第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが5月8日に5類に移行し、又、訪日外国人の増加など、国内の消費活動は回復基調にあります。

外食産業においても、需要回復の兆しがみられるものの、ウクライナ情勢の長期化及び円安に伴う原材料価格の高止まりによる物価上昇の影響から、消費者マインドは依然として不透明な状況が続いております。

このような状況の中、当社グループは業態転換や不採算店舗の撤退を断行し、収益回復に向け確かな手応えを感じております。今後ともさらなる新規出店の加速と業態変更や店舗DX化などの構造改革を着実に実行してまいります。

 

店舗数につきましては、3店舗(レストラン事業3店舗)を新規出店し、1店舗(焼肉事業1店舗)を撤退し、5店舗(焼肉事業2店舗、レストラン事業3店舗)を業態変更し、4店舗(焼肉事業2店舗、焼鳥事業2店舗)をリニューアルしたほか、株式会社ニュールックの新規連結による29店舗(焼肉事業14店舗、焼鳥事業11店舗、その他事業4店舗)を加えた結果、当第2四半期連結会計期間末の店舗数は286店舗となりました。

 

なお、株式会社ニュールックのみなし取得日が2023年5月31日となりますので、当第2四半期連結会計期間の期首より同社の業績を含めております。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高15,990百万円(前年同期比17.2%増)、営業利益946百万円(前年同期営業損失56百万円)、経常利益976百万円(前年同期比449.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益536百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失87百万円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

<焼肉事業>

焼肉事業の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、177店舗であります。

内訳は、「あみやき亭」93店舗、「あみやき亭PLUS」5店舗、「どんどん」15店舗、「ほるたん屋」13店舗、「焼肉スエヒロ館」24店舗、「かるび家」1店舗、「ブラックホール」5店舗、「ホルモン青木」他7店舗、株式会社ニュールックが経営する「ホルモンセンター」他14店舗であります。

なお、業態変更を中心とした構造改革により、前年同期比で15店舗減少(新規連結の影響を除く)したものの、既存店売上高は、13.5%増となりました。

 

以上の結果、焼肉事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は、11,036百万円(前年同期比6.8%増)となりました。

 

<焼鳥事業>

焼鳥事業の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、53店舗であります。

内訳は、「美濃路」40店舗、「みの路」2店舗、株式会社ニュールックが経営する「もつしげ」11店舗であります。

 

以上の結果、焼鳥事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,585百万円(前年同期比29.5%増)となりました。

 

<レストラン事業>

レストラン事業の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、42店舗であります。

内訳は、ステーキのファーストフード「感動の肉と米」25店舗、「スエヒロレストラン」17店舗であります。

 

以上の結果、レストラン事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は2,675百万円(前年同期比72.0%増)となりました。

 

<その他の事業>

その他事業の当第2四半期連結会計期間末の店舗数は、14店舗であります。

内訳は、当社が経営する小売店「お肉の工場直売市」1店舗、しゃぶしゃぶ店「ふふふ」2店舗、株式会社スエヒロレストランシステムが経営する居酒屋「楽市」2店舗、寿司業態「すしまみれ」3店舗、イタリアンレストラン「Capitolo 2 dal Spacca Napoli」1店舗、ダイニング1店舗、株式会社ニュールックが経営する「とりとん」他4店舗であります。

 

以上の結果、その他の事業の当第2四半期連結累計期間の売上高は692百万円(前年同期比30.6%増)となりました。

 

財政状態の分析

(資産の部)

当第2四半期連結会計期間末の資産の内、流動資産は、現金預金の減少等により11,471百万円となり、前連結会計年度末と比較して、1,586百万円減少しました。

固定資産は主に、のれんの増加等により14,294百万円となり、前連結会計年度末と比較して、2,487百万円増加しました。

以上の結果、資産の部は、25,766百万円となり、前連結会計年度末と比較して、900百万円の増加となりました。

(負債の部)

当第2四半期連結会計期間末の負債の内、流動負債は、未払法人税等の増加等により4,056百万円となり、前連結会計年度末と比較して、26百万円増加しました。

固定負債は主に、長期借入金の増加等により、1,312百万円となり、前連結会計年度末と比較して、543百万円増加しました。

以上の結果、負債の部は、5,368百万円となり、前連結会計年度末と比較して、569百万円の増加となりました。

(純資産の部)

当第2四半期連結会計期間末の純資産の部は、利益剰余金の増加等により、20,397百万円となり、前連結会計年度末と比較して、330百万円の増加となりました。

以上の結果、自己資本比率は、79.2%となり前連結会計年度末と比較して、1.5ポイント減少となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して384百万円減少し、4,060百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、営業活動の結果獲得した資金は、813百万円(前年同期は917百万円の獲得)となりました。

これは主に、税金等調整前四半期純利益が865百万円となったこと等を反映したものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は、885百万円(前年同期は542百万円の使用)となりました。

これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が1,267百万円あったこと等を反映したものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、財務活動の結果使用した資金は、312百万円(前年同期は178百万円の使用)となりました。

これは主に、配当金の支払額が205百万円あったこと等を反映したものであります。

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。