第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)  業績の状況

当社グループは、ITとインターネットをベースに新しい市場を切り拓き、新しい産業を創造する「次世代の総合商社」を目指し、今期は、「国内の流通ネットワークの拡大とコンテンツ開拓」・「海外マーケットプレイスのネットワーク拡大と関係強化」・「国内外での投資育成推進によるグローバルコマースのネットワーク拡大」を戦略の主軸として事業の拡大を図っております。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は15,146,874千円(前年同期比4.7%増)、営業利益は501,023千円(前年同期比55.9%減)、経常利益は557,268千円(前年同期比52.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は195,852千円(前年同期比76.4%減)となりました。

なお、各段階利益が前年同期に比べ減少しているのは、インキュベーション事業における営業投資有価証券の売却益の計上が当第3四半期連結累計期間になかったことが主な要因であり、Eコマース事業においては前年同期に比べ増収増益となっております。

 

事業のセグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

①Eコマース事業 

クロスボーダー部門の「海外転送・代理購入事業(FROM JAPAN)」におきましては、代理購入事業「Buyee」でのECサイトの取扱拡大を目指し、送料割引キャンペーンなど積極的にプロモーション費用を投下いたしました。また、倉庫移転及び面積拡張により出荷件数の増加を図りました。さらにはオンライン決済の対応通貨の拡大等のユーザビリティ向上施策を実施したこと、また為替が円安傾向であったことも追い風となり売上高、営業利益が好調に推移しました。

「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」におきましては、米国倉庫やカスタマーサポートの内製化に伴う新サービス導入等によって流通総額が増加し、売上高、営業利益は堅調に推移しました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,120,424千円(前年同期比8.6%増)、営業利益は502,083千円(前年同期比180.3%増)となりました。

 

バリューサイクル部門におきましては、買取面では、4月から人気女性タレントを起用した新CMによりブランド品宅配買取サイト「ブランディア」の更なる認知度向上を図り、5月には延べ利用者数が200万人を突破しました。また、買取関連サイト群の改修によるユーザビリティの向上も図り、買取件数、買取金額ともに、順調に推移しました。販売面では、自社販路の「ブランディアオークション」のシステム改修によりユーザビリティを向上させるとともに、出品サイトの追加を行った結果、売上高は堅調に推移しました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,022,970千円(前年同期比9.7%増)、営業利益は281,819千円(前年同期比1.4%減)となりました。

 

 

リテールライセンス部門の「商品プロデュース・ライセンス事業」におきましては、人気アイドルグループやマスターライセンスを保有するアーティストの公式ECサイトのリリース及びリニューアルによるEC強化を図るとともに、日本のアーティストブランドの認知を世界の流通市場に拡大すべくマスターライセンスブランド商品を海外の店舗で販売するトライアルを台湾にて実施した結果、売上高が好調に推移しました。

また、今後の商品開発力、市場開拓力の強化を目的として、キャンドルなどのインテリア雑貨の企画・販売を行う株式会社SWATiを連結子会社化し、商品企画・開発を進めております。

「ネットショッピング事業」におきましては、顧客ポートフォリオマネジメントを進化させることによりコンバージョン率の向上を図るとともに、ファッション・美容関連のオリジナル商品の開発・販売強化に注力しましたが、買取商材の在庫消化により粗利益率が低下しました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,986,034千円(前年同期比18.2%増)、営業利益は75,992千円(前年同期比44.2%減)となりました。

 

Eコマース事業全体では、当第3四半期連結累計期間の売上高は15,129,429千円(前年同期比11.6%増)、営業利益は859,896千円(前年同期比43.1%増)と過去最高益となりました。

 

②インキュベーション事業 

「投資育成事業」におきましては、主要な新興国におけるオンライン総合マーケットプレイス企業とオンライン決済企業への出資に続いて、専門型オンラインマーケットプレイスへの投資を進めております。特に市場の大きな分野でもある自動車・不動産・ファッション・ヘルスケアに注目しております。

また、日本国内においても昨今の訪日旅行客の増加をビジネスチャンスととらえ、民泊ホスト向けに一括管理ツールなどを提供する企業や訪日旅行客向けに商品情報の多言語表示アプリを提供する企業に出資をいたしました。

既存の投資先については事業成長にあわせて投資回収を進める一方で、投資育成事業において保有する営業投資有価証券について、一定の基準に基づいて評価し、営業投資有価証券評価損を売上原価に計上しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は18,318千円(前年同期比98.0%減)、営業損失は82,364千円(前年同期は営業利益801,310千円)となりました。

 

 

(2)  財政状態の分析

①  資産

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は13,113,416千円となり、前連結会計年度末と比べ18,258千円の増加となりました。

内訳といたしましては、流動資産合計が11,525,818千円となり、前連結会計年度末と比べ261,223千円の減少となりました。その主な要因は、増加要因として、営業投資有価証券1,001,356千円、未収入金168,784千円の増加、減少要因として、現金及び預金1,512,606千円の減少であります。
 また、固定資産合計は、1,587,598千円となり、前連結会計年度末と比べ279,481千円の増加となりました。その主な増加要因は、投資有価証券105,625千円、のれん42,442千円、無形固定資産その他に含まれるソフトウェア39,816千円、建物及び構築物(純額)38,187千円の増加であります。

 

②  負債

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は4,674,786千円となり、前連結会計年度末と比べ394,763千円の減少となりました。 

内訳といたしましては、流動負債合計が4,410,379千円となり、前連結会計年度と比べ420,255千円の減少となりました。その主な要因は、増加要因として、預り金183,633千円、支払手形及び買掛金121,120千円の増加、減少要因として、未払金615,696千円、未払法人税等147,797千円の減少であります。

また、固定負債合計は、264,406千円となり、前連結会計年度と比べ25,491千円の増加となりました。その主な要因は、長期借入金15,360千円、資産除去債務12,602千円の増加であります。

 

③  純資産

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は8,438,630千円となり、前連結会計年度末と比べ413,021千円の増加となりました。その主な要因は、増加要因として、利益剰余金195,852千円、為替換算調整勘定180,664千円、非支配株主持分90,548千円の増加、減少要因として、資本剰余金210,455千円の減少であります。 

 

(3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)  研究開発活動

該当事項はありません。