第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費の緩やかな回復やインバウンド需要の拡大が見られる一方、資源価格の高騰や急速な為替変動に伴う物価高、地政学リスクの影響などから、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当社グループは主力である写真事業において、競合他社との差別化強化を図り、お客様に選んでいただけるお店になるための取り組みをおこなってまいりました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は8,134百万円(前年同期比0.3%の増加)、営業損失は128百万円(前年同期は221百万円の営業損失)、経常損失は132百万円(前年同期は223百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は276百万円(前年同期は220百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

(写真事業)

写真事業は、成人式撮影・振袖レンタルサービス『ふりホ』において、各店舗による展示会の開催を前第1四半期連結累計期間より更に増やしご予約の更なる獲得に注力するとともに、お節句(桃の節句、端午の節句)撮影、並びに、入園入学・卒園卒業撮影を推進いたしました。また、4月19日から「早撮り七五三キャンペーン」を開始し七五三撮影件数の獲得に努めました。

こども写真館の出店状況は、移転1店舗、退店5店舗を行い、ショッピングセンター内の区画移動を含む改装を9店舗実施いたしました。

その結果、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は、こども写真館443店舗(直営店舗434店・フランチャイズ店舗9店)となっております。

以上の結果、写真事業の売上高は8,064百万円(前年同期比0.3%の減少)、セグメント損失は200百万円(前年同期は276百万円のセグメント損失)となりました。

 

(衣装製造卸売事業)

衣装製造卸売事業は、連結子会社株式会社京都豊匠の子会社である上海豊匠服飾有限公司において、当社向けこども用衣装の更なる生産コストの低減を図るため、中国江蘇省張家港市に縫製工場を開設いたしました。

以上の結果、衣装製造卸売事業の売上高は679百万円(前年同期比24.5%の増加)、セグメント利益は64百万円(前年同期比10.2%の減少)となりました。

 

(2)財政状態の状況

① 資産の状況

当第1四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末と比べ237百万円減少し42,109百万円となりました。

流動資産は、現金及び預金の減少等により、前連結会計年度末と比べ312百万円減少し22,466百万円となりました。

固定資産は、投資その他の資産「その他」に含まれる投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末と比べ74百万円増加し19,642百万円となりました。

 

② 負債の状況

当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べ1,056百万円増加し12,447百万円となりました。

流動負債は、短期借入金の増加等により、前連結会計年度末と比べ1,106百万円増加の7,308百万円となりました。

固定負債は、固定負債「その他」に含まれる長期未払金の減少等により、前連結会計年度末と比べ49百万円減少し5,138百万円となりました。

 

③ 純資産の状況

当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べ1,294百万円減少し29,661百万円となりました。

これは主に、前連結会計年度の剰余金の処分(配当金支払い)等によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。