当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年12月1日から2021年8月31日)におけるわが国経済は、中国と米国との間での貿易摩擦や、英国のEU離脱等による不確実性が増している国際情勢の中、政府による経済対策や金融政策を背景に緩やかな回復基調にあったものの、消費税引き上げ後の消費者の購買意欲の冷え込み等により、景気は大幅に下押しされている厳しい状況にあります。特に足元での新型コロナウイルス感染症の感染拡大による世界各国への影響拡大やその長期化に伴い、日本においても緊急事態宣言の発令やまん延防止等重点措置の適用、外出自粛要請が消費支出の急激な縮減と雇用不安を誘発しており、大規模な景気後退リスクが懸念される状況です。
小売業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響等による短期的な環境変化に加えて、人口減少社会の到来、消費者のライフスタイルの多様化、Eコマースの拡大、環境配慮意識の高まり(サステナビリティを意識した材料の活用等)、先進テクノロジー技術の発達等によって経営課題が複雑化するとともに、企業は変化対応力が求められております。
こうした状況のなか、当社グループは、さらなる成長を実現するために、2021年11月期からの3ヶ年について定めた中期計画『Next3』の推進をしております。当第3四半期連結累計期間におきましては、「顧客満足度」を追求し、お客様の目線による「商品」と「店舗」のブラッシュアップを重ね、確実な品揃えと快適で利便性の高いお買い物空間の提供に取り組んでまいりました。また、他価格帯商品のラインナップの拡充、契約形態の多様性による積極的な出店やリニューアルも継続してまいりました。
出店・退店につきまして、直営店舗におきましては、引き続き商業施設・路面店を主軸として出店を推進し、また、第2四半期より売上高の拡大と収益体質の強化を目的とした、委託店舗の出店をスタートさせました。FC店舗におきましては、大手法人企業との連携強化を図り、フランチャイズ契約等による出店を推進させました。その結果、新規出店数は、85店舗(直営店43店舗〔委託店含む〕、FC店42店舗)、退店が43店舗となり、店舗数は42店の増加となりました。
これにより、当第3四半期連結会計期間末における店舗数は1,141店舗(直営店733店舗〔委託店含む〕、FC店401店舗、海外FC店7店舗)となりました。
商品につきましては、『お客様のニーズに対応する品揃え』を軸に、新商品開発と、付加価値向上への取り組みを推進してまいりました。新商品開発におきましては、他価格帯商品の拡充、新しい生活様式に対応する商品開発及びシーズンディレクションマップに基づく商品開発を推進し、お客様のニーズに対応する確実性の高い商品化に努めてまいりました。また、付加価値向上への取り組みにおきましては、商品ラインナップの拡充と品揃えの精度向上、グループ企業活用による商品調達力の強化に努めてまいりました。SNSによる情報発信と情報分析は継続して推進し、「キャンドゥ」ブランドの認知度向上と付加価値向上を図ってまいりました。
売上高に対する原価率は、前期期中に導入した他価格帯商品や出店強化を進めるFC店の売上構成比が上昇したことにより、前年同期比では、0.1ポイント増の61.8%となりました。
店舗につきましては、『お客様の期待に応え続ける店舗づくり』を軸に、店舗における「品揃え」・「接客」・「利便性」の向上に努めてまいりました。品揃え面では、POSデータと本部情報を活用し個店ごとの品揃えと在庫量の最適化を推進してまいりました。接客面では、目指す接客の在り方を明確化し、全店に浸透させる教育体制の基礎作りに努めてまいりました。また、利便性の面では、決済手段の拡充を図るとともに、提供する価値を全国のお客様にお届けすべくパートナー企業様との協業等による出店を推進してまいりました。需要の高いマスク・除菌関連を中心とした衛生関連商品等の販売を強化するとともに、生活必需品の継続供給に努めましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、緊急事態宣言の発令やまん延防止等措置の適用、外出の自粛や都道府県を跨いだ移動の減少による大都市店舗の売上減少、テナントとして出店している商業施設の営業時間の短縮などの減少要因もあり、直営既存店売上高につきましては前年同期比で、96.5%となりました。
販売費及び一般管理費合計の売上高比率は販売費及び一般管理費の増加により、前年同期比で0.6ポイント増加となりました。
a.財政状態
① 資産
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は276億73百万円であり、前連結会計年度末に比べ7億5百万円減少いたしました。その主な要因は、「商品」が2億1百万円、「未収入金」が1億41百万円増加、「現金及び預金」が10億13百万円減少したこと等が挙げられます。
② 負債
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は150億3百万円であり、前連結会計年度末に比べ8億円減少いたしました。その主な要因は、「電子記録債務」が2億27百万円増加、「未払法人税等」が4億81百万円、流動負債の「その他」が5億80百万円減少したこと等が挙げられます。
③ 純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は126億70百万円となり、前連結会計年度末に比べ95百万円増加いたしました。自己資本比率は45.8%となりました。
b.経営成績
当第3四半期連結累計期間の経営成績は売上高551億20百万円(前年同期比100.1%)、営業利益10億13百万円(前年同期比73.6%)、経常利益10億70百万円(前年同期比74.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億99百万円(前年同期比61.5%)となりました。
各事業の経営成績は、直営店売上高473億78百万円(構成比85.9%、前年同期比99.3%)、FC店への卸売上高69億77百万円(構成比12.7%、前年同期比105.6%)、その他売上高7億64百万円(構成比1.4%、前年同期比104.7%)となりました。
なお、セグメントの実績については、当社グループは単一セグメントのため記載しておりません。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。