第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)経営成績に関する分析

  当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日本銀行の金融政策などによる景気の下支え効果もあり緩やかな回復基調となりましたが、中国や新興国の景気減速や原油を中心とする資源価格の下落などを受け、年末から円高の進行、株式市場の下落などにより景気の先行きは不透明感が強まりました。また、個人消費におきましても、消費者の生活防衛意識が高まり鈍化傾向が見られました。

 このような環境の下、当社グループは経営理念であります「ファンつくり」の実現化に向けて「お客様の満足と喜び」=「私たちの満足と喜び」となるようその実践を重ねております。

 メーカーベンダー事業では、雑貨商品、食品商品問わず「美容・健康」ジャンルの商材開発に注力してまいりました。雑貨商品ではロコモティブシンドロームを予防するために立ち上げた自社ブランド「Locox」シリーズの「はくだけエクスパッツ」等の販売を強化いたしました。食品商品では「食べるものにこだわる生き方が楽しい」を応援する自社ブランド「マザーズマーケット」シリーズの「ノンオイルカレー」等の商品開発と販売に注力してまいりました。

 SKINFOOD事業では、新商品として「ブラックシュガーパーフェクトシリーズ」、「ミラクルフード10ソリューションシリーズ」、「黒ざくろボリュームパクト」などの販売を開始いたしました。また、店舗の出退店につきましてはフランチャイズ店1店を含む4店舗を閉鎖した一方、フランチャイズ店1店を含む3店舗を新たに出店いたしましたことから当連結会計年度末の店舗数は直営店19店舗(前年同期末20店舗)、FC店1店舗(前年同期末1店舗)の20店舗(前年同期末21店舗)となりました。

 ITソリューション事業では、引き続き新商品のチャットシステム「Smart M Talk」の販売に注力いたしましたほか、既存の主力商品であります音声通話録音システム「VOISTORE」の販売にも注力してまいりました。

 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高139億8百万円(前期比11.5%増)、営業利益2億5百万円(前期比219.5%増)、経常利益1億82百万円(前期比167.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益73百万円(前期は49百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。

 

 セグメント別の業績は次のとおりです。(売上は外部顧客への売上高を記載しております)

 ・メーカーベンダー事業

  セグメントの売上高は127億14百万円(前年同期比13.0%増)となり、営業利益は2億7百万円(前年同期比9.3%

 増)となりました。

 ・SKINFOOD事業

  セグメントの売上高は9億47百万円(前年同期比2.2%減)となり、営業利益は29百万円(前年同期は57百万円

 の営業損失)となりました。

 ・ITソリューション事業

  セグメントの売上高は2億46百万円(前年同期比3.1%減)となり、営業損失は37百万円(前年同期は72百万円の

 営業損失)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、235百万円(前連結会計年度末は113百万円)となりました。

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動における資金の増加は161百万円(前年同期は79百万円の減少)であります。主な資金の増加要因は、税金等調整前当期純利益169百万円、未払金の増加86百万円であります。また主な資金の減少要因は、たな卸資産の増加109百万円となっております。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動における資金の減少は77百万円(前年同期は58百万円の増加)であります。主な資金の減少要因は、有形固定資産の取得による支出34百万円、無形固定資産の取得による支出43百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動における資金の増加は51百万円(前年同期は37百万円の増加)であります。主な資金の増加要因は、短期借入金の純増加額100百万円、長期借入れによる収入400百万円であります。また主な資金の減少要因は、長期借入金の返済による支出413百万円であります。

 

2【仕入及び販売の状況】

(1) 仕入実績

 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 セグメントの名称

 当連結会計年度

(自 平成27年6月1日

 至 平成28年5月31日)

前年同期比(%)

 メーカーベンダー事業(千円)

8,025,103

112.9

 SKINFOOD事業(千円)

247,631

110.0

 ITソリューション事業(千円)

145,955

84.9

 合計(千円)

8,418,690

112.2

(注)1 金額には、消費税等は含まれておりません。

   2 セグメント間の取引については、相殺消去しております。

 

(2) 販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 セグメントの名称

 当連結会計年度

(自 平成27年6月1日

 至 平成28年5月31日)

前年同期比(%)

 メーカーベンダー事業(千円)

12,714,032

113.0

 SKINFOOD事業(千円)

947,319

97.8

 ITソリューション事業(千円)

246,835

96.9

 合計(千円)

13,908,187

111.5

(注)1 金額には、消費税等は含まれておりません。

   2 セグメント間の取引については、相殺消去しております。

 

 

3【対処すべき課題】

 当社グループの対処すべき課題は、経営理念であります「ファンつくり」の実践を通して、お客様から必要とされる企業グループとなり、その企業価値を一層高めていくことにあります。

 メーカーベンダー事業では、「美容・健康」をキーワードとして自社開発商品(PB商品)の売上高比率を60%まで引き上げることにより、粗利益率の改善を図り、収益基盤を強固なものとしてまいります。また、国内のみにとどまらず海外を販路として、主に化粧品の自社開発商品(PB商品)を東南アジア諸国にて拡販を図ります。

 SKINFOOD事業では、再来店していただける顧客作りが重要との認識のもと、店頭イベントの活性化などを図り、収益力の向上に努めてまいります。

 ITソリューション事業では、固定費の圧縮に努めながらも音声通話録音システム「VOISTORE」の継続販売のほか、チャットシステム「Smart M Talk」の販売に注力し、収益の改善を図ります。

 

 

