第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

(1)事業等のリスク

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

(2)継続企業の前提に関する重要事象等

新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大に伴う日本政府による入国制限やまん延防止等重点措置、自治体からの自粛要請等は、訪日客及び国内外食需要に重要な影響を与えてまいりました。

当社グループにおきましては、2023年3月以降行動制限の緩和が進んだこと等を背景とする個人消費の活発化や、インバウンド需要の回復により、既存店の売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前である2019年に近い水準で推移してまいりました。しかし8月において、昨年から続く物価上昇に加え、猛暑や、新型コロナウイルス感染症の陽性者数の増加等によって消費者の外食需要が減退して売上高が落ち込んだこと等により、当第2四半期連結会計期間(2023年6月1日から2023年8月31日)では営業損失を計上いたしました。

消費者及び訪日客の外食に対する需要や行動の変化にはまだ見極めを要するとみられるなど、今後の事業環境はまだ不透明であり、当社グループを取り巻く環境は引き続き見通しの立てにくい状況が続くものと考えられることから、営業債務の支払い及び借入金の返済等の資金繰りに懸念が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。

このような事象又は状況を解消するために、当社グループは、提供する付加価値と客単価のバランスを見直して客数の回復と売上高の確保を図るとともに、人手不足やコスト高騰といった課題への対策を実施し、収益を確保するための経営基盤を強化してまいります。

しかしながら、コロナ禍を経た消費者及び訪日客の外食に対する需要や行動に生じた変化が当社グループの想定とは異なっており、上記の施策により十分な効果を得ることができないという可能性も考えられること、当社グループの財務体質はいまだ強固ではないこと、金融機関と締結した借入契約の一部については、今後の継続支援を前提とするものの一旦は契約上の返済期限が短期になっていることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しております。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、2023年3月にマスクの着用が個人の判断に委ねられたこと、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが変更されたこと等により経済活動の正常化が進んだ一方、円安の進行やウクライナ情勢等に起因した物価上昇等もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況です。

外食業界におきましては、消費者の外食需要が経済活動の正常化につれて回復してきたものの、2023年7月から8月にかけての猛暑や新型コロナウイルス感染症の感染拡大等による減速もみられました。人手不足や食材費等の価格高騰も続いており、事業環境は依然として厳しい状況です。

このような状況の下、当社グループは、人手不足、コスト高騰、そして事業環境の変化といった課題への対応に取り組んでまいりました。

当第2四半期連結累計期間におきましては、外食需要の回復や国内外からの旅行客の増加等により売上高は好調に推移してまいりましたが、8月において、昨年から続く物価上昇に加え、猛暑や、新型コロナウイルス感染症の陽性者数の増加等によって消費者の外食需要が減退し、売上高が伸び悩みました。なお、前年同期との比較におきましては、前年同期はコロナ禍の影響を強く受けた状況であったことから、売上高、利益ともに大幅に回復しております。

これらの結果、売上高は5,537百万円(前年同期比22.0%増加)、営業利益は83百万円(前年同期は営業損失351百万円)、また、営業外収益として協賛金収入19百万円及び持分法による投資利益10百万円を計上したこと等により、経常利益は132百万円(前年同期比126.1%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は78百万円(前年同期比386.9%増加)となりました。

当第2四半期連結累計期間におけるセグメントの状況は次の通りであります。

①XEXグループ

「XEX」をはじめとする高級レストラン事業であるXEXグループについては、引き続き、高付加価値化の方針のもとでブランド力向上のための企画や、インバウンド需要の取り込みに取り組んでまいりました。当第2四半期連結累計期間におきましては、売上高は当初堅調に推移しておりましたが、後半にかけてやや減少傾向に転じました。物価上昇や猛暑、新型コロナウイルス感染症の陽性者数の増加等によって消費者の外食需要が落ち込んだこと等が要因であると考えております。なお、前年同期との比較におきましては、前年はコロナ禍の影響を強く受けていたことから、売上高は大幅に増加しております。

この結果、当第2四半期連結累計期間の同グループの売上高は2,159百万円(前年同期比24.4%増加)、営業利益は155百万円(前年同期比8744.2%増加)となりました。なお、店舗数は直営店9店舗となりました。

②カジュアルレストラングループ

カジュアルレストラングループについても、付加価値の向上と客単価の引き上げに努めてまいりました。イートインの営業につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けの変更により、都心部に出勤する方が増加し、また企業における外食に関するルールの緩和が進んだ結果、順調に回復してまいりましたが、2023年8月には、猛暑や新型コロナウイルス感染症の陽性者数の増加等によって回復が踊り場となりました。デリバリーの営業につきましては、外食需要の回復に伴って需要が低下したことに加え、デリバリーを行う人手の不足もあり、売上高はコロナ禍前である2019年の水準を下回りました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の同グループの売上高は3,378百万円(前年同期比20.5%増)、営業利益は368百万円(前年同期比438.0%増)となりました。

FC店であった「PIZZA SALVATORE CUOMO センター南」及び「PIZZA SALVATORE CUOMO 綱島」を直営化し、それぞれ、「PIZZA & PASTA SALVATORE センター南」及び「SALVATORE CUOMO & BAR 綱島」としてリニューアルオープンいたしました。また、直営店「SALVATORE CUOMO & BAR 蒲田」及び「STEAK THE FIRST 北新地」、並びにFC店「PIZZA SALVATORE CUOMO 三井アウトレットパーク北陸小矢部」を閉店いたしました。このほか、直営店「STEAK THE FIRST 高田馬場」の業態を変更し、「SALVATORE CUOMO & GRILL 高田馬場」としてリニューアルオープンいたしました。店舗数は直営店39店舗、FC店27店舗となりました。

