文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2018年12月1日から2019年8月31日)におけるわが国経済は、輸出や生産の弱さがみられるものの、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移しておりますが、通商問題の緊張の増大が世界経済に与える影響、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響等により、不透明な状況が続いております。
小売業界におきましては、EC市場の拡大傾向が続くものの、人手不足の深刻化による人件費や物流費の上昇、原材料価格の高騰のなか、記録的な低気温、長雨の影響により消費マインドが低下するなど、引き続き減速傾向が続く状況で推移いたしました。
こうした経営環境のなか、当社グループは、2018年11月期からの3ヶ年について定めた中期計画『Next3』を推進しております。2年目となります当連結会計年度におきましては、前期より全社方針として定めております「選ばれる独自性の確立」のための差別化戦略を推進するとともに、当期の事業方針を「出店の加速と生産性の更なる追求」と定め、出店、商品、販売の全般にわたる計画の実行と企業文化の変革に取り組んでまいりました。
店舗開発戦略では、当期事業方針「出店の加速と生産性の更なる追求」に伴い、個別案件ごとの最適な取引形態の提案により差別化を図り、話題の商業施設・駅ビル等への出店の実現に努めてまいりました。
また、賃料コストが上昇する中で引き続き、ストアデザインと施工の改良による出店投資の単価低減に継続して取り組み、不採算店舗の退店と併せて、生産性の向上を図ってまいりました。
新規出店実績は68店舗(直営店46店舗、FC店22店舗)、退店が42店舗となり、26店舗の純増となりました。
これにより、当第3四半期連結会計期間末における店舗数は1,034店舗(直営店717店舗、FC店309店舗、海外FC店8店舗)となりました。
商品戦略では、中期計画の全社方針「選ばれる独自性の確立」の核となるべく、引き続き商品のオリジナリティの更なる追求を推進してまいりました。
また、差別化戦略をより実効的なものにするために、SNSを通じた情報発信と情報分析を元にした話題商品の発掘や、有名ブロガーや動画クリエイターとのコラボレーション企画を行うなど、当社の強みを生かした施策と当社プライベートブランドである「Do!STARS」商品の開発を継続して実施するとともに、物流や環境問題を中心としたコスト上昇に対応するため、お取引先様との連携により商品のクオリティの維持に努めてまいりました。これにより売上高に対する原価率は前年同期と同水準となりました。
販売戦略では、お客様目線での売場作りの質の向上を図るとともに、当社独自キャラクター「はっ犬ワンドゥ」の店舗での撮影会の実施、参加型のイベントとして開催している「ワークショップ」の内容の充実、接客教育の見直しによる「新しい・楽しい売場」をコンセプトにソフト面の充実と合わせて主要店舗の戦略的なリニューアルを実施いたしました。
更に、本社主導での商品発注支援や、SNSと連動した陳列など、商品戦略との連動を意識した施策を実行し、中長期的な視点での差別化に取り組んでまいりました。
また、店舗における4S(整理・整頓・清掃・清潔)、在庫管理の徹底によるムダ取り、商品発注から受け入れ、陳列にいたるまでの店舗内物流構築などのインフラ整備を継続して実施し、店舗でのムリ、ムダ、ムラを省き生産性の向上を図りましたが、直営既存店売上高につきましては前年同期比で、98.9%となり、売上高が計画を下回ったことにより人件費率が0.2%上昇いたしました。
また、システム再構築関連費用等の増加等により、販売費及び一般管理費合計の売上高比率は前期比で0.9ポイント増加いたしました。
a.財政状態
① 資産
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は275億34百万円であり、前連結会計年度末に比べ15億82百万円増加いたしました。その主な要因は、「未収入金」が6億50百万円、「有形固定資産」が5億26百万円増加したこと等が挙げられます。
② 負債
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は149億9百万円であり、前連結会計年度末に比べ13億41百万円増加いたしました。その主な要因は、「電子記録債務」が16億92百万円増加、「未払法人税等」が2億48百万円減少したこと等が挙げられます。
③ 純資産
純資産合計は126億25百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億40百万円増加し、自己資本比率は45.6%となりました。
b.経営成績
当第3四半期連結累計期間の経営成績は売上高533億26百万円(前年同期比100.7%)、営業利益10億53百万円(前年同期比70.3%)、経常利益11億37百万円(前年同期比71.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億74百万円(前年同期比56.3%)となりました。
各事業の経営成績は、直営店売上高471億14百万円(構成比88.3%、前年同期比100.3%)、FC店への卸売上高55億35百万円(構成比10.4%、前年同期比103.3%)、その他売上高6億77百万円(構成比1.3%、前年同期比108.7%)となりました。
なお、セグメントの実績については、当社グループは単一セグメントのため記載しておりません。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。