第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 当社グループは、会社の設立に当たって、その存在意義を明確にしようと掲げたのが、「豊かさの追求」であります。

 当社が存在することによって、多くの人々を豊かにできる会社にしたいと考えております。出店した地域のお客様が豊かになり、多くのお客様に支持されることで会社が豊かになり、さらには従業員、株主、取引先の人々も豊かになる。そのためには、「自分を変え、会社を変え、社会を変える」という経営理念のもと会社は年々変わっていかなければならないと考えております。また、社員一人ひとりも日々向上していく「自己革新」も欠かせないと考えております。

 この経営方針の基に常に会社が変革し続けることで、「ESLP(エブリディ・セーム・ロープライス)」を実現し、「どこよりも安く買物していただける店」をコンセプトとして展開し、お客様の食品に関する支出を引き下げることで、地域消費者の皆様に貢献したいと考えております。

 

(2)中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは、岡山県南部を中心に山陽地区、関西地区、山陰地区、四国地区、九州地区、北陸地区、中部地区、東海地区へと店舗展開してまいりました。今後は、当地区を中心にさらなる市場拡大を図るとともに新たな地区にも積極的に店舗展開を図る予定であります。

 したがいまして出店地域の拡大に伴う競合激化、価格競争に耐えうる基盤作りとして、「ESLP(エブリディ・セーム・ロープライス)」実現のための「ローコスト経営の確立」及び出店加速による企業規模の拡大を図り、更なるマスメリットの追求をすることにより、お客様へ高品質、低価格商品を提供し地域社会に貢献したいと考えております。

 

(3)目標とする経営指標

 目標とする経営指標といたしましては、連結ROE(自己資本純利益率)を安定的に10%以上とすることであります。

 また、お客様への利益還元、株主の皆様への利益配分を両立するための売上高経常利益率5%を目標に掲げております。「ローコスト経営」の推進により圧縮される販売費及び一般管理費については、売上総利益の圧縮(さらなるロープライス)によるお客様への利益還元とし、株主の皆様へは業容の拡大に伴う利益額の拡大で利益配分の拡大を行ってまいりたいと考えております。

 

(4)経営環境

 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善が続き緩やかな回復基調で推移したものの、海外経済の弱含みから輸出や設備投資が減少し先行きの不透明感は増しております。

 小売業界におきましては、業種・業態を超えた販売競争の激化や物流費の値上げ、最低賃金の引き上げによる人件費の増加、パート・アルバイトの採用難が深刻になるなど、大変厳しい状況で推移しております。

 今後の見通しにつきましては、国内景気は緩やかな回復基調で推移される事が期待されますが、将来不安や消費税増税等を背景とした個人消費の低下や業種・業態を超えた販売競争の激化など、小売業を取り巻く経営環境は当連結会計年度と同様に厳しい状況が続くことが予想されます。

 

(5)会社の対処すべき課題

 当社グループは、食を通じて人々の暮らしを豊かに変える「豊かさの追求」という経営の基本方針に則り、「ESLP(エブリディ・セーム・ロープライス)」実現のための「ローコスト経営」を具現化するため、商品開発・生産性向上・物流効率向上の3つを主要な重点項目と捉え、前連結会計年度から引き続き、次の取り組みを継続してまいります。

①店舗集客力の強化、卸売部門の営業強化に対応するため、PBO商品(プライベード・ブランド商品、ブルー・オーシャン商品)の開発強化

②店舗数の増加、出店地域の拡大に対応するため、店舗オペレーションの標準化、単純化、統一化によるAPO化(オールパートオペレーション化)の早期実践

③店舗の広域化に伴う物流センターの整備ならびに物流システムの再構築

 

2【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)業界の消費動向について

 小売業界の業績は、事業展開を行う地域における景気動向・消費動向等の経済情勢、同業・異業種の小売他社との競争状況等により大きく影響を受ける可能性があります。当社グループでは店舗網の拡大を図るとともに、商品開発、販売力の強化等により店舗の活性化を図っておりますが、上記のような業界要因により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(2)当社グループの出店政策について