4【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)生協に対する売上依存度が高い点について

 当社のメーカーベンダー事業においての販売チャネルは、生協ルート(全国各地の地域生協、職域生協に販売)及び一般ルート(一般企業向け販売)並びにB to Cルート(エンドユーザーへのダイレクト通信販売)の3つに大別しており、近年は一般ルート及びB to Cルートの売上拡大に努めておりますが、現状では生協ルートでの売上高比率が高い比率で推移しております。従って、今後の生協の無店舗販売事業への取組み方針や組合員数の増減等の動向によっては、当社の業績が影響を受ける可能性があります。

(2)広告宣伝費の増加による影響について

 当社は、商品の告知方法として顧客に対し商品のカタログを提供することで販売活動を行っております。それゆえ、売上を拡大するためには一定の広告宣伝費が必要となるため、紙の取引価格が高騰する等、カタログ作成に要するコストが上昇した場合には、当社業績へ影響を与える可能性があります。

 

(3)個人情報の管理について

 当社は、個人情報取扱業者に該当し、遵法だけでなく、情報漏洩による被害を防止する必要があるため、外部からの不正アクセス防止およびウィルスの感染防止等、内部管理体制の強化を図ってはおりますが、万が一当社の個人情報が外部に漏洩した場合には、当社の信用失墜に繋がり、当社の業績に影響を与える可能性があります。

 

(4)法的規制について

 当社が属する通販業界は、「家庭用品品質表示法」、「食品衛生法」、「不当景品類及び不当表示防止法」等の法的規制を受けております。当社は通信販売代行業者であり、製品の製造は行っておりませんが、当社企画商品としてカタログに掲載する際は、社内にて、表示上の問題、品質の問題等をチェックし、商品の安全性確保等に配慮しております。当社が取扱う商品で、これまでに法的規制に触れた事例はありませんが、万が一法的規制に触れた場合には、当社業績が影響を受ける可能性があります。

 

(5)食品の品質管理について

 当社が取り扱う商品は、雑貨類・食品類に大分されます。当社では、食品の安全性確保のため、生協が定める商品規制に加え、当社独自の商品規制を設けており、当該基準を満たした商品のみを取り扱うこととしております。当社が取り扱う商品で、これまでに品質問題が大きな問題として発生した事例はありませんが、食品製造工程において無認可添加物の使用が発覚した場合等、当社基準を満たさない商品が顧客に販売された場合には、当社業績に影響を与える可能性があります。

 

(6)在庫のリスクについて

 当社は販売実績がある、または販売見込のある商品を販売機会を逸しないように在庫として保有しております。当社の在庫品には、一般仕入商品(仕入先に返品可能商品)と当社の開発商品(当社の買取商品)の2種類があります。売上動向によっては、在庫の評価減の対象となり当社業績に影響を与える可能性があります。

 

   (7)フランチャイズ事業に関するリスク

 当社の連結子会社㈱フードコスメのSKINFOOD事業にて、フランチャイズシステムを採用しており、FC加盟店オーナーとの間で締結するフランチャイズ契約に基づいて、「SKINFOOD」ブランド名にて化粧品のチェーン展開を行っております。従いまして、契約の相手先であるFC加盟店における不祥事などによりチェーン全体のブランドイメージが影響を受けた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

 

6【研究開発活動】

 該当事項はありません。

 

 

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成においては、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発資産・負債の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り等を行なっております。

 

(2)当連結会計年度の財政状態、経営成績の分析

①資産、負債及び純資産の状況

(資産)

 当連結会計年度末の流動資産につきましては前連結会計年度末に比べ231百万円増加しました。主な流動資産の

変動は、「現金及び預金」が55百万円、「有価証券」が66百万円、「商品及び製品」が108百万円、それぞれ増加したことによります。

 当連結会計年度末の固定資産につきましては前連結会計年度末に比べ22百万円減少しました。主な固定資産の変動は、「投資有価証券」が18百万円減少したことによります。

 この結果、当連結会計年度末の総資産は4,845百万円となり、前連結会計年度末と比べ208百万円増加しました。

(負債)

 当連結会計年度末の流動負債につきましては前連結会計年度末に比べ186百万円増加しました。主な流動負債の変動は、「短期借入金」が100百万円、「未払金」が87百万円、それぞれ増加したことによります。

 当連結会計年度末の固定負債につきましては前連結会計年度末に比べ16百万円減少しました。主な固定負債の変動は、「役員退職慰労引当金」が8百万円増加し、「長期借入金」が32百万円減少したことによります。

 この結果、当連結会計年度末の負債は3,337百万円となり、前連結会計年度末と比べ170百万円増加しました。

(純資産)

 当連結会計年度末の純資産につきましては前連結会計年度末に比べ37百万円増加しました。主な純資産の変動は、「利益剰余金」が39百万円増加したことによります。

②経営成績

当連結会計年度における経営成績の概況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(1)経営成績に関する分析」に記載のとおりであります。

 

(3)経営成績に重要な影響を与える要因について

「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

 

(4)経営戦略の現状と見通し

「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりであります。

 

(5)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

① 資本の財源

         当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、内部留保または金融機関からの借入金により

    資金調達することとしております。

 このうち、金融機関からの借入金による資金調達に関しましては、基本的に固定金利による長期借入金によって調達しております。長期借入金以外の資金調達については、金融機関の借入枠の実行によるものがあります。

② キャッシュ・フロー計算書に基づく資金の流動性の情報

 キャッシュ・フローの分析は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照下さい。