第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期累計期間(平成28年3月1日~平成28年8月31日)における靴小売業の経営環境は、子供靴・スポーツシューズの好調、婦人靴の低迷からの回復傾向はあるものの、インバウンド消費の落ち着きなど、個人消費の節約ムードや低価格志向がさらに強まるなど、依然として不透明な状況が続いています。

 

 このような環境に対応すべく当社は、「デジタルシフト」「都市シフト」「シニアシフト」「アジアシフト」「地域密着」を事業展開の基本とし、商品の改革・売場の改革・人の改革・コストの改革を進めてまいりました。

 

 商品の改革では、「ヘルス&ウェルネス」をコンセプトに、成長カテゴリーであるスポーツ部門がレディーススポーツを中心に好調な伸長となりました。サマーシーズン商品については、不安定な天候が続くなかでも「ライト&リラックス」をテーマとした商品開発を行い前年同期比9.1%増と大幅に伸長しました。また、生活節約志向の高まりに対応するため、「価値ある」オープニングプライス商品、機能価値の高い商品開発を行ない、客数の増加に貢献できました。

 市場トレンドや消費スタイルの変化へ対応を行うことでPB販売構成比は32.7%(前年同期比4.1ポイント減、売上総利益率1.1ポイント増)となりました。また、メーカー(ナショナルブランド)とのエクスクルーシブ(独占販売)商品の開発を進め、スポーツNB商品の売上総利益率も前年同期比1.1ポイント改善しました。

 

 売場の改革では、アスビーの業態を進化させた複合専門店化を推進し、スポーツブランドのショップインショップ化・子供靴専門店アスビーキッズを複合した新業態を2店舗出店し、アスビー太田店(改装オープン後29.1%増)アスビー富士宮店(改装オープン後21.6%増)ともに昨年を上回る好調な売上となり、今後更に店舗数の拡大を図ります。グリーンボックスにおいては、今後マーケットの拡大が見込まれるキッズ部門の強化を図るために18店舗(新店3、既存店15店舗)へ子供靴新コンセプト売場「Kutsura(クツラ)」の導入を行ないました。ナショナルブランドスニーカーのベビー・チャイルドアイテムの品揃え等孫需要の新たなニーズへの対応を行うことで大きく伸長し100店舗体制に向けスタートを切りました。新業態店として3月にオープンしたスケッチャーズショップは、7月に2号店がイオンモールナゴヤドーム前店にオープンし、今後も30店舗程の出店計画を予定しています。

 

 デジタルシフト対応では、店舗のタブレット端末をお客さまとのコミュニケーションツールとして活用促進し、ネット注文&店舗受取や、店舗注文&自宅配送などシームレスな購買環境実現に向け、オムニチャネル化を推進しております。8月には、ジーフットアプリの導入とLINE@の運用強化を行ない、オムニチャネル取扱高は前年同期比547.8%増の飛躍的な成長となりました。

 

 人の改革では、従業員が有する多様なスキルや能力、価値観を活かして新しい価値を創造する「ダイバーシティ経営」を重要な柱と位置づけ、パートタイマーの社員化、女性管理職の増加、高齢者・障がい者の活用など働きやすい職場環境の整備、制度の充実に努めました。女性管理職比率は33.6%と確実に高まっています。

 

 コストの改革では、新店・改装店舗投資金額の見直し、ワークスケジュール管理による人時効率の改善、物流コスト等間接コストの削減に取り組んだことにより、社員残業代の減少や物流費削減などの効果が現れてきています。また、不採算店舗の見直しにより14店舗の店舗閉鎖を推進するとともに新店出店18店舗とスクラップアンドビルドを積極的に進めました。

 

 コーポレートガバナンスに関する実施状況では、独立社外取締役2名と独立社外監査役2名を配するなど監査役会設置会社を経営統治形態とし、ガバナンスの強化に取り組んでいます。

 

 社会貢献活動では、国内におけるイオンモール新規開店に伴う植樹活動への参加や、カンボジアでの植樹活動にも積極的に参加いたしました。また、お取引先さまと共同で、静岡の「ねむの木学園」において、「足元からの社会貢献」とし、支援活動を継続しています。

 

 以上のような取り組みを推進した結果、当第2四半期累計期間の売上高は544億5百万円(前年同期比1.2%増)、売上総利益率47.3%(同0.5ポイント増)、営業利益33億34百万円(同4.3%増)、経常利益33億49百万円(同4.9%増)、本年4月に発生した平成28年熊本地震の特別損失165百万円を計上しましたが、四半期純利益は18億37百万円(同9.5%増)となり、営業利益・経常利益ともに6期連続の増益となりました。

 

 当社はセグメント情報を記載しておりませんが、商品別売上状況は次のとおりであります。

商品別売上状況

商品別

売上高(百万円)

構成比(%)

前年同期比(%)

婦人靴

13,821

25.4

93.3

紳士靴

8,574

15.8

95.5

スポーツ靴

17,928

32.9

108.3

運動靴・子供靴

10,605

19.5

109.7

その他

3,475

6.4

92.4

合計

54,405

100.0

101.2

 

 

(2)財政状態

(資産)

 当第2四半期会計期間末の総資産は602億95百万円となりました。

 これは主に新規出店による売上預け金及び商品の増加により、前事業年度末と比較して20億49百万円の増加となりました。

(負債)

 当第2四半期会計期間末の負債は350億37百万円となりました。

 これは主に長期借入金の増加により、前事業年度末と比較して8億47百万円の増加となりました。

(純資産)

 当第2四半期会計期間末の純資産は252億57百万円となりました。

 これは主に利益剰余金の増加により、前事業年度末と比較して12億1百万円の増加となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末に比べ2億20百万円増加し、23億38百万円となりました。

 なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期累計期間において主に税引前四半期純利益29億52百万円の計上、売上債権及びたな卸資産の増加18億98百万円、仕入債務の減少10億61百万円により、使用した資金は68百万円(前年同期比34億30百万円の収入減)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期累計期間において主に有形及び無形固定資産の取得による支出3億89百万円、敷金及び保証金の差入による支出76百万円により、使用した資金は7億円(前年同期比34百万円の支出減)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期累計期間において主に短期借入金の減少7億円、長期借入れによる収入26億円、長期借入金の返済による支出4億84百万円により、得られた資金は9億90百万円(前年同期比37億33百万円の収入増)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。