 当社グループの出店形態は、賃借もしくは事業用定期借地権方式により設備投資額を極力抑えた出店戦略を基本とし、店舗形態は、ディオ店舗に加え、ラ・ムー店舗での出店を中心に計画しております。ラ・ムー店舗は、ショッピングセンター型店舗形態であり、ディオ店舗と比べ設備投資額が増加するのに加え、ショッピングセンター内の各テナントの経営成績及び出退店によって、当社グループの業績が影響を受ける場合があります。出店については、十分な情報収集及び慎重な意思決定に基づき決定しておりますが、出店場所が確保できない場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、何らかの事情により、今後の出店に伴う物流、資金調達、人員の確保が計画通り行えない場合及び当社グループの特徴である「ESLP(エブリディ・セーム・ロープライス)」を実現するための仕入(メーカー、一次卸問屋からの一品大量仕入、卸売業として構築した独自の仕入ルートによる仕入等)が円滑に行えない場合には、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。

(3)24時間営業について

 当社グループは、2019年5月31日現在、全180店舗のうち101店舗で24時間営業を行っております。今後の出店は24時間営業店舗を中心に行っていく方針でありますが、出店に際し地元住民等との調整等により、24時間営業が実施できなくなる可能性があります。顧客にとっての24時間営業のメリットとしては、休業日や閉店時間を気にせず、いつでも来店できることがあります。また、他のコンビニエンスストア等深夜営業の小売事業者よりも、当社グループ商品は、生鮮食品などの食料品の品揃えが豊富であり、価格が安いことが挙げられます。当社グループにとってのメリットとしては、深夜時間帯にも営業を行うことによる売上高の増加、投資回転率が上昇、店舗への商品搬入・陳列が24時間行えることによる効率的な人員配置等があります。デメリットとしては、夜間の環境問題への対応として、騒音対策等の対応が必要となるのに加え、防犯対策の重要性から、機械警備に加え、深夜の警備員による巡回警備や常駐警備などの経費が発生いたします。したがって、これら24時間営業特有の投資や経費の発生にもかかわらず、売上高が計画通りに計上できない場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(4)出店に関する法的規制について

 2019年5月31日現在において、全180店舗中131店舗が「大規模小売店舗立地法」の規制を受けて出店しております。「大規模小売店舗立地法」の主な届出事項及び調整事項は、①新設備、店舗面積の合計、②駐車場、駐輪場、荷捌き施設、廃棄物等保管施設の位置及び数量、③開・閉店時刻、駐車場利用可能時間帯、出入口数及び位置、荷捌き可能時間帯、④駐車場の充足その他による大型店周辺の地域住民の利便性、⑤交通渋滞、駐車、駐輪、交通安全の問題及び騒音の発生、廃棄物、町並み作りへの配慮であります。

 当社グループといたしましては、今後の1,000㎡超の新規出店並びに既存店舗の増改築の際、「大規模小売店舗立地法」の規制を受ける場合がありますが、官公庁及び地域住民の方々との調整を図りつつ、店舗展開を行っていく方針であります。

(5)人材確保・育成について

 当社グループでは今後の事業拡大を図るためには、パート社員を含めた優秀な人材の確保と育成が必要不可欠であると認識しており、採用と教育を専門に行う部署をそれぞれ設けております。しかしながら、雇用環境変化に伴い、流通・小売業界においては、優秀な人材の確保が困難となる可能性も想定されており、当社グループの今後の事業規模の拡大に応じた優秀な人材の確保ができない場合、又は教育が計画どおり進まない場合、出店計画の見直しや、店舗運営レベルの低下等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(6)食品衛生管理について

 当社グループは、小売業として「食品衛生法」の規制を受けております。当社グループでは衛生管理、鮮度管理、温度管理等を行うことにより、食中毒等の発生防止に取り組んでおります。

 過去において、当社グループで処理された食材及び惣菜を原因とする食中毒等が発生したことはありませんが、当社グループの衛生管理のための施策にもかかわらず、食中毒等が将来発生する可能性は否定できず、食中毒等が発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(7)自然災害に関するリスク

 当社グループは、岡山県倉敷市に本社を置き、中国地方、四国地方、九州地方、関西地方、北陸地方、中部地方、東海地方に出店を進めてまいりました。今後は、その他の地域への出店にも積極的に取り組んでまいります。このため、出店地域における地震や台風等の自然災害が発生した場合には、店舗の物理的損害や人材、商品、電力の確保に影響が生じ店舗の営業継続に支障をきたし当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(8)固定資産の減損に関するリスク