③その他

その他は、人材派遣事業(ただし同事業は休眠中)により構成されております。当第2四半期連結累計期間の同グループの売上高は-百万円(前年同期は売上高-百万円)、営業損失は1百万円(前年同期は営業損失1百万円)となりました。

 

(2)財政状態

①資産の状態

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は3,041百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円減少いたしました。これは主として、1年以内に回収予定である関係会社貸付金のうち一部の返済を受けたこと等によるその他の流動資産の減少68百万円等によるものです。固定資産合計は1,974百万円となり、前連結会計年度末に比べ6百万円増加いたしました。これは主として、店舗設備の維持更新工事を行ったことによる建物及び構築物の増加56百万円等によるものです。

この結果、総資産は5,015百万円となり、前連結会計年度末に比べ5百万円減少いたしました。

②負債の状態

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,401百万円となり、前連結会計年度末に比べ57百万円減少いたしました。これは主として、仕入高の増加による買掛金の増加73百万円、金融機関に対する借入金の返済による短期借入金の減少108百万円及び1年内返済予定の長期借入金の減少39百万円、未払消費税等の減少等によるその他流動負債の減少82百万円等によるものです。固定負債合計は2,231百万円となり、前連結会計年度末に比べ26百万円減少いたしました。これは主として、1年内返済予定の長期借入金への振替等による長期借入金の減少13百万円等によるものです。

この結果、負債合計は4,633百万円となり、前連結会計年度末に比べ83百万円減少いたしました。

③純資産の状態

当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は381百万円となり、前連結会計年度末に比べ78百万円増加いたしました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上78百万円等によるものです。

この結果、自己資本比率は7.6%(前連結会計年度末は6.0%)となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度の期末残高と比較して56百万円減少し、1,984百万円となりました。

①営業活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、195百万円の収入超過(前年同期は282百万円の収入超過)となりました。

これは、税金等調整前四半期純利益111百万円に減価償却費85百万円、減損損失20百万円等の調整を加味した上で、売上高の増加に伴う売上債権の増加額102百万円、棚卸資産の増加額14百万円及び仕入債務の増加額73百万円、未払金の増加額54百万円、未払消費税等の減少額63百万円等があったことによるものです。

②投資活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、74百万円の支出超過(前年同期は69百万円の支出超過)となりました。

これは、有形固定資産の取得による支出144百万円等があったことによるものです。

③財務活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、178百万円の支出超過(前年同期は31百万円の支出超過)となりました。

これは、短期借入金の減少額108百万円、長期借入金の返済による支出52百万円等があったことによるものです。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。なお、当第2四半期連結会計期間末における有利子負債残高は2,271百万円であり、負債・純資産合計に占める割合は45.3%となっております。

 

(5)継続企業の前提に関する重要事象等を解消するための対応策

当社グループには、「第2〔事業の状況〕1〔事業等のリスク〕」に記載の通り、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。

このような事象又は状況を解消するための課題として、当社グループは、事業上の課題として人手不足への対応、コスト高騰への対応、及び事業環境の変化への対応の3点を、また財務上の課題として財務体質の強化及び金融機関取引の正常化の2点を認識しております。

事業上の課題のうち、人手不足への対応につきましては、給与制度の一部見直しや、老朽化した店舗設備の更新による労働環境の改善、積極的な採用活動等を進めております。十分な人材を確保するには時間を要するものと見込まれるため、引き続き、採用活動の強化や人事制度の見直し等を行ってまいります。コスト高騰につきましては、メニューの見直し等により一定程度影響を吸収できておりますが、今後も価格上昇が続くと見込まれることから、一層の努力を続けてまいります。事業環境の変化につきましては、経済活動の正常化が進む中で、外食需要に生じる変化にいち早く対応できるよう、顧客の動向の把握に注力してまいります。

財務上の課題への対応といたしましては、事業上の課題への対応による収益力の強化とキャッシュ・フローの改善が最も重要であると考えております。並行して金融機関との密接かつ良好な関係の維持、強化に努め、返済期限の長期化に向け協議を行ってまいります。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金調達の基本的な方針について重要な変更はありません。

 

(7)主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第2四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次の通りであります。

新設

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備

内容

投資金額

資金調達方法

着手及び完了

年月

完成後の増加能力

増加客席

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

㈱ワイズテーブルコーポレーション

PIZZA & PASTA SALVATORE センター南

(神奈川県横浜市)

カジュアルレストラングループ

店舗設備

18

18

自己資金

2023.3

2023.4

37席

㈱ワイズテーブルコーポレーション

SALVATORE CUOMO & BAR 綱島

(神奈川県横浜市)

カジュアルレストラングループ

店舗設備

8

0

自己資金

2023.6

2023.8

31席

 

(8)生産、受注及び販売の実績

当第2四半期連結累計期間において、来店客数が増加し売上高が回復した結果、仕入及び販売の実績が、前年同期の実績に比べて増加しております。詳細につきましては、「第2〔事業の状況〕2〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕(1)経営成績の状況」に記載の通りであります。

 

(9)研究開発活動

該当事項はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結はありません。