬季商品の販売が大幅に減少したことと、前年度に収益体質の強化を目的とした4店舗の閉鎖による減少を含め、前期比18.4%の減収となりました。既存7店舗ではカーエレクトロニクス、モータースポーツ、板金事業が前期実績を上回り堅調に推移したものの、既存店前期比4.5%の減収となりました。売上総利益額につきましては、売上高の減少を受け、前期比19.4%の減益となりました。既存7店舗ではカーエレクトロニクス、モータースポーツが売上とともに堅調に推移いたしましたが、既存店前期比6.3%の減益となりました。

以上の結果、当社グループの当連結会計年度における売上高は7,266百万円(前期比18.4%)、営業損失は15百万円(前期は営業損失42百万円)、経常利益は32百万円(前期比5.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は51百万円(前期比207.1%増)となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末対比436百万円(88.0%)増加し、932百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は、345百万円(前期は166百万円の収入)となりました。資金の主な増加項目は、減価償却費199百万円、税金等調整前当期純利益61百万円であり、資金の主な減少項目は、利息の支払額98百万円、未払消費税等の減少額66百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果獲得した資金は、130百万円(前期は9百万円の収入)となりました。資金の主な増加項目は、敷金及び保証金の回収による収入341百万円、有形固定資産の売却による収入68百万円であり、資金の主な減少項目は、有形固定資産の取得による支出150百万円、預り保証金の返還による支出71百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、54百万円(前期は253百万円の支出)となりました。資金の主な減少項目は、長期借入金の返済による支出50百万円であります。

 

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

 該当事項はありません。

(2)受注状況

 当社は一般の不特定多数の顧客を相手とする小売業であり、店舗陳列商品の販売が原則であるため、該当事項はありません。

(3)仕入実績

 当連結会計年度の商品仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。

品目

仕入高(千円)

構成比(%)

前期比(%)

オーディオ・ビジュアル

710,818

15.4

84.0

タイヤ・ホイール

990,076

21.5

62.4

車内・車外用品

256,763

5.6

64.0

モータースポーツ

170,594

3.7

86.6

オイル・バッテリー

243,192

5.3

78.1

カービューティ・ピットサービス

581,987

12.6

78.1

車販売

840,812

18.2

105.5

その他

813,847

17.7

110.2

合計

4,608,093

100.0

82.0

(注)上記金額に消費税等は含まれておりません。

 

(4)販売実績

 当連結会計年度の販売実績を品目別、店舗別に示すと、次のとおりであります。

ⅰ.品目別売上高

品目

売上高(千円)

構成比(%)

前期比(%)

オーディオ・ビジュアル

792,564

10.9

82.2

タイヤ・ホイール

1,533,614

21.1

70.3

車内・車外用品

427,967

5.9

63.3

モータースポーツ

242,621

3.3

85.5

オイル・バッテリー

516,052

7.1

75.1

カービューティ・ピットサービス

1,751,982

24.1

81.8

車販売

988,718

13.6

96.4

その他

1,013,234

14.0

106.7

合計

7,266,757

100.0

81.6

(注)上記金額に消費税等は含まれておりません。

 

ⅱ.店舗別売上高

店舗

売上高(千円)

構成比(%)

前期比(%)

 

 

宮野木店

2,449,565

33.7

98.2

 

 

柏沼南店

1,703,364

23.4

90.9

 

 

富里店

888,492

12.2

97.0

 

 

上総君津店

539,555

7.4

95.7

 

 

浜野店

494,436

6.8

94.3

 

 

茂原店

447,798

6.2

86.4

 

 

富里インター店

77,679

1.1

89.4

 

 

その他

51,887

0.7

96.1

 

 

千葉県小計

6,652,779

91.5

94.1

 

 

新山下店(神奈川県)

446,966

6.2

71.1

 

 

その他県小計

446,966

6.2

26.5

小売計

7,099,745

97.7

81.1

卸売その他

167,011

2.3

108.3

合計

7,266,757

100.0

81.6

(注)1.上記金額に消費税等は含まれておりません。

2.前年同期比の小売計及び合計に関しては、前年度閉鎖店舗の実績を含んだ数値となっております。

 