 当社グループの営業用資産について実質的価値の下落や事業計画の見直し等により個店別収益が著しく低下し、固定資産の減損処理が今後必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(9)家畜及び養殖魚の疾病等のリスク

 当社グループは、連結子会社に酪農事業、養豚事業及び魚の養殖事業を行う会社を有しております。各社での防疫体制には万全を期しておりますが、牛海綿状脳症(BSE)や豚流行性下痢(PED)のような疾病発生や赤潮等の飼育環境の悪化により、生産物の大量廃棄や販売停止を余儀なくされる可能性があり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善が続き緩やかな回復基調で推移したものの、海外経済の弱含みから輸出や設備投資が減少し先行きの不透明感は増しております。

 小売業界におきましては、業種・業態を超えた販売競争の激化や物流費の値上げ、最低賃金の引き上げによる人件費の増加、パート・アルバイトの採用難が深刻になるなど、大変厳しい状況で推移しております。

 このような環境の中、当社グループでは、食の安心・安全を確保するための品質・鮮度管理の徹底やESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス)による地域最安値価格を目指してまいりました。成長戦略として、大阪府に5店舗、岡山県に3店舗、鳥取県と三重県にそれぞれ2店舗、香川県1店舗の計13店舗の新規出店を行いました。また、2018年9月1日付で広島県及び島根県に6店舗を展開しております㈱小田商店の全株式を取得いたしました。さらに、2018年12月1日付で㈱マミーズより福岡県、熊本県、長崎県の22店舗を事業譲受により取得し、当社グループの営業店が増加しております。

 一方、2018年7月に発生した「平成30年7月豪雨」により、当社グループの6店舗と中国物流RMセンターが浸水等の被害を受けました。また、その他の店舗においても物流の停滞などによる一時休業等の影響を受けました。

 これらの結果、当連結会計年度の売上高は1,834億6千2百万円(前期比11.8%増)となりました。電力料金の値上げなどによる販売費及び一般管理費の増加により、営業利益は27億4千1百万円(前期比47.7%減)、経常利益は29億1千8百万円(前期比45.9%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は店舗等の減損損失及び災害による損失を計上したことなどにより2億8千4百万円(前期比91.3%減)となりました

 また、当社グループのセグメントの経営成績につきましては、小売事業以外に、卸売事業、飲食事業等を営んでおりますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税金等調整前当期純利益が13億3千4百万円、営業活動によるキャッシュ・フローと財務活動によるキャッシュ・フローの資金の増加要因が、投資活動によるキャッシュ・フローの資金の減少要因を上回ったことにより、前連結会計年度末に比べ9億7千8百万円増加し、当連結会計年度末の資金は73億6千3百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動により得られた資金は、71億5千2百万円(前連結会計年度の63億5千7百万円の資金の増加に比べ7億9千4百万円の増加)となりました。

 これは主に、税金等調整前当期純利益(13億3千4百万円)、資金の支出を伴わない減価償却費(54億1千1百万円)、貸倒引当金の増加額(2億6百万円)、減損損失(11億7百万円)、災害損失(5億6千6百万円)、たな卸資産の減少額(1億5百万円)、仕入債務の増加額(9億4千4百万円)、その他の流動負債の増加額(10億7千3百万円)、その他の固定負債の増加額(1億4百万円)などによる資金の増加要因が、その他の流動資産の増加額(8億円)、災害損失の支払額(2億9千8百万円)、法人税等の支払額(28億2千9百万円)などの資金の減少要因を上回ったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動により支出した資金は、85億2百万円(前連結会計年度の83億6千5百万円の資金の支出に比べ1億3千6百万円の支出の増加)となりました。

 これは主に、有形固定資産の取得による支出(67億4千万円)、差入保証金の払込による支出(3億7千4百万円)、建設協力金の支払による支出(2億1千5百万円)、事業譲受による支出(11億8千1百万円)、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出(4億1千4百万円)などの資金の減少要因が、差入保証金の回収による収入(3億4千1百万円)などによる資金の増加要因を上回ったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動により得られた資金は、23億2千9百万円(前連結会計年度の29億6千1百万円の資金の増加に比べ6億3千2百万円の収入の減少)となりました。

 これは主に、短期借入金の増加額(28億円)、長期借入れによる収入(30億円)などによる資金の増加要因が、長期借入金の返済による支出(27億6千万円)、リース債務の返済による支出(1億2千2百万円)、自己株式の取得による支出(2億4千3百万円)、配当金の支払額(3億5千2百万円)などの資金の減少要因を上回ったことによるものであります。

