当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年5月21日から2021年11月20日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響で断続的に実施されていた緊急事態宣言等が2021年9月末に全面的に解除されたこと等により、一部で持ち直しの動きが見られるものの、新たな変異株の拡大の恐れもあり、依然として先行きは不透明な状況となっております。
当社グループが属するeコマース市場は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響から、新しい生活様式における人との接触を減らす購買活動としての役割に対する期待が高く、成長が続いております。一方で、同業他社とのサービス品質競争は続いており、お客様の様々なご要望にお応えしながら、持続的な増収増益を実現していくことが経営課題となっております。
このような状況の中、当社グループは2022年5月期を、中期経営計画(2022年5月期~2025年5月期)実現に向けた足固めの年として位置付けており、営業利益は確保しながら、積極的に設備投資を実行してまいります。主力分野であるeコマース事業のBtoB事業は、eコマース市場拡大を機会と捉え、取扱い商材数の拡大や新WEBサイトの構築等、中期経営計画の実現に向け着実に事業を推進しております。BtoC事業は、2023年5月期の「LOHACO」営業利益黒字化およびその後の成長に向け、収益改善に取り組んでおります。
当第2四半期連結累計期間において、BtoB事業は、新型コロナウイルス感染対策商品の特需の減少やオフィス用品需要の低迷があったものの、成長分野である生活用品・MRO(注1)商材の売上高の伸長により増収を確保、一方、期初計画通りではありますが、特需の減少等による売上総利益率の減少により減益となりました。BtoC事業は、Zホールディングスグループ等との販促の連携強化により増収となり、また、収益改善は変動費比率の改善(「収益認識に関する会計基準」等適用の影響を除く実質値)に加え、「LOHACO本店」リニューアルに伴う固定費の削減により着実に進捗しております。
ロジスティクス事業は、物流業務受託の拡大等により大幅に収益が改善しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高2,090億38百万円(前年同期比1.3%増、実質前年同期比2.5%増(注2))、営業利益66億96百万円(前年同期比13.0%増)、経常利益67億16百万円(前年同期比13.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益45億46百万円(前年同期比31.6%増)となり、第2四半期連結累計期間としては、売上高、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益いずれも過去最高となりました。
なお、第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用しており、当第2四半期連結累計期間の売上高は27億37百万円減少しております。
セグメント別の経営成績につきましては、以下のとおりです。
<eコマース事業>
当社グループの主力分野であるBtoB事業につきましては、売上高は堅調に推移しました。手指消毒液やマスク等の新型コロナウイルス感染対策商品の特需の減少やオフィス用品需要の低迷があったものの、様々な仕事場で利用される飲料等の生活用品商材、eコマース需要の増加による梱包資材等のMRO商材、品揃え強化に注力するロングテール商材等の売上高が伸長したことから、当第2四半期連結累計期間は増収となりました。
お客様基盤も順調に拡大基調にあることから、戦略的に強化する医療・介護業種および製造業を中心に、それぞれの業種で必要となる専門商材の品揃えを拡大することで、当社サービスを継続してご利用いただけるように取り組んでおります。
この結果、BtoB事業の売上高は、前年同期比で6億78百万円増収の1,695億94百万円(前年同期比0.4%増、実質前年同期比1.6%増)となりました。
BtoC事業につきましては、2021年6月に「LOHACO本店」をヤフー株式会社が提供するシステム基盤に移行し、新本店としてリニューアルオープンいたしました。集客、サイト基盤、決済をはじめとしたZホールディングスグループの基盤を活用することでお客様拡大とコスト削減を実現し、当社グループは強みであるオリジナル商品、物流、お客様とのコミュニケーションに、より一層資源を集中させ、さらなる成長を進めてまいります。当第2四半期連結累計期間においては、リニューアルした「LOHACO本店」の機能改善を進めるとともに、ソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社と連携した大型販促を実施してまいりました。
この結果、「LOHACO」の売上高は、前年同期比で9億19百万円増収の265億71百万円(前年同期比3.6%増、実質前年同期比5.2%増)となり、BtoC事業合計で、前年同期比で10億67百万円増収の348億19百万円(前年同期比3.2%増、実質前年同期比4.7%増)となりました。
以上の結果、両事業を合計したeコマース事業の売上高は2,044億13百万円(前年同期比0.9%増、実質前年同期比2.2%増)となりました。差引売上総利益は、感染対策商品をはじめとする利益率の高い商品の売上高の減少により、売上総利益率が前年同期比で0.5ポイント減少(実質前年同期比0.5ポイント減少)したことから、506億4百万円(前年同期比1.2%減、実質前年同期比0.2%減)となりました。
BtoB事業、「LOHACO」および連結子会社株式会社チャームの物流費の改善や「LOHACO本店」リニューアルに伴う固定費削減等により、売上高販管費比率が前年同期比0.5ポイント減少(実質前年同期比0.5ポイント減少)し、販売費及び一般管理費が438億52百万円となり、営業利益は67億52百万円(前年同期比1.8%増)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は27億37百万円減少しております。
<ロジスティクス事業>
ASKUL LOGIST株式会社の当社グループ外の物流業務受託の拡大により、売上高が増加いたしました。当第2四半
期連結累計期間においては、物流業務受託の準備期間に係る物流センター賃料等の費用負担が減少したことから前
年同期比で営業損益は大幅に改善しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は42億24百万円(前年同期比23.4%増)、営業損失は78百万円(前年同期は営業損失7億42百万円)となっております。なお、収益認識会計基準等を適用したことによる影響はございません。
<その他>
嬬恋銘水株式会社での飲料水の販売が「LOHACO」を含めて好調であることから売上高は増加したものの、新製造ラインの稼働前の試験費用の発生もあり、増収減益となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は7億35百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は43百万円(前年同期比40.1%減)となっております。なお、収益認識会計基準等を適用したことによる影響はございません。
(注) 1 Maintenance, Repair and Operationsの頭文字をとった略称で、工場・建設現場・倉庫等で使用される消耗品・補修用品等の間接材全般を指します。
2 2021年5月期から収益認識会計基準等を適用したと仮定した場合の前年同期比です。
(資産の部)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は1,930億91百万円となり、前連結会計年度末と比べ29億84百万円増加いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金が20億28百万円、ソフトウエア仮勘定が17億46百万円、建設仮勘定が14億62百万円増加した一方、現金及び預金が10億28百万円減少したことによるものであります。
(負債の部)
当第2四半期連結会計期間末における負債は1,308億4百万円となり、前連結会計年度末と比べ99百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定を含む)が22億52百万円、未払金が12億19百万円減少した一方、電子記録債務が44億74百万円増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は622億87百万円となり、前連結会計年度末と比べ30億84百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益45億46百万円の計上に対し、配当金の支払いが15億37百万円あったことにより、利益剰余金が30億2百万円増加したことによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は32.0%(前連結会計年度末は30.9%)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は652億31百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億28百万円減少いたしました。なお、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、100億45百万円(前年同期比260.9%増)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益68億60百万円、仕入債務の増加52億16百万円、減価償却費およびソフトウエア償却費の合計30億26百万円の増加要因があった一方、法人税等の支払額26億4百万円、売上債権の増加20億6百万円の減少要因があったこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、63億22百万円(前年同期比115.8%増)となりました。これは、ソフトウエアの取得による支出34億10百万円、有形固定資産の取得による支出21億67百万円の減少要因があったこと等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、47億51百万円(前年同期比123.3%増)となりました。これは、長期借入金の返済による支出27億51百万円、配当金の支払15億37百万円、リース債務の返済による支出9億50百万円の減少要因があったこと等によります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。