 

3【対処すべき課題】

カー用品業界におきましては、消費節約志向や若者のクルマ離れなど、引き続き市場縮小傾向が続くものと思われます。

その様な厳しい事業環境の中、当社グループでは「平成29年3月期計画」を策定し、経営基盤の強化に取り組んでまいりたいと考えております。

収益性の向上といたしましては、車検を基軸とした収益構造への変換を行い、車検を中心に、板金、ピットサービス、カー用品、自動車販売、レンタカー、保険等へ波及することで売上総利益率の改善を行い収益性の向上を目指します。また、顧客サービス向上といたしましては、多様化する顧客ニーズに応えることができるように、お客様の「不満」「不信」「不合理」「不経済」「不都合」「不明瞭」「不明確」「不便」「不安」等を社員ひとりひとりが考え、お客様の「不の解消」の為に行動をすることで、更なる顧客満足度の向上を図ってまいります。

また、引き続き経費削減を徹底するとともに、在庫管理の徹底とロスの防止、並びに、遊休スペースの有効活用を図ってまいります。

 

4【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 ①有利子負債の依存度について

 当企業グループは、平成28年3月末現在、総資産額に対する長期借入金、1年内返済予定の長期借入金の割合は、46.6%となっており、借入先金融機関との金融支援の内容によっては、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 ②気候条件による影響について

 当社取扱い商品であるスタッドレスタイヤ、タイヤチェーンについては、降雪の有無による需要の増減があり、天候により売上が大きく変動する可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

6【研究開発活動】

 該当事項はありません。

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積もり

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、必要となる見積もりに関しましては、過去の実績等を勘案し、合理的と判断される基準に基づいて行っております。なお、連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。

 

(2)財政状態

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末対比18百万円(0.8%)増加し、2,213百万円となりました。これは主として、未収入金の減少319百万円等があった一方、現金及び預金の増加436百万円があったことによるものであります。

固定資産は、前連結会計年度末対比139百万円(2.0%)減少し、6,849百万円となりました。これは主として、敷金及び保証金の減少131百万円等があったことによるものであります。

この結果、総資産は、前連結会計年度末対比120百万円(1.3%)減少し、9,062百万円となりました。

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末対比91百万円(10.8%)増加し、939百万円となりました。これは主として、1年内返済予定の長期借入金の増加150百万円、支払手形及び買掛金の増加56百万円等があった一方、その他流動負債の減少97百万円があったことによるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末対比289百万円(5.0%)減少し、5,468百万円となりました。これは主として、長期借入金200百万円の減少、長期預り敷金保証金の減少39百万円等によるものであります。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末対比198百万円(3.0%)減少し、6,408百万円となりました。

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末対比77百万円(3.0%)増加し、2,654百万円となりました。

 

(3)経営成績

当連結会計年度の売上高は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーン等の冬季商品の販売が大幅に減少したことと、前年度に収益体質の強化を目的とした4店舗の閉鎖による減少を含め、前期比18.4%の減収となりました。既存7店舗ではカーエレクトロニクス、モータースポーツ、板金事業が前期実績を上回り堅調に推移したものの、既存店前期比4.5%の減収となりました。

売上総利益額につきましては、売上高の減少を受け、前期比19.4%の減益となりました。既存7店舗ではカーエレクトロニクス、モータースポーツが売上とともに堅調に推移いたしましたが、既存店前期比6.3%の減益となりました。

販売費及び一般管理費は、2,359百万円(前期比20.1%減)、営業損失は15百万円(前期は営業損失42百万円)、経常利益は32百万円(前期比5.5%減)となりました。

特別利益につきましては、資産除去債務戻入額30百万円の計上、特別損失につきましては、固定資産除却損1百万円等を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は51百万円(前期比207.1%増)となりました。

 

(4)キャッシュ・フロー

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フロー345百万円(前期は166百万円の収入)、投資活動によるキャッシュ・フロー130百万円(前期は9百万円の収入)、財務活動によるキャッシュ・フロー△54百万円(前期は253百万円の支出)となり、その結果前連結会計年度末対比436百万円(88.0%)増加し、932百万円となりました。

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」をご参照ください。