③仕入及び販売の実績

イ.仕入実績

 当連結会計年度における仕入実績をセグメントに関連付けて示すと次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2018年6月1日

至 2019年5月31日)

前年同期比(%)

小売事業

 

 

 一般食品(百万円)

86,517

109.5

 生鮮品(百万円)

46,101

112.7

 雑貨等(百万円)

3,529

110.6

 小計(百万円)

136,148

110.6

その他の事業(百万円)

1,509

94.3

合計(百万円)

137,657

110.4

 (注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

ロ.販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントに関連付けて示すと次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2018年6月1日

至 2019年5月31日)

前年同期比(%)

小売事業

 

 

 一般食品(百万円)

109,237

109.2

 生鮮品(百万円)

64,627

116.4

 雑貨等(百万円)

4,674

126.1

 その他(百万円)

3,799

111.3

 小計(百万円)

182,339

112.1

その他の事業(百万円)

1,122

80.3

合計(百万円)

183,462

111.8

 (注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

当連結会計年度の販売実績を地域別に示すと次のとおりであります。

区分

当連結会計年度

(自 2018年6月1日

至 2019年5月31日)

前年同期比(%)

小売事業

 

 

 中国・四国地区(百万円)

84,746

111.8

 関西・中部地区(百万円)

81,998

107.0

 その他(百万円)

15,594

153.3

 小計(百万円)

182,339

112.1

その他の事業(百万円)

1,122

80.3

合計(百万円)

183,462

111.8

  (注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

当連結会計年度の単位当たり小売事業売上高は、次のとおりであります。

項目

当連結会計年度

(自 2018年6月1日

至 2019年5月31日)

前年同期比(%)

小売事業売上高(百万円)

182,339

112.1

売場面積(期中平均)(㎡)

1㎡当たり期間売上高(円)

233,459.79

781,030

107.9

103.9

従業員数(期中平均)(人)

1人当たり期間売上高(円)

6,905

26,406,819

122.7

91.4

 (注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。

2.期中平均従業員数(臨時雇用者を含み、当社グループの製造部門を除く。)は8時間換算をもとに算出しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成にあたり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

 

②財政状態に関する分析

 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

(流動資産)

 当連結会計年度末における流動資産の残高は、182億4千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億円増加いたしました。

 その主たる変動要因は、貸倒引当金の増加による減少(△0百万円から△2億6百万円へ2億6百万円減少)に対し、現金及び預金の増加(63億8千4百万円から73億6千3百万円へ9億7千8百万円増加)、商品及び製品の増加(57億1千万円から59億8千3百万円へ2億7千3百万円増加)、その他の流動資産の増加(31億円から42億1千1百万円へ11億1千1百万円増加)などによるものであります。

(固定資産)

 当連結会計年度末における固定資産の残高は、541億2千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ37億6千7百万円増加いたしました。

 その主たる変動要因は、有形固定資産の増加(401億5千9百万円から424億9千1百万円へ23億3千2百万円増加)、投資その他の資産の増加(100億2千3百万円から114億8千4百万円へ14億6千1百万円増加)などによるものであります。

(流動負債)

 当連結会計年度末における流動負債の残高は、287億7千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ64億6千8百万円増加いたしました。

 その主たる変動要因は、未払法人税等の減少(15億2千1百万円から7億3千6百万円へ7億8千5百万円減少)に対し、支払手形及び買掛金の増加(107億円から124億8千9百万円へ17億8千9百万円増加)、短期借入金の増加(33億2千2百万円から79億9千5百万円へ46億7千2百万円増加)、その他の流動負債の増加(62億6千7百万円から69億7千4百万円へ7億6百万円増加)などによるものであります。

(固定負債)

 当連結会計年度末における固定負債の残高は、103億8千万円となり、前連結会計年度末に比べ2億4百万円減少いたしました。

 その主たる変動要因は、資産除去債務の増加(20億8千2百万円から25億4千4百万円へ4億6千1百万円増加)、その他の固定負債の増加(13億7千8百万円から15億6千4百万円へ1億8千5百万円増加)などに対し、長期借入金の減少(64億1千2百万円から55億7千9百万円へ8億3千3百万円減少)などによるものであります。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産の残高は、332億1千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億9千6百万円減少いたしました。

