当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益は堅調に推移したものの、長期化する米中貿易摩擦や中国の景気減速に伴う影響から輸出や生産の一部に弱さがみられるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
このような状況のなか、当社グループ(以下、「サーラグループ」といいます。)は2016年12月より、「私のまちにはSALAがある ~暮らしとエネルギーのSALAへ~」をテーマに掲げた第3次中期経営計画に基づく重点課題に取り組んでいます。当期は同計画の最終年度として、重点課題に掲げた「お客さま・地域との新たな関係づくり」「魅力あるまち・暮らしづくり」「社員が誇れる会社づくり」に引き続き重点的に取り組みます。さらに、グループの構造改革や働き方改革を推進することにより、次なる時代の成長のための基盤を完成し、「暮らしとエネルギーのSALA」として広く地域に浸透することを目指しています。
当第3四半期連結累計期間におきましては、エネルギー&ソリューションズ事業において前期に実施した中部瓦斯株式会社とガステックサービス株式会社の本社機能の統合に続き、主要事業基盤である豊橋、浜松エリアにおける両社の支店・支社機能の統合を行いました。2019年4月には今回の事業再編の総仕上げとして、2019年12月1日付で両社を合併することを決定しました。従来の「都市ガス」「LPガス」という商品別・会社別のサービスから、「お客さま起点」「地域軸」を主とする体制へ移行することにより、お客さまから選ばれ続けるとともに、サーラグループのエネルギー事業が将来にわたり継続的に成長することを目指します。
また、サーラグループは地域の総合エネルギー企業として電力ビジネスの強化に取り組んでいます。その一環として愛知県豊橋市の臨海部に東三河バイオマス発電所を建設し、2019年7月に営業運転を開始しました。
アニマルヘルスケア事業の株式会社アスコは、2019年9月に同業の株式会社エイ・エム・アイ及びホクヤク株式会社の全株式を取得し子会社化しました。これにより、同社は北関東エリアにおけるシェアを拡大するとともに、北海道エリアへ進出する足掛かりを確保し、動物用医薬品卸売業界におけるさらなるシェアアップを目指します。
さらに、サーラグループが参画する豊橋駅前大通二丁目地区の再開発事業は既存建物の解体工事が完了し、2018年12月に再開発ビルの建設工事に着工しました。サーラグループは本事業において、地域活性化につながるプログラムの推進や施設全体の価値向上に取り組みます。
当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、主力のエネルギー&ソリューションズ事業は原料費調整制度に基づく都市ガス販売価格の調整などにより前年同期の業績を上回ったものの、ハウジング事業において住宅販売棟数が減少したため、売上高は前年同期並みの154,313百万円となりました。利益面はハウジング事業における売上高の減少に加え、カーライフサポート事業において新車販売台数が減少したことから、営業利益は4,432百万円と前年同期比9.4%減少しました。一方、前年同期は営業外費用に為替予約に係るデリバティブ評価損を計上しましたが、当第3四半期連結累計期間は同評価益1,075百万円と営業外収益に転じたことにより、経常利益は6,128百万円と前年同期比28.0%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,163百万円と前年同期比26.8%増加しました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
エネルギー&ソリューションズ事業
売上高75,220百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益3,706百万円(前年同期比7.6%増)
需要期である冬期の平均気温が高めに推移したため、都市ガス、LPガスともに家庭用、業務用の販売量は減少しました。原料価格の上昇に伴う都市ガス販売価格の調整やサーラの電気のお客さま数増加に加え、バイオマス発電所が稼働を開始したことに伴い売上高は増加しました。利益面はLPガスの収益性改善に努めたことから、営業利益は増加しました。
エンジニアリング&メンテナンス事業
売上高19,996百万円(前年同期比5.1%減)、営業利益1,373百万円(前年同期比21.5%増)
土木部門において大型物件の完成工事は増加したものの、建築、設備工事両部門の完成工事が減少したことにより、売上高は減少しました。利益面は土木部門の完成工事高の増加に加え、各部門において採算性を重視した受注の選別により利益率が高い水準を維持したため、営業利益は増加しました。
ハウジング事業
売上高22,290百万円(前年同期比6.4%減)、営業損失605百万円(前年同期は営業損失101百万円)
住宅販売部門において注文住宅の販売は前年同期並みとなりましたが、分譲住宅の販売棟数が減少したため売上高は減少しました。一方、住宅部資材加工・販売部門は、事業エリアにおける好調な市況を背景に大口取引先からの受注が増加しました。利益面は分譲住宅の販売棟数減少による影響が響き、営業損失を計上しました。
カーライフサポート事業
売上高10,286百万円(前年同期比7.1%減)、営業損失286百万円(前年同期は営業損失66百万円)
中古車販売の強化に継続的に取り組んだことにより、フォルクスワーゲン、アウディともに中古車の販売台数は増加しました。一方、主力車種が一時的に出荷停止した影響などからアウディの新車販売台数が減少したため売上高は減少しました。利益面は新車販売台数の減少に加え販売費及び一般管理費の増加の影響により、営業損失を計上しました。
アニマルヘルスケア事業
売上高20,387百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益488百万円(前年同期比18.7%減)
畜産部門、ペット関連部門ともに動物用医薬品の販売が堅調に推移したため、売上高は増加しました。利益面は東日本エリアにおいて競争環境の激化に伴い利益率が低下したことや、販売体制強化に伴う販売費及び一般管理費の増加などにより営業利益は減少しました。
プロパティ事業
売上高3,740百万円(前年同期比11.8%減)、営業利益99百万円(前年同期比56.4%減)
不動産仲介部門は堅調に推移しましたが、分譲部門は土地の仕入れ件数が減少したため前年同期の実績を下回りました。ホスピタリティ部門のホテルアークリッシュ豊橋の業績は、ブライダルの挙式組数が減少したことから前年同期を下回りました。以上により売上高、営業利益ともに減少しました。
②財政状態
(資産)
資産は189,162百万円と、前連結会計年度末と比較して10,514百万円増加しました。これは主に、「商品及び製品」が5,752百万円増加したこと、「仕掛品」が2,446百万円増加したこと、「有形固定資産」が2,195百万円増加したこと、「現金及び預金」が1,490百万円増加したことに対し、「受取手形及び売掛金」が1,674百万円減少したこと、「長期貸付金」が402百万円減少したこと、「投資有価証券」が265百万円減少したことによるものであります。
(負債)
負債は130,813百万円と、前連結会計年度末と比較して7,505百万円増加しました。これは主に、「短期借入金」が4,357百万円増加したこと、「長期借入金(1年内返済予定を含む)」が3,829百万円増加したこと、「賞与引当金」が276百万円増加したことに対し、固定負債の「その他」が586百万円減少したこと、「退職給付に係る負債」が445百万円減少したこと、流動負債の「その他」が440百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は58,349百万円と、前連結会計年度末と比較して3,009百万円増加しました。これは主に、「利益剰余金」が2,908百万円増加(親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により4,163百万円増加、配当の実施により1,254百万円減少)したことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
特記すべき事項はありません。