第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 なお、有価証券報告書の「事業等のリスク」において、感染症流行のリスクについても記載しておりますが、現在の新型コロナウイルスの感染拡大及び長期化による事業への影響については、先行き不透明な要素が多いため、今後の推移状況を慎重に注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、当社はスーパーマーケット事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第3四半期累計期間(2020年3月1日~2020年11月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による経済活動の停滞やインバウンド需要の消失などにより、景気は大きく後退いたしました。緊急事態宣言解除後においては、国内の経済活動が徐々に再開され、政府による各種施策効果もあり緩やかな回復の兆しがみられたものの、目下のところ内外で感染拡大が加速しており、予断を許さない状況が続いております。

 スーパーマーケット業界におきましては、感染拡大の影響による巣ごもり消費はあるものの、将来不安による消費者の生活防衛意識や節約志向が高まる中で、小売業の構造的な問題である人手不足及び人件費高騰への対処、さらに地域のライフラインとしての役割を果たすことが大きな課題となっております。また、コロナ禍に伴う食品宅配やネットショッピングなどの非対面型サービスの急増により、市場のシェア争奪戦が一層激化しており、引き続き厳しい経営環境となっております。

 このような状況の下、当社はお客様と従業員の安全確保を最優先事項として営業継続に注力し、「商品力」、「現場力」及び「マーケティング力」の強化による確固たる競争力の構築を最大の課題として取組み、品質・価格等の多様化する顧客ニーズに対応してまいりました。

 当社におきましては、お客様にとって価値がある商品を提供することにより、お客様に当社の価値や想いを共有していただき、お客様との信頼関係及び共感を確固たるものとする「ラッキーブランド」の確立に努めております。

 営業面においては、社会構造の変化やコロナ禍により即食需要、安全・安心志向及び節約志向が高まる中、簡便商品及び健康志向の品揃え拡充に取組み、商品力強化における6MD戦略において、上期はパワープライスMD(支持される価格)に重点を置き、下期は顧客ニーズに対するジャストパックMD(適正量目)の対応強化により売上確保に努めております。また、「価格訴求」、「品質訴求」などの目的を明確化したプライスカード、POP等の刷新により、値ごろ感ある価格設定や高付加価値商品の視認性を高めて、顧客認知度の向上に取組んでまいりました。

 当第3四半期累計期間におきましては、感染拡大防止のための外出自粛要請や休校及び新常態としてのテレワークの増加により、家庭内での内食需要が高まり、まとめ買いや巣ごもり消費により米、麺類、レトルト食品などの保存食品・日配食品が好調に推移いたしました。緊急事態宣言解除後においても、巣ごもり消費、内食需要や衛生関連用品の好調が続いたものの、いわゆる「3密」回避のため、お盆帰省などの年中行事やイベントの自粛・中止が相次ぎ、本来あるべき需要は減少傾向でありました。

 また、コロナ禍により家庭での調理自体が増えていることで、即食性の高い惣菜部門・ベーカリー部門は苦戦しており、衣料品部門は、外出自粛の影響によりシニア向け衣料等の不調が続き、前年同期比88.6%と大幅マイナスとなりました。

 経費管理面におきましては、コロナ禍対処に伴う消耗品の増加があったものの、感染拡大防止の観点による集客抑制のため、チラシ等販促を自粛したことやポイント販促の抑制により、広告宣伝費及び販売手数料が大幅に削減され、加えて原油相場低迷による水道光熱費の減少もあり、販売費及び一般管理費は前年同期比99.6%となりました。

 この結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高296億76百万円(前年同期比0.8%増)、経常利益3億64百万円(同63.0%増)、四半期純利益2億38百万円(同83.4%増)となりました。

 当第3四半期累計期間における店舗の状況は、新設店舗及び閉鎖店舗は無く、改装店舗として2020年9月に「ラッキー新琴似四番通店」の改装を実施しております。

 2020年11月30日現在の店舗数は、34店舗であります。

 

② 財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比較して3億5百万円減少し186億4百万円となりました。

 その主な要因は、前払費用の増加が45百万円、繰延税金資産の増加が39百万円であったものの、現金及び預金の減少が1億79百万円、有形固定資産合計の減少が1億50百万円であったことなどによるものであります。

 

(負債)

 当第3四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比較して4億91百万円減少し134億93百万円となりました。

 その主な要因は、賞与引当金が2億20百万円増加したものの、買掛金の減少が1億88百万円、短期借入金の減少が2億円、未払金の減少が3億円であったことなどによるものであります。

 

(純資産)

 当第3四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末と比較して1億85百万円増加し51億10百万円となりました。

 その要因は、株主配当による減少が63百万円であったものの、四半期純利益の計上が2億38百万円及びその他有価証券評価差額金の増加が9百万円であったことによるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありませんが、1「事業等のリスク」に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症による影響は、今後の推移状況を注視してまいります。

 なお、当社では、お客様と従業員の安全確保を最優先事項として、従業員のマスク・手袋着用、検温等による体調管理の徹底、アルコール消毒液・飛沫防止パネルの設置及びソーシャルディスタンスの確保などにより、新型コロナウイルス感染防止対策を実施して、店舗営業の継続に努めております。

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。