また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当社は、平成29年10月13日開催の取締役会において、平成30年3月1日を効力発生日とする会社分割により、持株会社体制に移行すること、併せて持株会社への移行に伴う「商号の変更」及び「定款の一部変更」を決議し、平成29年11月29日開催の第54回定時株主総会において関連議案が承認可決されました。
詳細につきましては、「第4[経理の状況][注記事項](追加情報)」に記載のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間(平成29年9月1日~平成29年11月30日)におけるわが国経済は、雇用環境の改善や企業業績の好転を受けた設備投資需要の拡大を背景に、緩やかながら景気回復の動きが見られたものの、米国政権の動向や地政学リスクの高まり等、先行きは不透明な状況で推移しました。
流通業界におきましては、消費の二極化に加え、各年代における価値観・嗜好の多様化が進行するなか、可処分所得の伸び悩みを背景とした節約志向の強まりや将来不安の高まりから個人消費は力強さを欠き、また人手不足の慢性化に伴う人件費の高騰などの逆風も相まって、引き続き厳しい事業環境が続いております。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間における当社グループは、中期5ヵ年計画の3年目として、「基盤構築を実行する最終年度」と位置付け、成長戦略の推進と構造改革の断行を両輪とした当期施策にグループを挙げて取り組んでまいりました。
成長戦略の推進においては、基幹ブランド「フェスタリア ビジュソフィア」のブランド強化に加え、引き続き主力商品の“Wish upon a star”を中核とした精神価値訴求型のプロモーション活動やコラボレーション企画を展開しました。その一環として、平成29年11月1日付けにて “日本一星空が綺麗な場所”として環境省が認定した長野県の阿智村と「フェスタリア ビジュソフィア」がオフィシャルマーケティングパートナー契約を締結しました。これは、阿智村でのメモリアルな体験と、「夢を叶える、ふたつの星のダイヤモンド」“Wish upon a star”の「星に願いを」というコンセプトが合致したことで実現したものであり、キックオフ企画として、阿智村の星空をあしらった「夢を叶える、ふたつの星の婚姻届」をブライダルご来店予約の特典として実施し、多くのお客様からご好評いただきました。また、12月9日から開催中の阿智村の美しい星空とプロジェクションマッピングの共演が楽しめる冬季限定イベント「天空の楽園 Winter Night Tour STARS BY NAKED」では、国際的に注目を集めるアートクリエイター村松亮太郎氏の監修により、ダイヤモンドの光の特徴である「ブリリアンシー・スパークル・ファイヤー」の三要素をプロジェクションマッピングで表現したフェスタリアのコンテナショップを展開しており、今後も感動、共感、期待の3つをテーマとした様々なコラボレーション企画を検討してまいります。
その他、12月商戦の売上拡大に向けて、SNS広告を中心とした積極的なプロモーション施策を実施したことに加え、ブライダル予約の拡大、O2O施策の強化等、実店舗の強みを活かした相互送客の活性化等にWEB戦略の重点をシフトするとともに、自社ECサイトであるフェスタリアオンラインショップのデザインや導線設計についても見直しを図りました。
構造改革の断行においては、成長戦略をより確実なものとするための構造改革の一つとして、CI(コーポレート・アイデンティティ)の刷新やスピード経営に柔軟に対応できる組織体制の構築を目指すべく、平成30年3月1日付けでの持株会社体制への移行及び「フェスタリアホールディングス株式会社」への商号変更を決定し、その体制整備を進めました。
また、在庫効率の改善に加え、全体最適視点による業務の標準化に向けた対応としてプロジェクトチームを編成し、非効率業務や不要コストの洗い出しや見直しに着手しました。
店舗展開におきましては、平成29年10月に高崎オーパ店(群馬県)、同年11月にゆめタウン佐賀店(佐賀県)をオープンしました。その結果、当第1四半期累計期間末の国内店舗数は前年同期末に比べ2店舗減少し、82店舗となりました。
これらの活動を進めた結果、国内既存店の売上高が前年同期比4.9%増と伸長するなど、店舗売上が好調に推移したため、グループ全体の売上高は前年同期比1.2%増となりました。また、主力商品の“Wish upon a star”が前年同期比15.7%増、ブライダル売上が前年同期比19.0%増となり、増収を牽引しました。
利益面に関しては、価格戦略の最適化や高付加価値商品である“Wish upon a star”を中心に店頭での定価販売比率の向上に努めたこともあり、売上総利益は前年同期比1.3%増となりました。一方、費用に関しては、採用強化や人材確保に伴う人件費が増加したほか、ブランド認知度の向上に向けたプロモーション費用の拡大に加え、SNSやWEB広告を中心に12月商戦に向けた積極的な販促費用を投下したことなどにより、販売費が大きく増加しました。また、平成29年3月の銀座中央通り路面店「フェスタリア ビジュソフィア ギンザ」オープンに伴う設備投資や固定家賃等の費用負担に加え、新基幹システムの導入に伴う減価償却費が増加した一方で、当該システムの本格稼働が延期となり、システム構築の追加費用として支払手数料が超過するなど管理費が大きく増加したため、販売費及び一般管理費は前年同期比18.9%増となりました。その結果、営業損失は前年同期に比べ大幅に悪化しました。
海外事業については、小売部門である台湾子会社の台灣貞松股份有限公司(日本名:台湾貞松㈱)では、アジア戦略の重要拠点として、「フェスタリア ビジュソフィア ギンザ」を基軸としてインターナショナルブランドを波及させるための取り組みを進めました。その結果、台湾有力百貨店の一つである新光三越百貨信義A8店のインターナショナルブランド・ゾーンへの移設・増床が決定し、平成29年12月18日付けでfestaria TOKYO(フェスタリア トーキョー)のリブランディングオープンを果たしました。この出店を契機に、台湾におけるインターナショナルブランドとしてのポジションを確立し、ブランドエクイティの向上とさらなる売上拡大を目指してまいります。
生産部門であるベトナム子会社D&Q JEWELLERY Co.,Ltd(日本名:ディーアンドキュー ジュエリー)では、製造機能の向上に向け、特に品質管理・工程安定化に注力するなど、SPA企業としてグループマネジメント体制を強化した結果、同社製品による親会社サダマツでの売上構成比が46.8%と高水準を維持し、グループ全体での競争力の向上と商品原価の抑制に貢献しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高1,993百万円(前年同四半期比1.2%増)、営業損失363百万円(前年同四半期営業損失119百万円)、経常損失367百万円(前年同四半期経常損失119百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失269百万円(前年同四半期純損失91百万円)となりました。
当連結会計年度の資産の部は、前連結会計年度に比べて375百万円(4.6%)増加して、8,515百万円となりまし
た。これは主に、受取手形及び売掛金が201百万円減少したものの、現金及び預金が184百万円、商品及び製品が217百万円、有形固定資産が51百万円、繰延税金資産の総額が107百万円増加したことによるものであります。
当連結会計年度の負債の部は、前連結会計年度に比べて656百万円(10.1%)増加して、7,122百万円となりました。これは主に、未払法人税等が73百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が94百万円、未払金及び未払費用が188百万円、長期借入金の総額が464百万円増加したことによるものであります。
当連結会計年度の純資産の部は、前連結会計年度に比べ281百万円(16.8%)減少して1,392百万円となりました。これは主に、利益剰余金が292百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は15.8%となり、前連結会計年度末に比べ4.3ポイント減少いたしました。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。