 その主たる変動要因は、自己株式の増加による減少(△3億1千3百万円から△5億5千7百万円へ2億4千3百万円減少)などによるものであります。

 

③経営成績に関する分析

(売上高と営業利益)

 当連結会計年度における売上高は1,834億6千2百万円(前期比11.8%増)となりました。

 当社グループでは、当連結会計年度において、ラ・ムー太子店(大阪府南河内郡)、ラ・ムー鳥取東店(鳥取県鳥取市)、ラ・ムー寝屋川店(大阪府寝屋川市)、ラ・ムー飯山店(香川県丸亀市)、ラ・ムー堺インター店(堺市中区)、ラ・ムー彩都店(大阪府茨木市)、ラ・ムー津南店(三重県津市)、ラ・ムー伊賀上野店(三重県伊賀市)、ラ・ムー大東新田店(大阪府大東市)の9店舗のほか、「ザ・大黒天」1店舗、「ら・む~マート」3店舗の合計13店舗の新規出店、広島県及び島根県に食品スーパーを展開する㈱小田商店より6店舗を株式取得により取得、㈱マミーズより福岡県、熊本県、長崎県の22店舗を事業譲受により取得したことなどにより、売上高は堅調に推移いたしました。

 売上総利益は419億1千万円(前期比9.2%増)となりました。

 販売費及び一般管理費は391億6千8百万円(前期比18.3%増)となりました。主たる変動要因は、電力料金の値上げに伴う増加などによるものであります。なお、売上高対販売費及び一般管理費比率は21.4%となり、前連結会計年度比1.2ポイント増加いたしました。

 これらの結果、営業利益は27億4千1百万円(前期比47.7%減)となりました。

(営業外損益と経常利益)

 当連結会計年度における営業外収益は、受取保険金や助成金収入の増加などにより、前期比2千8百万円増の2億1千3百万円となりました。営業外費用は、支払利息の増加などにより、前期比5百万円増の3千5百万円となりました。

 これらの結果、経常利益は29億1千8百万円(前期比45.9%減)となりました。

(特別損益)

 当連結会計年度における特別利益は、受取保険金及び受取補償金の計上があったものの、投資有価証券売却益が減少したことなどにより前期比2億1千8百万円減の8千9百万円となりました。また、当連結会計年度における特別損失は、保有する店舗等の減損損失及び災害による損失の計上により、16億7千3百万円となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

 前述の結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は13億3千4百万円(前期比76.6%減)となりました。法人税、住民税及び事業税を18億9千6百万円計上し、法人税等調整額を当連結会計年度より連結納税制度の適用を前提とした税効果会計を行ったことなどにより△8億5千5百万円計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8千4百万円(前期比91.3%減)となりました。

 この結果、1株当たり当期純利益金額は20円19銭となりました。

④キャッシュ・フローの状況の分析

 キャッシュ・フローの内容分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ②キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照ください。

 

当社グループのキャッシュ・フロー指標

 

2017年5月期

2018年5月期

2019年5月期

自己資本比率(%)

53.9

50.3

45.7

時価ベースの自己資本比率(%)

136.1

118.1

66.9

債務償還年数(年)

0.9

1.7

2.1

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

415.7

285.3

218.1

(注)1.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

2.債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

3.インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い

4.各指標はいずれも連結ベースの財務数値によって計算しております。

5.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。

6.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。

7.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債の内、利子を支払っている全ての負債を対象としております。

8.利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

 

⑤経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

⑥資本の財源及び資金の流動性

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、M&A等によるものであります。

 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は147億8千4百万円であります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は73億6千3百万円であります。

 

4【経営上の重要な契約等】

(株式譲渡契約)

 当社は、2018年6月19日開催の取締役会において、㈱小田商店の全株式を取得し、子会社化することを決議し、2018年6月26日付で株式譲渡契約を締結し、2018年9月1日に全株式を取得いたしました。

 なお、詳細につきましては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。

 

(事業譲渡契約)

 当社は、㈱マミーズの事業の一部をマミーズ㈱(当社の連結子会社)に譲り受けるため、2018年10月31日付で事業譲渡契約を締結し、2018年12月1日に事業を譲り受けました。

 なお、詳細につきましては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。

 

5【研究開発活動】

 該当事項はありません。