(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成29年11月1日から平成30年4月30日)におけるわが国経済は、世界経済が好調なことから企業収益が伸び、緩やかな景気回復基調となりました。
雇用環境の改善により名目賃金の上昇がみられましたが、エネルギーや野菜価格などの上昇に吸収され、実質可処分所得は横ばいとなり、個人消費は盛り上がりに欠けた推移となりました。
外食産業におきましては、競合他社の積極的な出店による影響や、労働需給ひっ迫に伴う人件費の上昇に加え、中食・総菜市場の伸長もあり、引き続き厳しい環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループは『食の戦前回帰』を企業理念とし、添加物を含まない、素材そのものの味わいを求め、「食」が安心・安全だった戦前のバランスの取れた健康的な食生活を取り戻すという理念のもと、創業以来全食材から『四大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)』を完全に排除した商品を開発・提供してまいりました。お子様にも安心な自然でやさしい味わいと、多くのお客様からご好評をいただき、当社の考える本当の「安心・安全」な商品の提供にこだわりを持ち続けております。このような取り組みは大手回転寿司業界におきまして当社グループ独自の付加価値提案であり、『無添(むてん)くら寿司』のブランド構築に繋がるものと考えております。
当第2四半期連結累計期間におきましても、お客様の満足度を高めるべくさまざまな商品提案を行いました。
平成30年3月、くら寿司初の“洋食メニュー”として、新感覚イタリアン「カルボナーラスパらッティ(税抜370円)」と「イタリアンチーズハンバーグ(税抜250円)」を新発売いたしました。「カルボナーラスパらッティ」は3種のチーズに7つの魚介出汁を加えた商品で、濃厚ながらも後味がさっぱりとしておいしいと、お客様からご好評をいただいております。
販売促進面におきましては、平成30年2月に「極上かにとふぐフェア」、3月に「熟成まぐろvs黒毛和牛フェア」、4月には「とろvsのどぐろフェア」を実施いたしました。また、フェアに合わせて人気アニメ「名探偵コナン」などのグッズが当たるキャンペーンを実施いたしました。
店舗開発につきましては、国内において、西日本地区で5店舗、東日本地区で1店舗の計6店舗を新規出店いたしました。米国子会社「Kura Sushi USA,Inc.」におきましては、当第2四半期連結会計期間末15店舗を運営しております。平成30年1月にテキサス州5店舗目となる「シュガーランド店」を出店いたしました。台湾子会社「台灣國際藏寿司股份有限公司」におきましては、「中歴大江店」「新竹經國路店」の2店舗をオープンし、当第2四半期連結会計期間末11店舗を運営しております。
当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、全て直営で437店舗(「無添蔵」4店舗、「くら天然魚市場」1店舗、米国15店舗、台湾11店舗を含む)となりました。
当第2四半期連結累計期間におきましても、厨房設備の効率化や店舗の改装・設備更新など競争力強化のための投資を行いました。今後も引き続き良好な財務内容を背景として、快適な飲食環境を提供するため、国内外におきまして戦略的な投資を実行してまいります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は652億36百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益37億77百万円(同21.7%増)、経常利益42億3百万円(同14.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は26億83百万円(同7.3%増)となりました。
なお、当社グループは飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産総額は、559億43百万円となり、前連結会計年度末と比較して31億97百万円の増加となりました。これは、主に現金及び預金が21億42百万円、原材料及び貯蔵品が2億32百万円、有形固定資産が3億2百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して11億84百万円増加し、192億5百万円となりました。これは、主に買掛金が6億6百万円、未払金が2億68百万円、未払法人税等が3億81百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては、利益剰余金が20億91百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して20億13百万円増加し、367億38百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが53億86百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが18億69百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが13億93百万円の支出となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)残高は、期首より21億42百万円増加し、149億82百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果得られた資金は53億86百万円(前年同期比50.6%増)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益が40億64百万円となり、減価償却費が18億48百万円あった一方で、法人税等の支払が9億75百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は18億69百万円(前年同期比27.6%減)となりました。これは有形固定資産の取得による支出が15億61百万円、貸付けによる支出が2億11百万円、差入保証金の差入による支出が1億26百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は13億93百万円(前年同期比22.5%増)となりました。これは、リース債務の返済による支出が8億3百万円、配当金の支払が5億90百万円あったことによるものであります。
(4)事業上及び財政上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。