(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益の改善、雇用・所得環境の改善傾向、訪日客によるインバウンドの効果や個人消費に底堅い動きがみられるなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方で円安による輸入価格の上昇、中国経済の減速懸念などの海外景気の下振れ懸念等から先行きは不透明な状況が続いております。
外食産業におきましては、円安の影響による原材料価格の高騰、パート・アルバイトの人員不足や人件費の上昇など厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社グループは、「大衆というカテゴリで日本一の外食企業となる」という確固たる目標のもと、当第3四半期連結累計期間におきましても既存店事業の全体的な底上げ、並びに販促活動の強化に注力いたしました。「まいどおおきに食堂」を中心として「神楽食堂 串家物語」、「手作り居酒屋 かっぽうぎ」、「つるまる」をはじめとする全ブランドの業績改善に全社一丸となって取り組むと同時に、不採算店舗の撤退を行いました。
さらには、大阪労働局及び京都労働局により指摘を受けました労働基準法違反につき、当社はすべての店舗の社員及び過去に勤務実態のある元社員を対象(対象期間:平成25年7月~平成27年6月 対象人数:676名)として、未払いとなっている可能性のある残業時間に関して調査中ではありますが、既に一定基準による算出額2億67百万円を一時金として自主的に支払いを行い、当第2四半期連結累計期間に計上するとともに、速やかに開示いたしました。
現在、法令のみならず将来の法令等の改正にも適宜対応できるように万全のコンプライアンス体制の構築及び再発防止に不退転の決意で取り組んでおります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高247億20百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益17億12百万円(前年同期比16.2%減)、経常利益16億86百万円(前年同期比15.8%減)と増収減益となりました。一方、減損損失等の特別損失2億91百万円を計上したため、四半期純利益は7億73百万円(前年同期比31.2%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
<直営事業>
直営事業につきましては、国内及び海外において「まいどおおきに食堂」、「神楽食堂 串家物語」、「手作り居酒屋 かっぽうぎ」、「浪花麺乃庄 つるまる」等の事業展開を行っております。
当事業におきましては、「まいどおおきに食堂」を中心に全ブランドの既存店業績の維持・向上のための営業努力の結果、既存店売上前年比を49か月連続で100%超で達成することができ、上場している外食企業として国内最長記録の更新をいたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間中の新規出店は34店舗、直営事業全体の売上高は234億96百万円(前年同期比10.3%増)、セグメント利益は24億49百万円(前年同期比8.0%減)となりました。
<FC事業>
FC事業につきましては、当社トレーナーが各加盟店に臨店して行う調理指導の他、店長会議、トレーナー会議等を通じて直営店における成功事例・問題点の共有を進めることにより更なる集客力の向上を図っております。
今後も加盟企業との親密なコミュニケーションを図りながら問題点の洗い出し・解消を図り、継続的な収益力の向上を目指してまいります。
以上の結果、FC事業全体の売上高は12億23百万円(前年同期比3.5%増)、セグメント利益は8億33百万円(前年同期比6.4%増)となりました。
当社グループの平成27年9月末時点の店舗数は744店舗(直営店(国内)406店舗、直営店(海外)7店舗、FC店(国内)330店舗、FC店(海外)1店舗)となりました。ブランド別の店舗数は以下のとおりです。
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直営店 (国内) |
直営店 (海外) |
FC店 (国内) |
FC店 (海外) |
合計 |
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まいどおおきに食堂 |
139 |
6 |
300 |
- |
445 |
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神楽食堂 串家物語 |
80 |
- |
12 |
- |
92 |
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手作り居酒屋 かっぽうぎ |
40 |
- |
13 |
- |
53 |
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浪花麺乃庄 つるまる |
47 |
- |
4 |
1 |
52 |
|
その他 |
100 |
1 |
1 |
- |
102 |
|
合計 |
406 |
7 |
330 |
1 |
744 |
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して総資産は14億95百万円増加し、195億8百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末から4億97百万円減少し、固定資産は20億円増加しております。流動資産が減少した主な理由は、新規出店による有形固定資産の取得に伴う現金及び預金の減少2億56百万円及び預け金の減少2億18百万円によるものであります。固定資産が増加した主な理由は、新本社研修センター建築等による有形固定資産の増加19億8百万円、敷金及び保証金の増加1億44百万円によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較して10億9百万円増加し、129億4百万円となりました。これは主に新本社研修センター建築及び新規出店に伴う借入金の増加20億47百万円によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して4億86百万円増加し、66億3百万円となりました。これは主に四半期純利益の計上7億73百万円に対し、配当金の支払による支出が2億93百万円あったことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。