第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間(平成27年11月1日から平成28年4月30日)におけるわが国経済は、有効求人倍率の上昇や失業率の低下など雇用環境に改善がみられたものの、個人消費の回復が鈍く、企業の設備投資も振るわなかったことなどから、景気の足踏み状態が続きました。

外食産業におきましては、米国における金利上昇観測の低下などから円高基調となり、輸入原材料価格が安定したことや、原油価格の下落から光熱費などのエネルギー価格が低下するなどプラス要因もありましたが、競合他社の積極的な出店による影響に加え、労働需給ひっ迫による人件費の上昇など、当社グループにとって引き続き厳しい環境が継続いたしました。

このような状況のもと、当社グループは『食の戦前回帰』を企業理念とし、添加物を含まない、素材そのものの味わいを求め、「食」が安心・安全だった戦前のバランスの取れた健康的な食生活を取り戻すという理念のもと、創業以来全食材から『四大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)』を完全に排除した商品を開発・提供してまいりました。

新鮮でおいしく、安全なお食事をしていただけるよう、当社グループは素材にこだわりを持っております。うどんや茶わん蒸しに使うだしは、日本料理店と同様に昆布を水から炊き、厳選したカツオブシや煮干しを加え、各店舗で丁寧に作っております。だしも天ぷらやコーヒーなど他の食品と同様に、作ってからすぐに風味の劣化(酸化)が始まりますが、当社グループでは毎日店舗でだしを作ることで、出来立ての新鮮なだしを提供させていただいております。素材の栄養が溶け込んだ味わい深い天然だしは、加工品では出すことのできない自然でやさしい味わいと、多くのお客様にご好評をいただいております。

当社の行動指針の一つであります「見えないところを大切に」、従業員自身が店舗や商品に誇りを持ち、家族や友達を呼びたいと思う店づくりに努め、誠実に商品提供させていただいております。

販売促進面におきましては、人気寿司ネタの「ふぐ」「かに」「サーモン」「熟成まぐろ」「うなぎ」の極上ネタをご提供するフェアを毎月実施いたしました。また、フェアに合わせて「妖怪ウォッチ」「名探偵コナン」「ワンピース」等とタイアップし、それぞれオリジナルグッズが当たるキャンペーンを実施し大好評をいただきました。

既存店投資につきましては、平成28年4月末、ほぼ全店で看板や店内照明のLED化を完了いたしました。環境負荷が低いことに加え、発熱が少なく自然光に近い光により、お寿司を素材そのままの発色でご覧いただけます。また、紫外線を出さないことから虫が群がらないことや、SNSなどの写真がきれいに写るという効果もあります。

以上のような諸施策を行いました効果もあり、既存店売上高につきましては前年同期比102.3%となり、堅調に推移いたしました。

店舗開発につきましては、大分県大分市や、青森県青森市など当社店舗が少ないエリアに出店したのに加え、大阪府「ニトリモール枚方店」などショッピングモールにも出店し、西日本地区で5店舗、東日本地区で2店舗の計7店舗を新規出店し、移転のため1店舗閉店した結果、国内店舗数は371店舗(無添蔵4店舗を含む)となりました。

米国子会社「Kula Sushi USA,Inc.」におきましては、平成28年2月、カリフォルニア州北部、シリコンバレーの中心に位置するクパチーノ市に米国9号店となる「クパチーノ店」をオープンいたしました。今期より、カリフォルニア州以外の州も視野に入れ、積極的に出店を進めてまいります。

この結果、当第2四半期連結累計期間末の店舗数は、全て直営で384店舗(「無添蔵」4店舗、米国9店舗、非連結子会社台湾4店舗を含む)となりました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は552億97百万円(前年同期比9.5%増)、営業利益35億54百万円(同27.7%増)、経常利益36億36百万円(同17.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23億12百万円(同19.8%増)となりました。

なお、当社は飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

また、平成28年4月12日、非連結子会社「台灣國際藏壽司股份有限公司」におきまして、台北市中心部から車で30分の場所にある台湾北部最大級のショッピングモール「三井アウトレットパーク 台湾林口(りんこう)」に台湾4号店となる「林口三井Outlet店」をオープンいたしました。好調が続く台湾におきましても順次日本式システムの店舗を出店してまいります。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

当第2四半期連結会計期間末における資産総額は、435億5百万円となり、前連結会計年度末と比較して14億48百万円の増加となりました。これは、主に現金及び預金が4億4百万円、投資その他の資産のその他が8億18百万円、それぞれ増加したこと等によるものであります。

負債につきましては、前連結会計年度末と比較して4億6百万円減少し、153億28百万円となりました。これは、主に買掛金が2億2百万円増加した一方で、流動負債のその他が3億90百万円、リース債務が1億94百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります。

純資産につきましては、利益剰余金が19億17百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して18億54百万円増加し、281億77百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが39億16百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが20億92百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが12億98百万円の支出となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)残高は、期首より4億4百万円増加し、96億45百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果得られた資金は39億16百万円(前年同期比17.8%増)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益が35億59百万円となり、減価償却費が16億22百万円あった一方で、法人税等の支払が11億66百万円あったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は20億92百万円(前年同期比24.8%減)となりました。これは有形固定資産の取得による支出が11億81百万円、関係会社株式の取得による支出が8億63百万円あった一方で、貸付金の回収による収入が2億79百万円あったこと等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は12億98百万円(前年同期比3.5%増)となりました。これは、主にリース債務の返済による支出が8億3百万円、配当金の支払が3億94百万円、長期借入金の返済による支出が1億円あったことによるものであります。

 

(4)事業上及び財政上の対処すべき課題

当第四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。